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トルマリンって ・ ・ ・ ・ ・ 何?

 この鉱物について皆さんはどの程度ご存知でしょうか?宝石に関心のある女性の方ならオパールと並ぶ10月の誕生石としてお馴染みでしょうが、一般的にはまだまだ未知の存在といってもいいかもしれません。 しかし、このトルマリンが、にわかに注目を集めています。それはこの石の持つ不思議なパワー独自の効用が広く世に知れ渡るようになったため、単なる宝石ではなく、人間の健康、さらには環境の改善にまで役立つ画期的な素材として、今後様々な分野において活躍が期待されているのです。現代社会にマッチした素材トルマリンの特性、効果について、このページからご紹介いたします。

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電気石トルマリン

 最初にトルマリンの不思議な力に着目したのは、のちに妻マリーとともにノーベル物理学賞を受ける若き日のピエール・キュリーと、その兄ジャック・キュリー兄弟でした。1880年、彼らはトルマリンに圧力や熱を加えると電気が発生することを発見しました。以来、数ある地球上の鉱物の中で、ただひとつ電気を帯びる鉱石として「電気石」と呼ばれるようになりました。後にいろいろな学者達によって、トルマリンはどれだけ小さく砕かれても、1000度近くに熱しない限り、永久に電気を発生しつづける「永久電極」である事が確認されました。

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電気発生メカニズム

 小さく砕かれたトルマリンの結晶の両端には、常に+極と−極が存在します。このうちの+極は、太陽から地上へと降り注がれる電子を引き寄せて取り込み、−極へと送ります。すると−極側から1つ余ったマイナスイオン電子がはじき出され水中や体表面など電気の流れやすいところへと放出されます。このときに水を電気分解したり、皮膚の表面で電流を作るといった働きが起こり電子が消費されます。そして消費された電子は新たに+極から補充されマイナス極へと繰り返します。こうした運動が永久電極として電子を発生しつづけるわけです。こうした結晶の内部で電子を輸送する働きを持つ鉱石はトルマリンだけなのです。

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微弱電流がもたらすメリット

 永久電極として微弱電流を流しつづけるトルマリンですが、その特性は我々に多くの効用をもたらしてくれます。まず、私たちの体を考えてみましょう。人体のあらゆる臓器や器官には絶えずごくわずかな電気が流れています。こうした身体を駆け巡る微弱な電流、つまり生態電流によって、各臓器や器官と大脳間の情報の伝達やコントロールが行われます。言うならば、人間の身体を健康に保つために欠かせないのが生態電流というわけです。一度この機能が狂うと生態のバランスが崩れ、不健康な状態を招いてしまいます。それを外部から生態電流程度の刺激を与える事で回復させようとするのが、東洋医学の経絡理論に基づくツボ療法です。トルマリンの永久電極の作用には人体の皮膚表層やツボ(電気の通りが良い点)に生態電流とほぼ同じ数十マイクロアンペアの電流が流れ適度な刺激によって、新陳代謝や血液循環、視床下部の働きが促され、体が活性化されるといわれています。

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マイナスイオンとプラスイオン 

 微弱な電流を発生させるトルマリンは,同時にマイナスアルカリイオンを生み出すという性質を備えています。マイナスイオンが体によく,逆にプラスイオンが体に悪影響を及ぼすことは長年の研究によって明らかにされています。その身近な例として,自然のただ中、特に森林や滝壷周辺などマイナスイオンの多いところでは精神的にも肉体的にも癒されることも皆さんもご経験なさっていることでしょう。

マイナスイオンの働き

食欲増進 血液浄化 細胞活性
疲労防止  自律神経の調節
 血圧効果 快眠

プラスイオンの働き

血圧上昇 不眠 不快感など

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 もともと空気中にはマイナスイオンとプラスイオンが両方存在しており,私たちはそれを呼吸や皮膚表面などからその電荷とともに吸収しています。マイナスイオンがプラスイオンより少し多いのが人間に最も適した状態だと研究からわかっていますが、現代社会ではそのバランスが崩れる傾向にあります。蛍光灯やテレビ等の電化製品、車の排気ガス、タバコの煙、OA機器など,プラスイオンの発生源に囲まれた暮らしが,健康的であるはずがありません。これらプラスイオンの害を減らすのに、トルマリンが大いに役立つといわれています。

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 トルマリンは空気中であってもマイナスアルカリイオンを発生させます。放出されたマイナスイオンはプラスイオンを中和し,さらに呼吸器や肌の表面から身体に吸収されて、血液や体液を健康な状態である弱アルカリ性にするという作用を及ぼします。マイナスイオンというと「マイナスイオン空気発生器」が思い浮かびます。市販の製品の多くは高電圧の放電によって空気をイオン化するもので、この方式だとマイナスイオンと一緒にオゾンや活性酸素など有害な物質も作り出してしまいます。トルマリンは有害な副産物を一切出しませんのでその点でも優位性は際立っています。

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トルマリンのさまざまな特徴

 永久的に微弱な電流とマイナスアルカリイオンを発生させるトルマリンは、他にも様々な特徴を持っています。例えば、水分子の集団=クラスターを細かく分解する働き。マイナスアルカリイオンによる水の弱アルカリ化、そしてトルマリン鉱石自体に含まれるミネラル分の溶出によるミネラル化等の作用で、普通の水道水をおいしく、体にいい水に変化させる働きがあります。また界面活性効果、トルマリン鉱石をお風呂に入れると肌がすべすべになったり、湯持ちがよくなったり、浴槽が汚れにくくなったりします。これらは界面活性効果のおかげです。こうしたトルマリンによる界面活性に優れた水を使えば、洗浄力を高め、少しの潜在で皮膚や衣類等の汚れを落とすことができます。

 これら以外のにも●脱臭・消臭効果●抗菌効果●抗菌作用による鮮度維持、腐敗防止●植物の発育・成長を促す効果●遠赤外線効果●美白効果など、数多くの特徴が認められており、いかにトルマリンが画期的な素材であるかが理解できます。

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トルマリンの限りない未来

 現在、トルマリンの主な原産国はブラジル、スリランカ、マダカスカル、アメリカ、中国、インド、ネパール等です。宝石に加工以外にこれといった用途もなく鉱石の大半が捨てられるといった時代が長く続きました。しかしその素晴らしい特性が解明されるに至り、今後は次世代の新しい素材として脚光を浴びることは間違いありません。事実、トルマリンの特性に様々な分野の研究家や企業人が大いに着目しており、トルマリンを利用した繊維製品やセラミック製品、プラスチック製品などが既に多数かいはつされ世に出ています。家庭用品から産業排水の浄化システムといった大型プロジェクトに至るまで、あらゆる分野においてトルマリンのミラクルパワーが注目されているのです。

 環境の汚染やストレスのたまる生活で疲れきっている現代人に心身ともに健康をもたらすために、さらに人間らしく暮らせる豊かで潤いのある環境の実現のために、トルマリンには多方面から大いなる期待がかけられています。トルマリンは、そうした期待をかけるにふさわしい限りない可能性を秘めているといっても過言ではありません。

トルマリンの宝石言葉「希望」が、その未来を明確に言い表しています。

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