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趣味が昴じてわらしべ聴者 スピーカー比較 |
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音の最終出口となるスピーカー!勿論プレイヤー、アンプも大事だがスピーカーも疎かには出来ない!種類が変われば性質も変わる!同じ繋げるのであれば自分にあったものを使いたい。しかし器機の相性もあり、メーカーの宣伝だけでは果たして良いのか悪いのかこればかりは繋げてみないと判らない!
仮に自分に合ったスピーカーを手に入れたとしても、暫くすれば音に飽きてくる。人とは勝手なもので、飽きたままで終わってしまうと、スピーカーというものは部屋のスペースを圧迫するだけの邪魔な存在となる。もっと良い音を望むと、部屋中が箱だらけになり、それを収める専用部屋まで必要となる。どちらにせよ興味の無い者にとっては邪魔者扱いされるだけのただの箱にすぎない。だが一度でも音が脳裏に焼きつく様な経験をしてしまうと大変で、これがわかれ道になってしまう。
ここでは、スピーカーに絞って、新旧問わず聴き比べをしながら買い換えに至った経緯や、その時に感じたことを書いてきた。この中での買い替えポイントとは、「脳裏に焼きつく音」だ。つまり、人は音楽を聴くことで音に対して感動と刺激を受ける。その刺激が脳に焼き付いてしまい、これが延々と離れない!そして脳は「これ以上の音をもっと入れろ!」と命令する。命令されたら違うスピーカーを手に入れ、また新たな感動と刺激を脳に注ぎ込む。こうなると以前のスピーカーではもう刺激を受けない、と同時に脳は嫌味な部分を特に目立つように識別し、「そのスピーカーを早く処分して、次の刺激を入れろ!」と命令する。この繰り返しが脳の命令によるオーディオ中毒なのか・・・ |
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Pioneer CS-F99 30cm 3ウェイ型スピーカー 定価:100,000円 ペア (1977年発売) #001
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78年頃より愛用していたセット。メインはレコードとカセットテープ。当時よく聴いていたジャンルは、ソウルディスコ!系、ドナ・サマー、スティービー・ワンダー、ラブ・アンド・キッスイズ、シルバーズ、アースウィンド・アンド・ファイアー、エモーションズ等々。また、歌謡曲や洋楽ポップス、ジャズや映画音楽など。
パイオニアは当時から、「チッチッチッ、シャリシャリ、ドンドン」と、メリハリの利いたイメージだった。それに併せて愛車のカーステも、パイオニア!そしてその後のカロッツェリアへと利用していた。
このスピーカーは、全体のバランスとして中高音が強めに鳴っていた。ただ高音中音共にボリュームツマミがあったので調整する事ができ、これは重宝できた。また超低音30cmのウーハーを装備しており、大音量で駆動させた時のパワー感は大口径さまさまだった。 |
<SPEC>
低音30cmコーン型、中音12cmコーン型、高音2.5cmドーム型
再生帯域/30Hz〜30kHz
入力:90W出力 音圧:91dB
寸法:380(W) x 758(H) x 363mm(D) 重量:29kg(1本)
1977年時定価:50,000円 (1本)
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AIWA SC-E80 3WAY スピーカー 定価:******円 ペア (1979年頃発売) #002
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EXPO70'の万国博覧会で交通網が一気に拡がり、大阪の梅田から千里中央まで新御堂筋が走り、ちょうど中間に位置する江坂駅、元々は畑一面の場所にダイエー、大同生命、東急ハンズやパチンコやが駅周辺に次々と現れ、一気に盛んになった町に、丁度80年頃、マツヤデンキが構えていた。その2階はオーディオ専用フロアで、ちょくちょく覘きに行き、当時は音質というものに然程気にはしなかったが、ただ単に良い音がするステレオは?と店員さんに尋ね、やけに自信を持って薦めてきたのが、この
アイワ AIWA のミニコンポーネントであった。フルサイズコンポも沢山展示してあったが、「この辺のものよりずっと良い音がしますよ!」と言っていたのを記憶にある。
実際並んでいたフルサイズコンポに比べ、確かに音質が良かったので購入を決め、持ち帰って初めて聴いたとき、所有のパイオニアのコンポセットよりも図体はずっと小さいが、単純に良い音がする!と感じ、こちらのAIWAセットを中心に音楽を聴いていた。
元々このコンポにセットされていたスピーカーはSC-E50だったが、後に上位クラスとなるSC-E80を購入して使用。このセットは90年頃までの長い付き合いで、暇があれば毎日の様に音楽を楽しませてくれていた。その後は違う機種を買い替え購入したが、そんな中、これは良いなと思う機種には出会えず、と言うよりも、このアイワ・コンポが持つ音質が、脳裏に焼きつくほどインパクトが強かったんだと、後にわかった優秀な機種でもあった。 |
<SPEC>
●SC-E80 3WAY スピーカー
形式:3ウェイ・3スピーカー密閉型
再生周波数範囲: 45Hz - 20kHz
最大出力: 80W
定格感度レベル: 90dB/2.83V/1m
インピーダンス: 8Ω
ウーファー: 20cm コーン型
ミッドレンジ:6cm
ツィーター: 4cm ソフトドーム型
寸法:250W × 420H × 260D cm
質量: 9.1 kg (1台)
●PRIAMPLIFIRE C7 [MODEL NO.S-C7]
音声入力:Phono MM-MC/AUX1/AUX2/TAPE1/TAPE2
プリアウト出力端子1 電源コンセント出力: 最大200W
SWITCHED:2系統、UNSWITCHED:1系統 電源:AC100V、50-60Hz
消費電力: 5W
外形寸法: 250(W)×72(H)×240(D)mm
質量:2.3kg
●DC STEREO AMPLIFIRE P7 [MODEL NO.S-P7]
定格出力: 50W/50W
スピーカー出力:2系統
インピーダンス:A/B 4-16Ω/A+B 8-16Ω
ヘッドホン出力 1系統
INPUT入力端子1系統 電源:AC100V、50-60Hz
消費電力: 120W
外形寸法: 250(W)×72(H)×240(D)mm
質量:5.5kg
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YAMAHA 5.1ch NX-P210/NX-C210/SW-P201 定価:\29,800(1994年発売) #003
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70年代はCD-4で、90年代に入るとサラウンドという言葉が俄かに出てきだした。それから5.1chサラウンドが定番になって来た時代でもある。スタイルは中高音と低音部が分離し、センターが追加された。
2Way、許容入力30W、最大100W!、僅かはがきサイズ大のスピーカー5台と、50Wスーパーウーハーの5.1chサラウンドシステムスピーカーセット。当初はこんなおもちゃみたいな物で良い音が鳴るのかと思いながらも、小型ながらなかなか迫力のある立派な音響効果が得られ、当時は正直感心した! |
<SPEC>
【メイン/センター/リアスピーカー】
●型式: フルレンジ密閉防磁型
●ユニット: 8cmコーン型
●許容入力: 30W ●最大入力: 100W
●再生周波数帯域: 140Hz〜20kHz ●出力音圧レベル:
86db/2.83V,1m
●入力インピーダンス: 6Ω
●外形寸法: 100W×140H×113Dmm
140W×100H×112Dmm(センター) ●重量: 0.7kg(1台)
【A-YSTスーパーウーファー】
●方式: アドバンスド・ヤマハ・アクティブ・サーボ・デクノロジー方式
●ユニット: 16cmコーン型(防磁) ●定格出力: 50W(5Ω)
●再生周波数帯域: 30Hz〜200Hz ●消費電力: 32W
●外形寸法: 200W×395H×384Dmm ●重量: 9.3kg
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BOSE 301 Music Monitor-U 定価 109,600円 (税込)(1985年頃発売) #008 |
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この301MM II も201同様、ダイレクト/リフレクティング”理論で構成されている。ただ、こちらは高域用が2基搭載され、正面側やや内向き、後方側外向けと振り分けられている。これによって定位感も良く感じ、ウーハーは大型化され音質の重厚感も増している。それらのよさから2chピュア的な使用でも迫力のある音も得られるが、じっくり聴くという事ではどうしてもぼやけてしまう。 |
2ウェイ・ダイレクト/リフティング方式・防磁設計
ユニット 低域用:20cmコーン型 高域用:7.5cmコーン型×2
入力 70-250W
インピーダンス8Ω
外形寸法 433(W)×265(H)×235(D)mm
重量9.5kg(1本) |
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JBL CONTROL1 コンパクトスピーカー 定価 オープン円 (税込)(1997年頃発売) #009 |
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アメリカのスピーカーと言えばJBLの存在も大きい! 外観のスタイルではBOSE 101MM 的だが、こちらにはツイーターが装着されている。「高域の透明感には高い評価を得ている」と言うことで手にしたスピーカーで、一般家庭での利用となると101に比べ、さすがに高域も確りして音の輪郭がキリッと引き締まった感じを受けた。勿論低域に限界があるので、控えめな音量であれば2chピュアでもスッキリと聴くことができた。 |
2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計
ユニット 低域用:13cmコーン型高域用:バランスドライブ型
周波数帯域 70Hz〜20kHz
入力 125W
インピーダンス4Ω
外形寸法 157(W)×233(H)×147(D)mm
重量1.8kg(1本) |
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BOSE MODEL 121 R-L SYMMETRICSYSTEM 定価 49,800円 (税込)(1992年頃発売) #011 |
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このボーズ121は、コーン紙にマイカ(雲母)を混合させたフルレンジドライバーを採用。耐久性と表現力豊かな広がりのある低音を強調し、更にしっかりしたやさしいサウンドに仕上げている。過去に聴いてきた製品からボーズお得意の11.5cmフルレンジに改良を加え、こだわりとして音質での味わいが加味されている。ただ、この辺りのブックシェルフサイズになると、他メーカーのライバル機も沢山あり、比較した場合、ボーズの音質には聴く人によって好き嫌いが分かれるようで、不満も出てくる。 |
1ウェイ・バスレフ方式・防磁設計
ユニット11.5cm コーン型
入力 60-120W
インピーダンス6Ω
外形寸法 270(W)×168(H)×180(D)mm
重量4.2kg(1本) |
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BOSE MODEL 314 Direct Reflecting 定価 63,000円 (税込)(1996年頃発売) #013 |
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ダイレクトリフレクティング理論を応用した314型。ツイーターを5.1cmに小型化し更に高域を出した感じ。ただ、301MMの後継機なのだと思うが、比べると音質の良さは若干劣る感じがした。ここまで色々とボーズの箱型スピーカーを聴いてきたが、一般家庭では部屋の形状も様々で、じっくり聴くには反射音に違和感を覚えることもある。逆に店舗や小規模の宴会場、ステージのあるカラオケ店等では、ダイレクトリフレクティング理論の良さが発揮できるのではと思う。 |
2ウェイ・バスレフ方式・防磁設計
ユニット
高域用:5.1cm ステレオターゲッティング用
7.5cm ダイレクトリフティング用
低域用:20cmコーン型
入力 75W
インピーダンス8Ω
外形寸法 410(W)×260(H)×240(D)mm
重量 5.1kg(1本) |
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B&W CDM2 定価 ---円 (1996年頃発売) #016 |
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「CDM1ほど音楽愛好家の心をつかんで離さないものはない」と言うキャッチフレーズをどこかで見てから、当時すでに旧機種でもあったが手に入れた。DM601S2と比較すると、外観の重厚感には何処かよりズッシリしたものを感じるし、音質も全体的に引き締まり感と厚みがあると一聴してわかる。逆に601S2の方が新しいだけ高域感はあるが、全体バランスではCDM2の方が好ましかった。 |
●形式:2ウェイ・2スピーカー バスレフ型
●使用ユニット:26mm メタルドーム・トゥイーター、
165mm ケブラーコーンミッドバス
●再生周波数帯域:51Hz〜30kHz -6dB
●出力音圧レベル:87dB(2.83V/1m)
●公称インピーダンス:8Ω(最低4.3Ω)
●クロスオーバー周波数:4kHz
●入力:30-120W
●外形寸法:220(W) x 316(H) x242mm(D)
●質量:7kg (1本) |
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DENON SC-A33XG 定価 31,500円ペア (税込)(2004年頃発売) #020 |
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外観の突き板光沢塗装は漆塗りにも似た仕上げで、なんとも云えない美しさがあり、90kHzの超高音を叩き出すスーパーツイーターを搭載しているということで購入意欲が湧いたスピーカーだった。考えれば日本製のスピーカーも久しぶりで、正直期待もしていた。実際その実力はというと???。安価なだけに仕方がないのだろうが、内容はお粗末な物だった。 |
形式/2ウェイ・2スピーカー、密閉型、防磁設計(EIAJ)
ユニット/12cmコーン型グラスファイバーウーハー×1、
ダイレクトドライブスーパーツイーター×1
入力インピーダンス/6Ω
最大許容入力/120W(PEAK)、80W(EIAJ)
周波数帯域/70Hz〜90kHz
クロスオーバー周波数/4kHz
平均出力音圧レベル/86dB
寸法/W140×H230×D153mm
質量/2.0kg(1台)
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TANNOY Mercury M1 Cherry 定価 -----円 (税込)(1995年頃発売) #022 |
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英国タンノイと言えば、昔から大型の高級品と言うイメージがあったが、このMercury M1はエントリー向けの小型ブックシェルフ型スピーカーだ。音質はスッキリ大人しく出っ張った所のない優しい音で、小編成のクラシックやジャズなどを小音量でシットリ聴くのに向いている感じがした。ただ、音量を上げてアップテンポのものを聴くと、さすがに音が軽く、ここぞと言うところに踏ん張りがない。長所短所がはっきり分かれるスピーカーだと感じた。 |
●形式:2ウェイ2スピーカー Rear ported reflex 型
●使用ユニット:高域用:2.5cm ソフトドーム型
低域用:13cm ロングスルーペーパーコーン型
●再生周波数帯域:55Hz〜20kHz ±3dB
●出力音圧レベル:87dB (2,83V/1m)
●公称インピーダンス:8Ω
●推奨アンプ出力:10〜70W MAX 100W
●クロスオーバー周波数:2.5kHz
●外形寸法:170W×300H×200Dmm
●質量:3kg (1本)
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TANNOY Mercury M2 Cherry 定価 -----円 (税込)(1995年頃発売) #023 |
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M1の大き目バージョンの Mercury M2 Cherry、 同じく小音量では優しく品のある音色で、低域ユニットが大きくなった分若干ゆとりもあり、ボーカルにも適度な低音が乗り柔らかい感じだ。ただ、スッキリ感はあるのだが、キリッとしたシャープさパンチ力に欠け、大音量は苦手かなと感じるスピーカーだ。 |
●形式:2ウェイ2スピーカー Rear ported reflex 型
●使用ユニット:高域用:2.5cm ソフトドーム型
低域用:16.5cm ロングスルーペーパーコーン型
●再生周波数帯域:50Hz〜20kHz ±2dB
●出力音圧レベル:88dB/(2,83V/1m)
●公称インピーダンス:8Ω
●推奨アンプ出力:10〜80W MAX120W
●クロスオーバー周波数:2.5kHz、6dB
●外形寸法:203W×380H×270Dmm
●質量:6.2kg (1本)
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B&W ROCK SOLID SOUNDS モニター 定価 55,000円 (税込)(1993年頃発売) #026
B&W ROCK SOLID TWIN BASS 定価 ---円 (税込)(1993年頃発売) |
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販売当初、結構雑誌等での評判も良かったが、「SOLID?何処のメーカー?」と認知度は低かった。この手のサイズではBOSE101MMが一番人気があり、一人勝ちの様相を呈していたが、しかしいざ手にして試聴してみると、逆に音質ではこちらの方がずば抜けていると実感した。後でこれは、B&W
社が別ブランドとして手がけた「ROCK SOLID SOUNDS」モニタースピーカーであることが分かったのだが。
本体に可変スタンドが付いており、縦横に角度を変えられる。壁や天井にもブラケット代わりとして取付が可能となり、モニター用、サラウンド用、また横向けにしてセンタースピーカーとしても利用できる。一時期は7本揃え、サブウーハーとの5.1chはAVアンプへ+TV専用の2ch用として使用し、150Wの耐入力があり小音量でも軽く鳴るので、テレビの貧弱な外部スピーカー出力に直接繋いでいた。TVの音楽番組等では立派な音が鳴り、2chだけであればアンプも要らないと正直感じた。
SOLID TWIN BASS は SOLID モニター専用で、さすがに繋がりバランスは抜群。結構大型だが、その分豊かな低音で貧弱さはなく、ハイレベルな高級大型スピーカーで聴いている様に感じるほどだ。 |
インピーダンス8Ω
入力150W
(H)23cm,(W)16cm,(D)15cm
BASS SIZE (H)20cm,(W)59cm,(D)45cm |
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JBL Northridge Series N24 定価 29,400円 (税込)(2000年頃発売) #028 |
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JBL Northridge Series で一番の小型スピーカーN24。SOLID MONITOR のような小型サイズでも立派な音が出ることに興味が湧き、試してみたくなって手に入れたものだ。このN24もコンパクトサイズながら、中高音の拡がりもなかなか力強い音を出してくれ、ちょっとしたメインでの使用もできそうだ。勿論、低音は期待できないので、サブウーハーとの併用だが。 |
8オーム、86db、75Hz〜20kHz 寸法:170(W) x 240(H) x150mm(D) 2.2kg |
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B&W VM1 定価 28,000円 (1本)(2002年頃発売) #029 |
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B&W がホームシアター向けに手がけたVM1だ。見た目とは違って、中高音の広がり感のある伸びのよさと程良い低音には嫌みが無く、やはりその辺りはB&Wのスピーカーだと感じる。
この形の特徴として、本体の円盤形スタンドは取り外し可能で、縦置横置に配置ができ、また壁や天井にも付属の可変ブラケットを利用して取り付けが出来る。TVブラウン管の横においても大丈夫な防磁設計で、時にはフロント用、センター用、サラウンド用と、あらゆる用途で設置できるよう工夫されている。ただ、本格的な試聴にはサブウーハーが必要だろう。
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●形式:2ウェイバスレフ型/防磁設計
●使用ユニット:25mm トゥイーター、
105mm コーン・ミッド/ウーファー
●周波数帯域:65Hz〜22kHz(-6dB)
●出力音圧レベル:91dB(2.83V/1m)
●公称インピーダンス:8Ω
●クロスオーバー周波数:3.5kHz
●推奨アンプ出力:25〜100W(8Ω、ノンクリッピング)
●外形寸法:522高さ×124幅×93mm奥行
●質量:2.7kg (1本)
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JBL 4312M 3Way Compact Monitor 定価 71,400円 ペア(税込)(1999年頃発売) #031 |
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JBLのスピーカーは、特にディスコブーム全盛期(70後半〜80年前半)の頃には、日本全国何処のディスコホールでも必ずと言っていい程「ブルーのフェイスにオレンジのJBLロゴ」が目に入り、豪快に響きわたっていた。さすがにこの4312Mでは、コンパクトなだけに豪快にまでとはいかないものの、全盛期時代のドナサマーや、スティービーワンダーなどをならしてみると、小さいなりにも確かにヨーロッパや日本製のスピーカーにはない独特の音作りと雰囲気が感じられる。
ロングセラーJBL独特のスタイルをそのまま小さくしたボディは、見ているだけでも楽しくなり、小さいなりにアンプを選ばず、中高音が良く響くため、サブウーハーを一緒に加えれば、結構な雰囲気を出してくれる。 |
<SPEC>
形式
3ウェイ・ブックシェルフ型
使用ユニット
LF 133mm径ペーパーコーン・ウーファー
MF
50mm径ペーパーコーン・ミッドレンジ
HF 19mm径リブレス・チタンドーム・ツィーター
インピーダンス 4Ω
許容入力 75W
出力音圧レベル 89dB(2.83V/1m)
周波数特性 60Hz〜40kHz(−6dB)
クロスオーバー周波数 5kHz / 10kHz
寸法(W×H×D) 181×300×180mm
重量 4.0kg
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B&W DM303 定価 38,000円ペア (2002年頃発売) #032 |
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B&W社の一般普及用モデルのDM303。メタルドームツイーターとウーハー部には、フランスのデュポン社製ケブラーを採用したコーンミッドレンジの使用等、こだわりが感じられる。これで抜群の音が鳴ってくれればと思うのだが、さすがにそういう訳にもいかず、B&Wとしては価格相応と言ったところだ。 |
Technical Specifications : DM303
Description
2-way vented-box
system.
Dimensions
Height: 331mm Width: 201mm Depth:
242mm
Net Weight
5kg / 11lb
Freq. Response
72Hz -
20kHz ± 3dB on reference axis
Freq. Range
-6dB at 52Hz and
30kHz
Sensitivity
88dB spl (2.83V 1m)
Normal
Impedance
8 ohms (minimum 4.3 ohms)
Power Handling
25W -
100W into 8 ohms on unclipped programme
Drive Units
Unit 1: 1x
160mm (6") woven fibreglass cone bass/mid-range
Unit 2: 1x 26mm (1") metal
dome high-frequency
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セレッション CELESTION A1 定価 168,000円 (税込)(1999年頃発売) #034 |
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80余年の伝統ある英国セレッション社製。このA1を手に入れ視聴した瞬間、眼前の広がり感が今まで聴いてきた音とは違い、完全に一皮むけた様な感覚を受けた。そしてこのスピーカーと出会った事が、今まで所有した全てのブックシェルフ型を手放すきっかけになった。
A1は結構大柄なブックシェルフ型で、専用スタンドを付けるとちょっとしたフロア型の大きさにもなる。その分低音も豊かで、中高音の広がりの中にも定位の良さを感じ、チタンドーム採用のツイーターには歪み感が少なく、とても心地好いサウンドを響かせてくれる。ただ、専用スタンドの有無が音質の違いを生み出すことも感じ、できればスタンドをセットしたままがベストだ。
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●方式 : 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計
●使用ユニット :2.5cmチタンドーム型 ×1、17.5cmコーン型 ×1
●周波数特性 :43Hz〜20kHz ±2dB
●出力音圧レベル :88dB/2.83V/m
●インピーダンス :4Ω
●推奨アンプ :30-150W
●クロスオーバー周波数 :3kHz
●外形寸法 :幅240×高さ410×奥行340mm
●重量 :14.5kg
専用スタンド
●外形寸法 :幅280×高さ600×奥行400mm
●重量 :5.7kg(1本) × 2
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B&W XT2 定価 147,000円 (税込)(2005年頃発売) #036 |
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このXT2は、エレガントでスタイリッシュな曲面をアルミ合金の押し出しで実現しており、手に持った瞬間、少々のパワーではびくともしないのではと感じ取れる程、貴婦人的なスタイルからは想像できない重量感がある。早速アンプに繋いだところ、他の機種に比べて音が小さく、かなりパワーを要求するスピーカーだと直感した。しかしアンプのボリュームを上げて行くと、何処までも歪みの少ない音が伸び、ステレオイメージが立体的に綺麗に広がって行く。低音の量感もたっぷりしており、さすが頑丈なボディ様さまといった感じだ。ただ、ボディスタイルを見ていると、金属的なスカッと明るく抜けの良さそうな音がしそうだが、逆に湿っぽさを感じた。 |
【SPEC】
●形式:2ウェイ・2スピーカー バスレフ型
●使用ユニット:25mm メタルドーム・トゥイーター、
130mm ケブラー コーン・ミッド/ウーファー
●再生周波数帯域:46Hz〜50kHz(-6dB)
●出力音圧レベル:85dB(2.83V/1m)
●公称インピーダンス:8Ω(最低5.2Ω)
●クロスオーバー周波数:4kHz
●外形寸法:152W×313H×200Dmm
●質量:5kg (1本)
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DALI ダリ Evidence 470 参考価格 365,400円 (税込)(2003年頃発売) #038 |
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デンマーク製のダリ・エヴィデンス470。国内では馴染みの薄い機種で、Evidence(証明)という意味から自信の有る傑作機か?どうかは判らないが、ダリの本社ホームページでは、同クラスではライバルが存在しないと書かれていただけに、それなりの自信はあったのだろう。
そしてアンプに接続して出てきた音は、一聴して「何と爽やかで嫌味のない穏やかな音なんだろう」と感じた。あらゆる曲を聴けば聞くほど、ジャンルの苦手さも出さず、中高音の色艶、生々しいボーカル、深い味を出す立体的なスケール感が次々と胸に訴えかけ、そして感動させられる。
さすがに今まで聴いてきたスピーカーと比較すると別格な存在であり、そうなると結局このエヴィデンス470だけ手元に残り、過去に所有していた全てのスピーカーを手放す事になった。 |
【SPEC】
形式:3ウェイ・バスレフ
・ドライブユニット:2.5cmソフトドーム型ツイーター×1、
15.5cmウーファー×2
・Frequency responce +/- 3dB: 35-29,000Hz
・インピーダンス: 4Ω
・クロスオーバー周波数: 550/3,000Hz
・パワーハンドリング: 30〜200W
・出力音圧レベル:90dB/W/m
・寸法: W215 x H970 x D315mm
・重量: 21Kg
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Sonus faber ソナスファベール Concertino 定価 ---円 (税込)(1994年頃発売) #039 |
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ズッシリと重く、外観の大半をレザーで巻いたボディに、イタリアンデザインのお洒落さが加わり、スピーカーも楽器のように見える。試聴してみて、今まで聴いてきた音とはまた違った味付けで、実に艶っぽく色っぽい?そんな感じがした。バイオリンやチェロの音に艶がありとても気持ち良く、女性ボーカルではウットリさせられる。カンツォーネなど聴くと真に心地よく、やっぱりイタリアのスピーカーなんだと感心させられるのだが、逆にこれでロックやディスコなどを聴くと、スカッとしたヌケが控えめで湿っぽく、さすがに似合わないし、また聴こうと思わない。それよりもフィリッパ・ジョルディアーノのような、お色気たっぷりのイタリアン歌手のボーカルが聴きたくなる様なスピーカーだ。 |
●形式:2ウェイ2スピーカー フロントバスレフ型
●使用ユニット:高域用:2.0cmドーム型 低域用:14cmコーン型
●再生周波数帯域:50Hz〜20kHz ±2dB
●出力音圧レベル:86dB/W/m
●公称インピーダンス:8Ω
●推奨アンプ出力:25〜100W
●クロスオーバー周波数:2.6kHz、6dB/oct
●外形寸法:210W×325H×275Dmm
●質量:7.3kg (1本)
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ELAC エラック CL310 JET 定価 199,500円 (税込)(2000年頃発売) #040 |
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世界中のアワードを総なめにした革命的な小型スピーカーとして、ELACの名を世界に知らしめたと言われるドイツ製エラック CL310JET。外観とは違い金属的な音は無く、ワイドレンジで柔らかい中高音域と、太い低音域はサイズを遥かに超えており、聴くどんな音楽にも薄っぺらさを感じさせない。設置によってはスピーカーの背面や上下左右からも音が出ているような立体的な奥行感もあり、大変面白いスピーカーだ。ジャーマンサウンドと言えば「カラヤン」が浮かび「ワルキューレの騎行」等のフルオーケストラも多々聴いてみたが、このスピーカーとの相性は良いみたいで、結構楽しめた。 |
型番 ELAC CL310 JET
形式 2ウェイ・バスレフ
ウーハー 115mmコーン・タイプ
トィータ JET
クロスオーバー周波数 3300Hz
入力 定格70W/最大90W
周波数特性 42 - 30,000Hz
能率 86dB/2.83V/1m
インピーダンス 4Ω
サイズ H208×W123×D282mm
重量 5.5 kg
カラー ブラック仕上げ
専用スタンド LS STAND 310(別売 \40,000/pair)
スタンドサイズ H665(床スパイク含まず)×W235×D315mm
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DALI ダリ IKON1 定価 105,000円 (税込)(2005年頃発売) #041 |
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ダリの小型システム IKON1。2.8cmの ソフトドームと1.7×4.5cmのリボンのユニットを1枚のアルミプレートに配置した複合ツイーターを搭載したエントリー機だ。高域はスムーズで滑らかな広がりがあり、低域は控えめで荒っぽく無く、全体の繋がりがスムーズで聴きあたりは良いのだが、しかし逆に言うと何処か素直すぎる?面白みの無い優等生のようなスピーカーだと言えるのかもしれない。 |
【SPEC】
●形式:3ウェイ・3スピーカー フロントバスレフ型
●使用ユニット:28mm ソフトドーム
1.7×4.5cmリボン・トゥイーター、
130mm コーン・ミッド/ウーファー
●再生周波数帯域:46Hz〜30kHz
●入力感度:87dB(2.83V/1m)
●公称インピーダンス:8Ω
●推奨アンプ出力:25〜100W
●クロスオーバー周波数:2.9kHz/14kHz
●外形寸法:150W×350H×256Dmm
●質量:5.2kg (1本)
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Audio Pro オーディオプロ IMAGE 44 定価 110,000円 (税込)(2005年頃発売) #042 |
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スウェーデン製、オーディオプロのIMAGE44。 外観は細身ながら117.5cmの高さがあり、更に黒色のピアノ調デザインも加わりインパクトがある。低いソファーであれば見上げるほどの高さになる北欧サイズ?
音質は低歪みで拡がり感のある澄み切った音、クールなようだが暖かさをも併せ持つ感じで、笛、ラッパ、弦、ピアノ等も伸びやかに鳴らす。沈み込むほどのものは無いが低音も良く出ているスピーカーだ。
ここまで色々なスピーカーを鳴らして来たが、面白いのは、それぞれ、その国の持った味付けというものを感じる。スウェーデンの歌手では有名なABBAが思い浮かぶが、このIMAGE
44 でアバを鳴らしてみると、輝かしさとノリ、セクシーさが生き生きとしている。さすがに相性が好いみたいだ。
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【SPEC】
・形式:2ウェイ・バスレフ
・ドライブユニット:2.5cmソフトドーム型ツイーター、
11.4cmウーファーx2
・クロスオーバー周波数:2.800Hz
・再生周波数帯域:43〜25.000Hz
・出力音圧レベル:90dB/W/m
・インピーダンス:8Ω
・パワーハンドリング:10〜125W
・寸法:W265xH1175xD245mm
・重量:15.3Kg
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KEF ケフ Model Q1 定価 58,013円 (税込)(2002年頃発売) #044 |
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KEF の販売スタイルは定価設定が低く、安く感じる反面値引率が小さく、それに比べ他メーカーは高額設定だが値引率は大きい。正直どちらでもいいのだが・・・。このModel
Q1、ウーハーの中にツイーターを埋め込んだUni-Qスタイルは高域と低域が一体となり、再生音は聴いていて充分にスムースさが伝わってくる。また定位の良さにボーカルがぼやけず、発音がハッキリしておりとても聴き取りやすい。これは小音量時にとても有効だ。またさほど周りに影響されにくい構造なのか、設置にあまり気を使わなくてすんだ。 |
モデル Q1
Design 2 way bass reflex
ドライバーユニット
LF: 165 mm (6-1/2”) UNI-Q with
HF: 19 mm
(3/4”) aluminium dome
Frequency response at 15° horizontally off axis ±3 dB
45 Hz
- 27 kHz
クロスオーバー 2.8 kHz
Amplifier requirements 15 - 120 W
Sensitivity (2.83V/lm) 91 dB
Maximum output 111 dB
インピーダンス 8Ω 防磁型
重量 6.25 Kg
大きさ (H x W x D) 350 x 220 x 320 mm
色 ブラックアッシュ
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Victor SX-WD5 天然ウッドコーン 定価 79,800円 (税込)(2004年頃発売) #045 |
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ウーハー、トゥイーター共に、木そのものを振動板にしてしまった世界初、ビクター独自のスピーカー!手にしたときはズッシリとまるで木の固まりの様で、造りの良さから何かの楽器?の様に感じた。音質は、おっ!さすがに木のスピーカーだと思わせる、温かさが即伝わってきた。大音量時には、ウルサイと感じる弱点も見せず、派手さを抑え、高域は明快さがあるにもかかわらず柔らかく、耳触りのよいのが特徴だった。 |
■型式:バスレフ型 2WAY 防磁形
■スピーカー:2cm ウッドドーム型トゥイーター
11cm ウッドコーン型ウーファー
■インピーダンス:6Ω
■最大入力:定格入力 25W 最大入力 100W
■再生周波数帯域:55Hz〜50,000Hz
■外径寸法:143(W) × 257(H ) × 243(D)mm
■質量:3.5Kg
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ミッション Mission 771 定価 ---円 (税込)(2005年頃発売) #046 |
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ミッションはかなり以前から、ツイーターとウーハーを上下逆さまにしたスタイルをとっており、スピーカースタンド等を利用して耳の高さで聴くと、ボーカルも音場位置関係も優秀で、とても聴きやすい。音質はイギリス製らしく、上から下までフラット指向でとくべつ音に色付けを感じず、どんなジャンルでも聴き易く、刺激的な音は控えめでくせがない。ただ、どちらかと言えば、ガンガン聴くより、小音量でもいろんな音がロス無くよく聞こえるため、ボリューム控えめにしてゆったり聴くのに適している。 |
●形式
2ウエイ2スピーカー・ リフレックスデザイン
ブックシェルフ型、
●使用ドライバー・ユニット
Treble: 25mm ferrofluid-cooled
viscous-laminated
fabric dome tweeter with neodymium
magnet;
Mid/bass: 130mm Aerogel membrane
●クロスオーバー周波数 3kHz
●周波数特性 75Hz〜20kHz
●音圧レベル 87dB SPL(2.83V/1m)
●インピーダンス 8Ω
●耐入力 25W〜100W
●寸法・重量 310H×172W×229Dmm、3.8kg (1本)
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B&W LM1 定価 42,000円 (税込)(2002年頃発売) #047 |
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ボディは高強度ポリプロピレンで成型されており、全天候型で湿気の多い浴室や、アウトドアでのテントの中でも使用できる設計となっている。勿論、風呂場で使う人がいるとは思わないが・・・。B&W LM1ブックシェルフサイズの多目的スピーカーだ。中高音の広がり感ある伸びのよさと、程良い低音には嫌みが無く、その辺りはB&Wのスピーカーだ。 |
【SPEC】
●形式:2ウェイバスレフ型/防磁設計
●使用ユニット:25mm トゥイーター、
105mm コーン・ミッド/ウーファー
●周波数帯域:65Hz〜22kHz(-6dB)
●出力音圧レベル:91dB(2.83V/1m)
●公称インピーダンス:8Ω
●クロスオーバー周波数:3.5kHz
●推奨アンプ出力:25〜100W(8Ω、ノンクリッピング)
●外形寸法:280高さ × 140幅 × 191mm奥行
●質量:2.4kg (1本)
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KEF ケフ Model iQ3 定価 62,108円 (税込)(2005年頃発売) #050 |
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ウーハーの中にツイーターを埋め込んだUni-Qスタイルの2代目、iQシリーズ。Qシリーズからの大きな変更は、ツイーターがまん丸から楕円形に変更されているところ。音質は、聴いた瞬間から中高音が一面にフワッと伸びる感覚に、ボーカルがセンターでピタリと位置し歌いだす。低音もゆとりがあり、本当に6万円台のスピーカーなのかと思うぐらいで、嬉しくなる。これぞ真のハイ・コストパフォーマンス機だと感じた。
大編成のオーケストラからジャズやロック、歌謡曲から演歌まで、何を聴いても良く合う。特にボーカル辺りから上の音がハッキリと出てくるので、以外や80年代前後のDISCOミュージックのノリがとても良く、また嫌味がないので聴いていて楽しい。SOUL
バラッドやJAZZ も同様に、ボーカルの発音がとても聴き易く濁らないので自ずと雰囲気が出てくる。
ブックシェルフ・スピーカーでありながら、リスニング・ルームを大音量で満たすことができ、さほど周りに影響されにくい構造の為か、何処においても良い音が鳴り、設置が容易なスピーカーだ。 |
●Design - Two way bass reflex
●Driver Units - 165 mm (6-1/2”) UNI-Q
19 mm (3/4”) aluminium
dome HF
●Frequency response at 15° - 45 Hz - 40 kHz
●Crossover frequency - 2.8 kHz
●Amplifier requirements - 15 - 120 W
●Sensitivity (2.83V/lm) - 89 dB
●Maximum output - 110 dB
●Nominal Impedance - 8 ohm
●Magnetic shielding - Yes
●Weight - 6.7 Kg
●Dimensions (H x W x D) - 365 x 220 x 327 mm
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Sonus faber ソナスファベール Concertino Domus 定価 207,900円 (税込)(2005年発売) #051 |
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Concertinoシリーズの3代目?大半をレザー巻きにしたボディはソナスファベール(音工房)独特のデザイン。そしてスピーカーも楽器の一つとして考え、エンクロージャーも僅かに響かせて音を出すスタイルを取っているのはソナス独特の工法。ウェットな音質もどこか陽性的に聴こえるのは、革が影響しているのかも。
3代のConcertinoを聞き比べてきて感じるのは、ねっとり→スッキリへと段階を踏んで変化してきた事。ただスッキリと言っても、しっかりとウエット感は残っており、弦の響は相変わらず良い!そこに加え、外観のスタイル、ツィーターやウーハーまで全て変更されており、アンプのパワーがいくらでも入って行く。ガンガン鳴らしても音が崩れないところは、さすがに良い方向に進化したんだと感じる。
どんなジャンルでもそつなく鳴らせるが、どちらかと言うと暖かさを感じる音だけに、弦やボーカルが魅力で、それらを中心に聴きたくなるスピーカーだ。 |
●形式
2ウエイ2スピーカー・ ブックシェルフ型、
フロント・バスレフ方式
●使用ドライバー・ユニット
高域 19mm口径リング・ラジエーター
中・低域
150mmペーパー・コーテッド・コーン使用
フリー・コンプレッション・ドライバー
●クロスオーバー周波数 3.6kHz
●周波数特性 50Hz〜20kHz
●音圧レベル 88dB SPL(2.83V/1m)
●インピーダンス 4Ω
●耐入力 30W〜150W
●寸法・重量 180W×330H×270Dmm、6kg (1本)
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HECO 社製 Vogue 5.1 A SUR 定価 ---円 (税込)(2003年頃発売) #052 |
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ドイツHECO社製 Vogue 5.1 A SUR のメインスピーカー部。一見して小さい!可愛い!の二言。これをアンプに繋いで音が鳴るんかいなと正直不安になる。ところが80Wの耐入力はボリュームをかなり上げてもなかなか歪まない・・・驚いた!サブウーハーと一緒に鳴らせば立派な中高音の音場が広がり、何処から音が鳴っているのかと思わせる程、スピーカーの無い?シアタールームのような感覚だ。
小音量ではそうでもないが、さすがに大音量で長時間聴いていると少々疲れるかな?と思うが、しかし生半可なブックシェルフ型では負けるよ!位の実力を持っており面白い。 |
★スピーカー★
●形式: 2ウェイ2スピーカー 防磁密閉型
●使用ユニット: 15mmトゥイーター 80mm ウーハー ●再生周波数帯域: 70Hz〜30kHz
●出力音圧レベル: 90dB/W/m ●公称インピーダンス: 4-8Ω
●推奨アンプ出力: 22〜80W ●外形寸法: 88W×127H×84mmD
●質量: 0.6kg (1本) |
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ELAC エラック CINEMA 2 SAT 定価 31,500円 ペア(税込)(2003年頃発売) #053 |
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エラックCINEMA2、これもドイツ製でコンパクトなスピーカー。HECOよりも一回り大きい。やはり同様に中高音の伸びの拡がりは立派。聴き比べると、こちらの方が僅かにゆとりがある感じがした。どちらにしてもこの大きさで、これだけ立派な音を出せると思うと、オーディオが更に楽しくなってくる。しかし、人の耳というものは大変に勝手なもんで、長時間聴いているとやっぱり飽きてくる。 |
型番 ELAC CINEMA 2 SAT
形式 2ウェイハイパスフィルター内蔵密閉型(防磁)
ユニット 80mmコーン×1 19mmリングドーム×1
クロスオーバー周波数 3,800Hz
入力 定格45W/最大65W
周波数特性 90 - 21,000Hz
能率 85dB/2.83V/1m
インピーダンス 6Ω
サイズ H132×W88×D102mm
重量 0.95 kg
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JBL 4312MUWX 3Way Compact Monitor 定価 79,000円 (税込)(2008年頃発売) #055 |
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1999年以来待ちに待ったJBLの新型コンパクト機 4312M II WX!旧型のスタイルをそのまま継承したところはJBLの風格が残っていて、これがまたいい!中身は全てのSPユニットの変更とインピーダンスの引き上げでアンプの対応巾を広げている。
音質は、旧機種に比べ下と上との巾が広がり、かなりエネルギッシュになっている!勿論サイズ的にズンと来る低音は無いが、メインSPとして発揮できるパワー感は持っている。旧型同様JAZZボーカルには味があり、またフルオーケストラの場合、旧型では少々無理を感じたが、新型MUでは、聴き心地よさまで感じ、かなり立派になっている。過去の良い部分を残した上で更にレベルを向上させ、内外共に味のあるスピーカーに仕上がってるのを実感した。
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形式
3ウェイ・ブックシェルフ型
使用ユニット
LF 133mm径ピュアバルブ・ホワイトコーン・ウーファー
MF
50mm径ピュアバルブコーン・ミッドレンジ
HF 19mm径テンパード・ピュアチタン・ドーム・ツィーター
インピーダンス 6Ω
許容入力 75W
出力音圧レベル 90dB(2.83V/1m)
周波数特性 55Hz〜50kHz(−6dB)
クロスオーバー周波数 7kHz / 12kHz
寸法(W×H×D) 181×300×180mm 重量 4.0kg
本体価格 \79,000(税込)ペア
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B&W M-1 定価 29,400円 (1本・税込)(2007年頃発売) #056 |
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B&Wでは、過去の実証済みの構成部品が沢山在る中、このM-1はネジ一本に至るまで、過去の既存ユニットからの流用が一切なく、全く新しく設計されている。お得意のノーチラスチューブツイーター採用で、特に現在主流の超高域を活かしたロスレスサウンドに威力を発揮する小型スピーカーだ。
スーッと伸びる高音域の瑞々しさには、さすがに高域周波数50kHzの余裕が見られ、抜けの良さを必要とする楽器にとっては気持ちのよい響きを醸し出す。特にアコースティック系の女性ボーカルでは気持ちがのめり込んでしまうほど気持ちがいい部分がある。
中高域の伸びが優秀であるため、しっかりしたサブウーハーと合わせてメインとして使用しても十分に威力を発揮できる。元々はそういった使い方を想定した設計となっているみたいで、横向けにセンターとして利用したり、5.1ch〜等々、デザインもGOODで使い勝手のいいスピーカーだ。
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【SPEC】
●ユニット:
1×φ25mm Nautilus
チューブローデッド・
アルミドーム・トゥイーター、
1×φ100mm ウォーブン・グラスファイバー・コーンウーファー
●再生周波数帯域:72Hz〜50kHz(-6dB)
●出力音圧レベル:85dB
●クロスオーバー周波数:4kHz
●インピーダンス:8Ω
●カラー:ホワイト
●外形寸法:114W×243H×172Dmm(スタンド含む)
●質量:2.7kg(1本)
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Pioneer PT-R4 リボン型スーパートゥイーター 定価 63,000円 ペア(税込)(2001年頃発売) #058 |
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超高音域について、人間は通常20kHz以上の高周波は聴くことのできない音域とされているが、楽器などには倍音成分となるものが含まれ、間接的に聴感に影響を与える音域がある。この成分を含んだ音は、含んでいない音に比べ聴き心地が良い、シャープになる、クリアになる、ノイズが抑えられるなどの効果を生み出すと言われている。つまりアナログレコードには、この20kHz以上の超高音域が含まれているという事がマニア層で支持される要素の一つでもある。因みにCDは20kHz以上、MP3では更に低い部分16kHz辺りからカットされている。
以上のことから、PT-R4のリボンツイーターが放つ120kHzまでの超高域再生能力というのは凄いの一言!しかし、聞こえない音よりも、「エッ!120kHzぅ!」という数字を目で見た方が正直凄いと感じる。これは宣伝効果としては大変有効だろう!
最近のスピーカーは殆んど30kHzや50kHz位まで対応したツイーターを装備しており、スーパートゥイーターなんか必要はないと思うが、いざ設置してみるとやっぱり音が変わる!と言うよりもスピーカー本来の音はそのままで、そこから出る様々な音が寸切れになってしまう部分を、更に長く響かせる役目を持っている。つまり中高音全体にそれらの影響を加味するため、拡がり感と締りが生まれている様だ。
では実際に接続してその音を確かめると、かすかにチッチッチッシャリシャリ等の音しか当然聞こえない。ここへ一般のスピーカーと一緒に鳴らしてみると、拡がり感は別物に変化しほんの僅かにエコーがかかった様に聴こえる。本来なら機械的にエコーをかけると音がぼやけるが、この場合は違う!音の粒立ちが引き締まり、残響音が更によく聞こえるということだ。勿論ボーカルは定位まで引き締められクッキリと浮いてくる感じで、更に超高域を出すSACDやHDロスレスサウンドでは尚更効果的だ。
面白いのはMP3の場合、当然高域は16kHz辺りから音が消え始める。元々高域がカットされているのだから、トィーターの良さは発揮出来無いと思いがちだが、そうでもない。カットされていると言っても、曲によってはきっちり余韻成分は残っている。ぱっと目を閉じても残像が僅かに残り、明かりを突然消しても一瞬暗闇への移行を感じれるように、このトィーターはその余韻を上手く再現してくれる。MP3に対してこそ抜群の効果を発揮し、CD音源かと感じるほど拡がり感が出て、滑らかでクリアに聴かせてくれるのは確かだ。 |
■ 型式/リボン型スーパートゥイーター
■ インピーダンス/6Ω
■ 再生周波数帯域/ 9,000 Hz 〜 120,000 Hz(HPF 20kHz)
10,000 Hz 〜
120,000 Hz(HPF 30kHz)
■ 出力音圧レベル/90dB
■ 最大入力/100W(JEITA)
■ 内蔵ハイパスフィルター(12dB/oct.HPF) /
20kHz / 20kHz(ATT -3dB) /
30kHz切替
■ 外形寸法/100(W)×102(H)×151.5(D)mm
■ 質量/1.3kg 1台
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muRata ムラタ ES105 セラミック球形ツィーター 定価 168,000円 (税込)(2002年発売) #059 |
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このES105は球形圧電セラミックスの振動を利用したスーパートゥイーターだ。半球の薄いセラミック製ドームにメッキを施し、外側に+、内側に−の電圧を流し、伸縮させることによって音を発生させる仕組みになっているらしい。更にこの方式には音が時間のズレ無く正確に再生できると言う利点もあるみたいだ。一般ユーザーにとっては技術的なことよりも、良い音か悪い音かの方が正直気になるのだが・・。
もっと気になるのが168,000円という価格!これはもうより取り見取りで世界中の良いスピーカーが買えそうだし、Pioneer PT-R4と比べれば2.6倍以上の額にもなるし、もしスクラップにした場合は2.2Kgでアルミと鉄の相場が・・・ということになり、それに見合った音が出るのかと疑問になる。
これまでに超高音域については、上記のPT-R4のところで述べてきたが効果は良く似ている。しかし、さすがにPT-R4とこのES105を聴き比べると違いはハッキリわかる。
今も使い続けているDALI Evidence470 を使用し、そのまま単体で試聴すると、相いも変わらず良い音が鳴ってくれる!そしてその頭上にES105を設置し比較しての第一印象はさすが、漂う空気感に拡がりが出る・粒立ちがよくなる・ボーカルの発音も明解・背景が静か・定位位相がはっきりする等、明らかに良くなったと違いを感じさせられた。それも、DALI
Ev470の音質はそのまま変えずにこれらの効果を生み出してくれる。更に驚いたことは、ドラムのアタック感が明解になった事だ!これらは中低音域側に位置する音だが、何度聴いても確かに引き締まった。不思議だがこれが現実だ!
ここで、Pioneer PT-R4に付け替えてもう一度聴きなおして見ると、全体的に僅かな騒がしさが気になり、さすがに聴き比べるとES105の方が優秀なのだろう、PT-R4の弱点が見えてしまった。ここで順位をつけると、DALI
Ev470単体 < DALI Ev470 +Pioneer PT-R4 < DALI Ev470 +muRata ES105、の順になり、スーパーツイーターは在るに越したことが無いという結果になった。
また、配置する場所によっても様々な変化が見られる。フロントスピーカーのやや内側に設置したときは、コンサートホールなら後部座席側、やや外側に設置した時は前面座席側で聴いているような臨場感と拡がりの違いも出せ、スーパーツイーターの存在は大きなものだと改めて確信させられた。 |
■ 型式/球形圧電セラミックス型
■ インピーダンス/8Ω
■ 再生周波数帯域/ 15 kHz 〜 100 kHz
メカニカルネットワーク内臓
■ 出力音圧レベル/90dB
■ 最大入力/50W (ピンクノイズ)
■ 共振周波数/105kHz
■ 指向性/前方±45度
■ 外形寸法/90(W)×65(H)×118(D)mm
■ 質量/1.1kg 1台
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Dynaudio ディナウディオ Audience 42W 定価 105,000円 (税込)(2001年頃発売) #060 |
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デンマーク製といえば、DALIと共に興味が沸くのがDYNAUDIOだ。そしてこの Audience 42 Wallは、Audience 42と同じドライバー・ユニットを使用した2ウェイ構成で、奥行を浅く取っている。大きな違いはバスレフ・ポートをフロント側に設置して、背中側のスペースが無くても音質的影響を大きく受にくいメリットがある。Wall、すなわち壁設置用としたものだが、フロントメインでも当然使用できる。
ディナウディオの中では10万円と低価格設定で販売されたものだが、中高音の艶の乗りに澄んだ拡がりと意外によく出る低音の繋がりも良く、音の安っぽさなど殆ど感じさせない。特にジャズ演奏のドラムやベースの切れも良く、似たサイズでは、B&W 600シリーズがあるが、音質比較ではこちらの方が上位クラスだ。ボリュームを大きくしても控えめの小音量でも、味のあるとても聴きやすいスピーカーだ。
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●形式
2ウエイ・モニター
●使用ドライバー・ユニット
ツイーター : 28mm
ソフトドーム、ネオジウムマグネット、
純アルミ製ボイスコイル
ウーハー : 150mm ポリプロピレン・コーン、
75mm
純アルミ製ボイスコイル
●クロスオーバー周波数 2000Hz
●周波数特性 56Hz〜22kHz (+/- 3dB)
●音圧レベル 86dB (2.83V/1m)
●インピーダンス 4Ω
●寸法・重量 355H×204W×179L mm、
●重量 5.5kg (1本)
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Dynaudio ディナウディオ BM5 定価 105,000円 (税込)(2003年頃発売) #061 |
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この dynaudio acoustics BM5 は元々スタジオモニター用として開発され、長時間に及ぶミキシングでも、エンジニアが高周波数の聞きすぎによる耳疲れ等を起こさないように工夫設計されている。音質はフラット、特別にプラス指向やマイナス指向にもならず、音に色付けしていないと聞く。
実際、Audience 42 Wall と聴き比べると、色艶が抑えられキリッとした音に感じる。このBM5の音もスカッとした抜けと、発音の良いボーカル、歯切れの良い低音は、十分良い音で不満は殆んど無い。ただ、じっくり聴いているとアンプやプレイヤーの性質もよく引き出し、粗さも結構出す感じなので、ゆったり聴くのであれば、Audience42
の方が良いかな?程度で、ジャンルにもより、双方甲乙付け難いほどのレベルだ。 |
●形式
2ウエイ・パッシブ・ニアフィールド・モニター
●使用ドライバー・ユニット
ツイーター : 28mm/1.1"
ソフトドーム、ネオジウムマグネット、
純アルミ製ボイスコイル
ウーハー : 175mm/6.9"、ポリプロピレン・コーン、
75mm/3"
純アルミ製ボイスコイル
●クロスオーバー周波数 4500Hz
●周波数特性 55Hz〜29kHz (+/- 3dB)
●音圧レベル 87dB (2.83V/1m)
●インピーダンス 4Ω
●寸法・重量 310H×204W×252Dmm、5.7kg (1本)
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ディナウディオ DYNAUDIO Audience 52SE 定価 198,000円 (税込)(2003年頃発売) #062 |
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Audience 52 からSEバージョンとなったAudience 52SE。トゥイーターはダブルマグネットのContourSからの改良型、またウーハーはContour1.3MKIIから継承したドライバーを使用。いずれもアルミ・ボイスコイルを搭載し、ネットワークも新規に設計されレンジ幅を広く取った仕様となり、外観は同じでも中身は全くの別物となっている。
さすがに値段も上がり、音質は粒立ち良く、クッキリはっきりしている。音は交わり無しのざわつき感もなく、背景空間が大変静かに感じる。また出てくる音に飾りっ気は無いが、ゆとりと心地よい艶が乗っていて気持ちよく、エネルギー感も豊かとくる。これと言った不満の無いスピーカーだが、DALI Evidence と比べるとスケール感の違いと、トータルバランスでは多少劣るかもしれない。ただ曲にもよるが、Jazz等はこちらの方が良いと感じる時もある。
今までの聴き比べで、この52SEをきっかけとして、過去のスピーカーは音質が沈んでしまったので、DALI Evidence/muRata ES105/DYNAUDIO
Audience 52SE 以外全て手放した。
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●ユニット:170mmウーファー、28mmトゥイーター
●周波数特性:45Hz〜26kHz
●能率:86dB
●クロスオーバー周波数:700Hz
●外形寸法:204W×330H×256Dmm
●質量:7.2kg
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B&W CM1 定価 \121,800 (税込) (2005年頃発売) #063 |
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外観はオーソドックスなブックシェルフ型、中は800シリーズの仲間として設計されたCM1。中身はノーチラスチューブを搭載したドームツイーター、そして定番のケブラーコーンウーハーとの構成となり、背面の大きく開いたバフレスポートはゴルフボールの様なディンプルが施され、音の乱れを抑えている。
音質は、輪郭がはっきりした正確性を求められるモニター的だが、音楽的な色艶を出しているところが魅力なところ。また、小型ながらしっかりした低音を出せるところは流石で、バランスの良い空間表現の上手さもあり、この辺りが人気の秘密かなと感じる。
しかし人気がある機種だけに、最近聴いているスピーカーをひょっとして超えるかなと思ったが、さすがに DYNAUDIO A52SE と間近で聴き比べると、あっさりと沈んでしまった。スカッと抜ける開放感が劣り、引っ込んだ感じに聴こえてしまう。期待していたが少々残念だった。
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【SPEC】
●ユニット:
1×φ25mm アルミドーム・トゥイーター、
1×φ130mm
ウォーブン・ケッブラー・コーン・バス/ミッドレンジ
●再生周波数帯域:45Hz〜50kHz(-6dB)
●出力音圧レベル:84dB
●クロスオーバー周波数:4kHz
●インピーダンス:8Ω
●カラー:ウェンジ
●外形寸法:280(H)×165(W)×276(D)mm
●質量:6.7kg(1本)
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PIEGA ピエガ S 3 SAT 定価 \84,000 (税込) (2004年頃発売) #064 |
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ピエガ!Sシリーズのコンパクトスピーカーと同社 PIEGA サブウーハー P SUB 4とのセットで試聴してみて、そして出てきた音に唖然とした。今までに聴いてきたコンパクトスピーカーとは次元が違いすぎたからだ。空気感、開放感、奥行感、美しさを兼ね備えている。低音はサブウーハーからだがセット物だけに繋がりよく、大音量では腹に響くほどのパワーがある。所詮はコンパクトスピーカーだと思ってなめてかかっていたが、やっぱり上には上があるもので、聴いてみないとわからない。
DYNAUDIO Audience 52SE と聴き比べてみると、パッと聞いた感じ、S3SATの方は華やかでオペラやハスキーボイスの女性ボーカルは伸びやかで美しく聴こえ、片や52SEの方は若干沈んで聴こえるが、シットリしたボーカルやJAZZ等は色っぽく味がある。ロックやディスコミュージックではS3SATの方が輝いていて、味付けは違うが双方甲乙付けがたい魅力を持っている。ここでどちらを選ぶかとなると、結局好みに合うのはS3SATの方だった。 |
■ 推奨アンプ出力:20-150W
■ 能率:88db/W/m
■ インピーダンス:4Ω
■ 周波数特性:100Hz-22kHz+/-2dB
■ ユニット: 8cmLDSウーファー× 1 26cmLDSトゥイーター×1
■ サイズ:H200×W100× D120(mm)
■ 重量:2kg
■ キャビネット: ポリッシュドアルミニウム
■ フロントグリル:ブラック
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Pioneer パイオニア S-71B-LR 2WAY
同軸型 定価 \94,000 (税込) (2010年頃発売) #066 |
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13cm
口径ウーハーの中心にチタンドームツイーターを埋め込んだ同軸ドライバー方式のスピーカー。スタイルがKEFのUniQ
とよく似ているが、パイオニアは既に1937年のA-8から始まっていたらしく、長い歴史を持っていた!しかし、箱のスタイルはヨーロッパデザイナー起用とのことだが、総合的にどう見てもやっぱり
KEF
のスタイルだ。しかしどんなスタイルであれ、ユーザーにとっては出てくる{音}が一番気になるもので・・・。
さて、これまでに、QUAD 11L2
を暫く聞いていてそろそろ飽きてきた時期でもあり、ネットや月刊誌等での評判はよく、色々なオーディオ関連の受賞等も出ていることもあり、購入した。そして何時ものように箱から本体を出す瞬間、海外製品の少々雑な梱包ではなく全てにおいて、きっちり中敷き等で纏めて収納されているところは流石日本製と感じさせてくれる。 スパイクとスパイク受けも同梱され早速取り付けてセッティング。そして出てきた音は一聴して先ずクリア!で、次々に前へ前へとどんどん音が飛び込んでくる上に歯切れが良く、一音一音がしっかりで不安定な揺らぎが感じ無い。何処か?パイオニアのスピーカーらしくない様なそんな第一印象で以外に大人しい音で賓がある。細かく言えば深味のあるヨーロッパ調程でもない、乾いた感じの米国調程でもない丁度中間くらいの出方に感じた。そう考えると音楽ジャンルを選ばないなんでも来いのスピーカーかも。
暫く使用し、日に日に慣らしも終わったところで、音が軽く出る様になり、非常にスムーズになった。高中低音共にバランスが良く、サイズの割りに低音もしっかりしており、ディスコミュージック等も楽しい。また、点音源とした同軸型が生かされ、女性ボーカルもしっかりとセンターで唄い色っぽく感じる。大編成物では輪郭良く細かな音源まで良く聞こえる。歌謡曲でも演歌でも全体にクリアで輪郭良く確りしている為、どんな曲でもそつなく鳴らし、CDの音源をとても素直に引き出し、過去国内外品色々聴いてきた中でも、余裕で価格以上のハイレベル音質を持ったスピーカーであった。欲を言えばもう少し奥行感が出れば抜群なのに・・は贅沢か。
そして、QUAD 11L2
と聞き比べてみて全体のバランスと輪郭のよさ、低音の太さが勝り、このパイオニア
S-71B-LR を暫く使用することにした。
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■型式:位相反転式ブックシェルフ型
■スピーカー構成
ウーファー/トゥイーター:同軸13 cmコーン型/2.5cmドーム型
■インピーダンス:6 Ω
■再生周波数帯域:43 Hz 〜 50 kHz
■出力音圧レベル:83 dB(2.83 V)
■最大入力:130 W(JEITA)
■外形寸法:181 (W) X 300 (H) X 276 (D) mm
■質量:6.1 Kg ■ 定価 \94,000 (税込) |
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DALI ダリ Grand Coupe グランド・クーペ 参考価格 450,000円? (1999年頃?発売) #067
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デンマーク製、ダリ・グランド・クーペ。グランドシリーズのブックシェルフタイプ。国内では馴染みの薄い機種で、輸入品ものとして購入。10年ちょい前のタイプで、背面のスピーカーターミナルもネジ式ではなくプラグを差し込むタイプで少々古さは感じるが、かえってスッキリとこれもまた味がある。
前面に若干カーブを施したデザインが、見る向きによって表情が変わり、なかなか飽きがこないスタイルとなっている。所有している、エビデンス470と比べ、大きさのインパクトはないが、間近で手にして作りの豪華さは伝わってくる。値段もワンランク上の価格となる以上、よい音は出して欲しいものだ。
そしてアンプに接続して出てきた音は、一聴して「あっ、やっぱりダリの音だ」とわかる。じっくりエビデンス470と比べ、奥行きがさらに深く低音のごわつきも軽減され、締まりが出ている。その分音の輪郭がはっきりと出ており、低音も確りと負けていない。先行販売の旧タイプとなるが、さすがに値段相応の音の差ははっきりと感じられた。
あらゆるジャンルの音楽をそつなく優雅に鳴らしてくれ、本当に気持ちが良い。長時間聞いていてもほとんど疲れず、きつい音を出さないところは◎。さすがに今まで聴いてきたスピーカーと比較すると別格な存在であり、そうなると過去に所有していた全てのスピーカーを手放す事になってしまった。
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【SPEC】
形式:2ウェイ・バスレフ
・ドライブユニット:2.5cmソフトドーム型ツイーター×1、
18cmウーファー×1
・Frequency responce +/- 3dB: 42-27,000Hz
・インピーダンス: 6Ω
・クロスオーバー周波数: 3,000Hz
・パワーハンドリング: 55〜250W
・出力音圧レベル:85dB/W/m
・寸法: W230 x H410 x D290mm
・重量: 10Kg
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DALI ダリ Grand Coupe グランド・クーペ 「カスタマイズ・エディション」 #068
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既に紹介済みのデンマーク製、ダリ・グランド・クーペ 「ちょっと改造カスタマイズ編」。各メーカーがやっている俗に言う「SE・セカンドエディション」とか「V2」を実践してみた。過去いろいろなスピーカーを聴いて来て、いつも思うこと。それは「その音に飽きてくる!」という事が大きな課題で、これまた買い換えるとなると、どんどん高額になってくるので、ここはちょっと抑えてカスタマイズの道を選んでみた。
グランド・クーペを暫く聴いてみて欲通しく出てきたことは、「もう少し低音が欲しい」・「切れのあるドラムのアタック感が欲しい」・「もう少し明るさが欲しい」等など・・・欲張りは目いっぱいだが・・・
まずウーハーからバラしてみると、品番からデンマークの「Vifa」ブランド製だと分かり、ScanSpeak製などその他いろいろなメーカーがあったが、大人しく「Vifa製」にした。さすがにカタログの図面から18cm口径でサイズは合うみたいで、口径さえあえば後はどうでもなると判断し、とりあえず購入してはみたが、さすが?簡単につけさせてはくれなかった。ネジ穴が、6穴→5穴、スピーカーユニットの背面枠の出っ張りで、エンクロージャーをヤスリで削る破目に・・・・が、やってみれば何やかんやとピッタリ収まった。
さて、問題の音だが、一聴して低音がゴリゴリと太い!いや太すぎる!で、ダクトにスポンジを入れてみたり、スパイクで浮かせて見たりで試行錯誤を繰り返した。やはりネットワークをいじらねばと思いながらも、時がたつにつれ、馴らしができてきたのだろう、中高音辺りが前へ前へと押し出してきた。
徐々にうまくバランスが感じとれるようになり、今ではジャズのベースの弾み感、ピアノの響き、ボーカルの生々しい声・大編成でも背景の静かさに立体的奥行きが見通され、迫力抜群で、かなりアップグレードして満足させてくれている!最上部に乗っかっている
muRata ES105 の相乗効果も加わり、時々スピーカーの存在が消えるようになり、これはもう大正解!これだけ変化するのであれば、次はツイーターも変更しようかと思案中!
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【SPEC】
形式:2ウェイ・バスレフ
■ ドライブユニット:2.5cmソフトドーム型ツイーター×1、
18cmウーファー×1
■ Frequency responce +/- 3dB: 42-27,000Hz → 40-27.000Hz
■ インピーダンス: 6Ω
■ クロスオーバー周波数: 3,000Hz
■ パワーハンドリング: 55〜250W
■ 出力音圧レベル:85dB/W/m → 89.9dB
■ 寸法: W230 x H410 x D290mm
■ 重量: 10Kg
+
ムラタツイーター
■ 型式/球形圧電セラミックス型
■ インピーダンス/8Ω
■ 再生周波数帯域/ 15 kHz 〜 100 kHz
メカニカルネットワーク内臓
■ 出力音圧レベル/90dB
■ 最大入力/50W (ピンクノイズ)
■ 共振周波数/105kHz
■ 指向性/前方±45度
■ 外形寸法/90(W)×65(H)×118(D)mm
■ 質量/1.1kg 1台
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DALI ダリ Grand Coupe グランド・クーペ CE PartII ScanSpeak Discovery R2604/8320 #069
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ウーハーを変更し、次にすることはツイーターの変更である。ウーハーと同じくデンマークメーカーのスキャンスピーク製リングドームタイプ。で型番は、Scan-speak
Discovery R2604/8320 というもの。これもサイズ的にはあつらえた様に箱の枠にピッタリ収まった。ネジ穴が4穴〜5穴になっただけで無問題。
そして音の出方だが、チッチッチッと切れよく感じる。音を流しながらボリュームを徐々に上げてゆくと以前の感覚からは音場の違いや輪郭がハッキリしているのが判る。ん〜ん、いいなぁ!で、暫く数日間聞き込んで行くうちに、角が取れてきたというのか、耳が慣れたのか、滑らかな落ち着きの中にシャープさも感じる。以前は柔らかく幾分かぼやけてると感じる部分もあったが、今では引き締まりを増して感じ聞き比べるとこちらの方が一歩上回り、交換して正解であった!
パッと聴いたときには、ウーハーを変えたときほど大きな変化は見られないが、ツィーターは輪郭をハッキリとさせる効果を補い、全体のバランスを整えてくれる効果は絶大。また、見通しが利くので安心感が出る。検めてスピーカーユニットの役割の大事さが良くわかった。
ただ、ダリ・グランド純正のツイーターの値段が、1本 71,295円(税込)、ペアで 142,590円(税込)デノン調べ、なのに対し、今回は約10分の1の価格でこの結果となった。なんのこっちゃ?
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【SPEC】
ScanSpeak DISCOVERY
26mmリングドームツィーターユニット
再生周波数:Fs〜40,000Hz
推奨カットオフ周波数:2,500Hz以上
Fs:500Hz
インピーダンス:4Ω
音圧レベル:90.0dB
許可入力(通常):100W
フレーム外径寸法:φ104.2mm
バッフル開口径:φ75mm(端子部含まず)
重量:0.5kg
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DALI ダリ Grand Coupe グランド・クーペ CE PartIII ScanSpeak Revelator 18W/4831G00 #070
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お気に入りで長い付き合いのこの「ダリ・グランド・クーペ」だが、ほんとに飽きが来ないのもまた助かる!・・・「出費がぁ!」である。・・・。何時も聞いているのに未だ 「おっ!」 とさせる音が時々出る。ただ、何をトチ狂ったか、急にボリュームを上げてバーンと鳴らす時も多々あり、最近ではスピーカーがパワーアンプに負け気味に感じることがある!?・・・。のか耳がおかしいのか、また、飽きの虫が騒いできたのかも知れない!と、そう感じたのは事実である。でも大きいスピーカーは要らない・・・
結論では、またウーハーを変えてしまった。ScanSpeak Revelator 18W/4831G00 ウーハーである。スピーカーのカタログや本を見てみると、ソナス・ファベールや、ピエガ、タオック等の50万100万クラスのハイエンドスピーカーに付いているユニットに似たコーン部に斜線紋様があるタイプである。
いざ取り付けてみると、ねじ山のピッチ間隔が170mmでピッタリだったが、外枠の直径は2mmほどデカく箱の溝に収まらない。スピーカーユニットの縁と、箱側の溝端が1mm架かるだけなのでネジを締めてゆくと固定強度に不安がある。その為、硬いボール紙で、Oリング状にカットして固定した。まずまず確りと固定ができ、同じ18cm径とは思えず、外観の高級感が増した様な・・・。
さて問題の試聴感想だが、出てきた音が・・・濃いぃ!そして太い。濃縮され如何にも詰まっているという感じだ。そして見事に静かだ!。要らん音が感じない!で以前には出ていたのか、そう出ていたのだろう。そしてまたまた、目の前で進化するスピーカーに出遭ったのである。ネットワーク部分はそのままで、あえて障る必要も無いだろうと感じる。勿論デンマーク製というもので揃えた為かもしれず、これをもしJBLのユニットを付ければそうは行かないだろうということもよく判るような。
そして毎朝アンプの電源を入れ音楽を鳴らすが、出始めの一発目から心地よさが漂う。流石に今まで聴いていたものとは違い、進化も感じる。勿論アンプが温まってくればより全体の潤いが増してくるに従って低音は更に太く切れ良く、それらを担うホルンやコントラバス、またチェロ辺りの混ざりがより開放されて聞き取れる。その為か中高音までもが影響を受け、各楽器の分離能力がより確りレベルアップしていることが取れる。アンプのボリュームを上げて行くと、以前のようにアンプのパワーに負けてると言う感覚は無く、スピーカー前にカーテンでもすれば、まさかこのスピーカーから鳴っているのかと錯覚する程に力強いスケール感を出している。
これまでに、この GRAND COUPE だけで4種類の味を聞かせてもらい、その度に目頭を熱くさせてもらったが、共にSPユニットメーカーからも目を離せないことは確かである。事実同じDALIの箱でユニットを変えただけに過ぎず、これらの視点から、何処か、EUヨーロッパ連合はお互い独占と言うケチな真似はせず、共に部材を共用し合い、SPメーカーの独自の味付けで魅力を出すという感じが伝わってくる。
今後はSPユニットも視野に入れ、今の現状で暫く聴いてみて、また物足りなくなれば、次回はもう一度ツイーターを変えてみよう!ボチボチと・・・・・
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【SPEC】
ScanSpeak Revelator 18W/4831G00
18cm ミッドウーハーユニット
インピーダンス:4Ω
音圧レベル:90.0dB
許可入力(通常):70W
フレーム外径寸法:φ182mm
コーン開口径:φ156mm
重量:1.87kg
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DALI ダリ Grand Coupe CE PartW ScanSpeak Revelator R2904/700005 換装 #071 |
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Part III から数年が経ち、久しぶりのバージョンあっぷ!今回はツィーター Discovery R2604/8320 → Revelator R2904?へ変更 (実は、CARオーディオで使用していた、ALPINE F#1 SPX-Z15M のツイーター部)を利用したものであり、バッフル内側3穴のネジを外しツイーターとバッフルを分解し、Discovery のバッフルへと移植、寸一で見事にピッタリと収った。逆に外した Discovery は CARオーディオで再利用した。
過去、カーオーディオ界では天下のアルパインであってしても、世の流れ、さすがに浮き沈みもあり、不況を乗り越えるため、カーオーディオで「最高の音質を」と販売した
ALPINE F#1 STATUS シリーズ。車の中を6.1CHのシステムで全て揃えると、200万超え!なんで?車買えるやん!という代物。そのスピーカー部に、アルパインが選んだ先は、この
SCAN-SPEAK であった。外観形状と SPEC を見比べると REVELATOR シリーズとほぼ一致していたのでまず同機種だろうと思う。ただALPINEの方のスピーカーは設計は同じでも、車中の過酷な使用途に合わせ、防水加工などが施されている。
この後更に、インピーダンス、能率に合わせたネットワークも見直し換装。これで、この DALI GRAND COUPE は箱(エンクロージャー)だけの利用となった。
さぁ!これで、ツィーター・ウーハー共にレヴェレーターで揃うことになったわけで、さてその音質を聴いてみると・・・・・。 一聴して、「おっ、明るい!」、奥でこもっていた音が浮き上がってよく聴こえる。で、音量を上げてゆくと、さすがに双方バランス良く持ち上がり、相性がかなり整った様に感じる。特にバックグラウンドのギターや、バイオリン、サックス、トランペット辺りの楽器が、ボーカルを邪魔せずにスーッとストレスを感じなく穏やかに背景で鳴ってくれ、大変気持ちが好い!。
そらそうだろう!そういう風に設計されているスピーカーユニットでもあるし、また目に見えないメーカーの技術スタッフの苦労も重ねた上で合格して販売しているだろうし、やっぱりすごいね!
以前は、シリーズ違いもあり、ツイーター(Discovery)に比べがややウーハー(Revelator) の方が強調して出る志向があり、事実小音量時では中高音に不足気味を感じていた。大音量時では逆に出しゃばり部分が抑えられ、以外に好い感じで鳴っていたので良しとしていた。 がっ、聴きなれてくるとやはり飽きの虫が現れ、物足りなさを感じさせられていたのも事実だった。
そんな中もし、いきなり初めからこのコンビ(Revelator)で聴いていたとすると、過去の数多く出会った感動も無かっただろうし。まぁ、徐々にバージョンアップして楽しんでこそ、趣味の面白さ!
話は変わるが、このツイーター、先が尖っていて下手に触れると刺さる!痛い!危ない!が難点?。・・・ 「ツイーターで怪我をしましてなっ?」って人に言うと、「この人いったい何を言ってんだ?」ときっと思われるだろう?。さて世界中で何人の方が
「いっ、痛あぁ!ち血がぁ・・」 と唸っただろうか?・・・ |
【SPEC】
ScanSpeak Revelator R2904/700005
26mmリングドームツィーターユニット
出力:160W (RMS)
Fs:520Hz
インピーダンス:4Ω
能率:94.5dB
フレーム外径寸法:φ104.2mm
バッフル開口径:φ70mm(端子部含まず)
重量:04kg
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JBL 4305H WX 2Way REAL HORN Monitor 定価 123,900円 (税込)(2007年頃発売) #072 |
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ここ暫くは長期間ダリ?(SCANSPEAK)の音に自分の耳が洗脳され、ダリ Grand Coupe は実際殆どのジャンルも難なくこなしてくれるスピーカーになってくれたのだが・・・ しかしあの70〜80's 初期時代のディスコミュージックは何処へ? 昔〜し聞いていたあの「ワクワクする開放的なノリの良さ」はこんなもんだったんだろうか?・・・
当時、全盛期のDISCOホールの殆どで、見かけたスピーカーが、ブルーバッフルにオレンジのロゴ、または黒バッフルでの白文字でJBLと書かれていたのを思い出す。頭上から見下ろすように、ツイーターにはフィンが取り付けられ、ドンドン・シャリシャリ・チャッチャッと音が降り注がれ、包まれる様なワクワクした感が存在していたはずなのだが・・・・・
何とかあの頃に感じていた音を狭いリビングで鳴らせないものなのか?・・・と引っ張り出してきたのは当然 JBLで、この4305H WX。ベスト・バイ・コンポ 2009/2011/2012 を受賞。JBLではコンパクトな部類で人気のタイプ。 高域用に、25mm径ピュアチタン・ドーム・ダイアフラム採用のコンプレッション・ドライバー+ホーンを搭載。低音域ユニットには、天然パルプの素材感をそのまま活かした無着色・無漂白ホワイトコーン採用の200mm径ウーファーを搭載。その直下に連続可変レベルアッテネーターを装備し、ルーム環境や再生ソースに合わせて、高音域の出力音圧レベルが調整できるタイプ。
ではこの 4305H の実力はどうなのか?。 先ず一聴して、鳴りの良さと反応の良さが真っ先に感じ取れる。どこか開放的な要素も出しながらロック、ディスコは流石にお手の物でノリが良く、トランペット、サックスがどんどん前に出て気持が良い。ジャズ・ポップスも雰囲気を巧く鳴らし、ボーカルもグッと前に出てくれる程で、このホーンドライバーの影響は、他のスピーカーでは味わえないものが伝わってくる。
ただ、ほんの数日間、聴き込んでいる中で、良いと感じていたこのホーンドライバー。しかし、やけに音が過剰気味で耳についてくる!。可変アッテネーターを絞ってもみるが、それでも刺激感が前に出てくるので、長時間の視聴では無理を感じ、途中休憩を取りたくもなる。しかし、これもこのスピーカーの性格なのかもしれず、短時間刺激感動型と捕らえれば、他にはない特徴のある良いスピーカーだと思う。
また、このスピーカーは、ブルーバッフルを顔に持つスタジオモニターの伝統的仕様!、ウォールナット天然木突き板仕上げで、置いてあるだけでも、JBLらしさの存在感は充分に満たしてくれそう!
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形式 2ウェイブックシェルフ型 防磁対応
使用ユニット
LF 200mm径ホワイトコーン・ウーファー
HF 25mm径ピュアチタン・コンプレッション・ドライバー+ホーン
インピーダンス 6Ω
許容入力 150W(music)
出力音圧レベル 89dB(2.83V/1m)
周波数特性 50Hz 〜 35kHz(-6dB)
クロスオーバー周波数 4.5kHz
寸法 273×460×284mm
重量 11.5kg
本体価格 \123,900(税込)ペア
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AIWA SC-E80 3WAY密閉型スピーカー 定価 50,000円 (当時税無) (1981年頃発売) #073
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1981年頃販売の年代物 AIWA SC-E80 3WAY スピーカー。旧アイワ(AIWA大文字ロゴ)時代のもので、多分誰も気に留める事も無く、三十数年間ひっそり身を隠して出番を待っていたスピーカーである。と大袈裟な言い回しで表現したが、この実力を今更になって探ってみたい。
過去三十数年前に、数年間暫くこのスピーカーの音を聞いていたときは、音質に不満を考えることもなく楽しませてくれ、当時はこれが普通のレベルであると思っていた。そしてこの後に聴いた数ある他メーカーのスピーカー達は、どれを聴いても、いつも、「ふーん、この程度のものか!」 としか感じることができず、つまり、この時期オーディオというものにとっかえひっかえの興味が湧かなかったのである。
年代と共にお蔵入りとなっていた中で、別に77年製のPioneer CS-F99も一緒に保管、よくもまぁ捨てずに残っていたものだと感心するばかり。埃をどっぷりとかぶり、ウーハーエッジは指で触れるとパラパラと崩れて行き、二つの可変アッテネーターは、固着して側と一緒に共回り状態。しかし幸いなことに塵を落とすと、見えてきたのが良好な状態を保ったままの地肌が見えてきた。アンプにつなぐとアッテネーターの接触が悪く音質はイマイチ。ただ、すべてのユニットから音が出ることを確認。ウーハーエッジを新たにウレタン製で換装し、アッテネーターは分解清掃、その他端子の接触部もクリーニングし等々、一応全ての機能を蘇らせることができた。
さて、このスピーカーが、やっと永い眠りから覚め、いったい過去にどんな音を鳴らしていたのか、換装したエッジの接着剤も乾いた頃だし、過去に戻った気持ちでアンプにつないだ・・・。 すると出てきた音は? 「あぁ、気持ちの良い音を出すではないか!」、と、どんどんボリュームを上げるが音が乱れない!、明るさがあり、切れの低音を見せ、スピード感もある。聴けば聞くほど過去の世界に入り込んで行き、音楽と共に過去の出来事や情景等が薄らと思い起こされる。そして暫くは鳴らし込みに専念した!
このスピーカーを、あらためてじっくり聴いていると、実際に良い音とは何ぞや?人はどんな音を求めているのか?また本物の音とは?等どうでもよくなってしまう。その理由は、ただ心地が良いからであり、それ以上も以下も無い。音楽というものにはその時代の情景や思い出もつきもので、長時間でもどっぷりとハマリたい時がある。そんな中でうるさく感じるスピーカーなどは論外である。
では目の前に、DALI GRAND COUPE 改と JBL 4305H WX そして新たに加わった AIWA SC-E80 が在るが、このスピーカーがきっかけで久しぶりに聴き比べをしてみることにした。
まず JBL 4305H だが、前述通り聴き始めは他に無いノリの良さと切れの良さを感じたが、長時間聴いていると、しんどくなる部分を強く感じてしまい、それが耳に付き纏いどうしても離れない。セッティングを変えてみたり、可変アッテネーターを絞ってもみるがやはり駄目である。そこへ
AIWA SC-E80 に切替えると、それらが消え、音が引き締まる。また低音では4305H のバスレフ型に対して SC-E80 は密閉型であり、ウーハーのアタック感も更に引き締まる感じもある。
何度も繰り返し切り替え視聴してみるが、スピード感、ノリの良さ、切れ味、どれをとっても JBL 4305H に負けていないどころか勝っている。そこへプラスして、音が生き生きとしていて楽しい。また、長時間聴いていてもうるささを感じない。その結果
JBL 4305H < AIWA SC-E80 のほうが好ましいと判断した。ここで古いものは所詮古いものであるという概念はあっさりと消える。古い物でもその時代の流行が新古の変化を感じさせるだけで、オーディオでも今を越えるものは世に沢山あると実感した。
そしてここで、DALI GRAND COUPE 改に切り替えて鳴らすと、あれっ?モッサリと太い。落ち込んだかな?・・・と感じたが、良い言い方をすれば、ゆったりと太くコクがある。そして直ぐに、いい感じで鳴っているなと思える。そして再度
AIWA SC-E80 に切り替えると、より明るく開放感があるになる。
聴けば聴くほど、当たり前だが両者性格が違うスピーカーであるということは判る。しかしどちらもいろんなジャンルを巧く鳴らしてくれるが、強いて言えばDALI
GRAND COUPE 改は、シンフォニック系、オペラ、ポップスバラード系、特に女性ボーカルなどは胸にグッと来るものがある。ゆったり、気持ちよく聞きたいときはこちらで。AIWA
SC-E80 はズバリ、ロック、ソウル、ディスコミュージックは爽快なノリで気持ちが良い!勿論スピード感があるので、切れが必要なクラシック音楽では威力を発揮できる。当然だがそこは
Made in Japan 歌謡曲 JPop も抜群である。
もう一つ感心することは、DALI GRAND COUPE とでは、定価で約十分の一の価格設定でありながら、対抗して迫ろうとするこの音質、販売から約40年近く経ったスピーカーが何故これほどまでに良い音を出すのかとただ感心するばかり。灯台元暮らしで身近に存在していながら、何故眠らせていたんだろうかと思うほどであった。旧アイワが描く音質水準は非常に高かったんだと・・・、これで過去に、他メーカーのオーディオ機器に興味が沸かなかった理由が良く判ったような気がした。 |
キャビネット形式 : 3ウェイ密閉型
再生周波数範囲 : 45Hz - 20kHz
最大出力 : 80W
定格感度レベル: 90dB/2.83V/1m
インピーダンス : 8Ω
ウーファー : 20cm コーン型
ミッドレンジ : 6cmドーム型
ツィーター : 4cm ソフトドーム型
寸法 : 250W × 420H × 260D cm
質量 : 9.1 kg (1台)
■ 定価 \50,000 ペア (販売当時消費税無)
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ONKYO D-102EXG リミテッドモデル 定価 \67,200 (税込) (2000年3月発売) #074 |
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ONKYO INTEC 205 ミニコンポ・シリーズは、元々スッキリ系でまさしく普通といった音。良い音?と言うよりは、嫌味な音を出さないが正しいと思う。小音量時であれば、D-052/062/092/102
と然程変わらないし、下位機種でも嫌味無く普通に音楽を聞かせてくれる。しかしアンプのボリュームを上げて行くと下位機種から順番に無理荒さの差というものが見え隠れする。この辺りはオンキョーの基本となる音はそのままで、お金を+αすることでランクアップが得られる様になっていた。
このD-102EXGは、リミテッドモデルとしての位置づけで販売されていた。下位機種のD-102EX とは同スピーカーユニットを使用しているが、その違いは、ネットワークパーツにはドイツWIMA社製コンデンサーや、真鍮削り出し金メッキスピーカーターミナル採用など個々のパーツをグレードアップさせ音の荒さを抑えている。更に箱の容積を10リットル〜11.6リットルへ奥行きを引き伸ばす事により低音を増している。みな同じ顔なのに徐々に変更を加え差別化を図っているところはスピーカーのお手本みたいだ!
出てくる音質は、一聴して安っぽさを感じさせず、艶が加味され切れ明るさ拡がりを持ち、13cm口径のウーハーながら、ひと周り大きなスピーカーかと思わせる程の低音も出している。さすがにミニコンポ用と言えどそこはやっぱり最上位機種。なかなか良い味を持っている。しかしこの辺で抑えておこうとして作ったオンキョーと、力の入っていた旧AIWA SC-E80と比べてしまうと、まだまだと感じる。 |
形式:2ウェイ・バスレフ型 最大入力: 70W 再生周波数範囲: 40Hz - 35kHz 定格感度レベル: 85dB/W/m クロスオーバー周波数: 2.5kHz インピーダンス: 4Ω ウーファー: 13cm ダイヤフラム型 ツィーター: 2.5cmソフトドーム型 寸法:180W × 305H × 320D mm 質量: 5.6 kg (1台) 防磁設計(JEITA) |
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///ALPINE DLX-Z17PRO 定価 \100,000 (税別) (2005年頃発売)#075 |
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ALPINE DLX-Z17PRO は、カーオーディオ専用スピーカーユニットである。写真のエンクロージャーは量販店の販促、試聴用にアルパインが提供していたもので、背面にはクロスオーバーネットワークも取り付けできるスペースが設けてある。後はカーコンポを繋ぐか、家庭用のアンプに繋ぐかで普通に鳴らすことが出来る。
販売当時、カーショップ店のオーディオ展示ブースで車に取り付けるスピーカーを探していたところ、試聴比較できるコーナーがあり、大体が、アルパイン/カロッツェリア/ケンウッド/アゼスト/ダイヤトーンの約5種類のスピーカーで1-2-3-4-5等のスイッチがあり、切り替えして試し聞き出来るようになっている。
そこで音楽を聞きながらボタンを順に切替えし、この DLX-Z17PRO に切り替えるといきなり音の雰囲気が変わり、明らかにその中では次元違いで高評価となり比較にならず、そう感じた方も殆どかと思う。
車専用スピーカーの使用暦では、「@落ち着いた、DLX-F177」 → 「A煌びやかな、DLX-Z17PRO」 → 「B大人しく太く賓のある、F#1
STATUS SPX-Z15M 」となったが、現在ではAとBの中間程度の「ナカミチ SP-S652 と VIFAのツィーター」を併せて取り付けている。つまりこれで不足無く十分としている。
さて、このエンクロージャーに DLX-Z17PRO のセットで ビクター AX-V8000 で鳴らしてみると・・・ 一聴してフワッと広がりを見せ、明瞭で反応も早く良い感じである。どこか
QUAD 11L2 で聴いていた様な感じも受けるが、長時間聴いているとツィーターが少々前へと強めに出る指向がある。
車で使用の場合、エンジン音や走行時のノイズなどを考えれば、運転手に音楽を聞かせると言う意味では、逆に大人し目の音では凹んでしまう。そう考えるとキラびやかで前に出る音作りの
DLX-Z17PRO が良く練られているかもしれない。ただ長時間走行での試聴ではツイーターの音がしんどく、気付けばアンプ側で中高音を抑えて聴いていた。またウーハーはドアに埋め込み、低音の出し方には限界があり、その為、現状ではサブウーハーを併用した方が無難かと。
また家の中では左右のスピーカーの中心で聴くことができるが、車中では中心に座れない!その為、カーアンプの各スピーカーの距離感調整などを利用してボーカルがフロントガラスの方から出てくる様に如何に誤魔化して設定するか、ある程度の妥協も必要である。 |
●エンクロージャー部
サイズ(約):37(H)×23(W)×20(D)cm 重量:6.7kg /1本 (ユニット含む)
●30mm リング・ツイーター・ユニット
瞬間最大入力 120W
定格入力 40W
インピーダンス 4Ω
出力音圧レベル 89dB/W(1m)
再生周波数帯域 3.5kHz〜60kHz
推奨カットオフ周波数 8kHz〜10kHz 単体重量 0.3kg
●17cm (6-1/2") ウーハーユニット
最大入力 200W
定格入力 50W
インピーダンス 6Ω
出力音圧レベル 89dB/W(1m)
再生周波数帯域 28Hz〜12kHz
推奨カットオフ周波数 3kHz〜10kHz 単体重量 1.7kg
●2WAYパッシブネットワーク部 出力負荷 :ウーファー :6Ω ツィーター :4Ω 単体重量 :0.5kg/個 総重量:1.1kg
アースバー、コイルのターミナルダイレクト接続により、電流容量を拡大
真四角線によるHi-μSコアコイルを採用し、抵抗ロス低減と不要共振を排除
電流の流れを円滑にする高音質パターンの採用
過渡応答性の良いドイツ製フィルムコンデンサを採用
無誘導抵抗によるインダクタンスロスの排除
フィルター調整機能 WF LPF:2段階 (-12dB/oct、-6dB/oct)
TW HPF:2段階 (LOW、HIGH)
TW LEVEL調整 : 6段階 (0dB/-3dB/-5dB/-7dB/-8dB/-9dB)
バイワイヤリング・バイアンプ接続対応
WF LPF調整
ジャンパーON :-12dB/oct (Default) ジャンパーOFF: -6dB/oct
TW HPF調整
ジャンパーON : LOW (Default) ジャンパーOFF: HIGH
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DENON SC-E212 2WAY 密閉型 定価 \33,000 (税別) (1995年頃発売)#076 |
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ONKYO とは対照的な DENON だが、何が?そうデザインがバラッバラ。DENON のカタログを見ていて以前から感じていたが、その時代の売れ筋デザインを真似て作っているような、これがデンオンというデザインが何故か感じられなかった。この頃から名前まで海外に合わせてデノンになっているし。
そしてこのスピーカーは、デノンが英国製として販売した経緯を持つ珍しい SC-E212 密閉型スピーカー。作れば売れる時代も去り、バブル崩壊後の95年。時代に乗り遅れない様に行列を組んでまで売れてゆくのは一人歩きの
Windows95 だけ。そしてそれを動かす家庭用コンピューターの時代が幕開けとなる。
もうロックやディスコはいつの時代やらと考える元気の無い日本では、音楽どころか、精々家でしんみりと大人しい音楽を聞くくらいでしかなく。「安くて良い音の出るスピーカー」でなければ売れない?、と言うことで、3まん3千円とこんな価格で登場してきた。
価格からして、どうせ?・・・。一聴して出てくる音は?あれっ?いやなかなか感じよい音が出て、スッキリと落ち着きを感じる。コンパクトサイズで密閉型なのに暴れた感じが無く、低音も良く出ている。普通にのんびりとBGMを聴く気分であれば、充分に良いスピーカーだと思うし、流石に日本国内向けで量販される安価なスピーカーの音とは次元が違う。ヨーロピアンテイストを意識した音質であり、元々海外向けで販売していて、そのまま日本へ逆輸入したのかな?こんな価格なのに・・・
ただ大人しめのDENONのアンプではなく、元気のあるデジタルアンプなどで鳴らしてあげた方が◎! |
形式:2ウェイ・2スピーカー・密閉型 最大入力: 100W 再生周波数範囲: 50Hz - 30kHz 定格感度レベル: 87dB/W/m クロスオーバー周波数: 3.5kHz インピーダンス: 6Ω ウーファー: 13.5cm コーン型 ツィーター: 2cmバランスドーム型 寸法:185W × 275H × 205D mm 質量: 3.5 kg (1台) 防磁設計(JEITA) |
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DENON SC-E252 2WAY 定価 \60,000 (税別) (1996年頃発売)#077 |
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バブル時期から一気に円高で、スピーカーも海外製が手ごろな値段になり、いつの間にかオーディオショップでは舶来もんのスピーカーがオンパレードで、日本製が隅に追いやられる始末。より取り見取りで購入できるし、日本製と聞き比べても、ワンランク〜ツーランクも上の音が得られ、もう既に日本製は表立って出る姿が無くなってしまっていた。
デノンはデンマーク製スピーカー「ダリ」の総代理店となり、フラッグシップクラスとして販売。自社ブランドの「DENON」はエントリークラスで販売?・・B&W
はナカミチ〜マランツへ、TEACはEsoteric・・カーオーディオでは、ALPINE がフラッグシップのF#1シリーズで ScanSpeak
だし、そんな時代でもあった。
そしてこのDENON SC-E252 の横に DALIのグランドクーペを並べた時に、ウーハーがよく似ている様なので、ばらして中を覗くと、やはりスピーカーユニットはデンマーク製のPeerlessが使用されていた。音を聴いてみると、普通に穏やかで良い感じで鳴ってくれる、まさしく Peerless の音である。
Peerless は1926年設立の老舗デンマークメーカーで、2000年にはVIFAと合弁し、DST(デニッシュ・サウンド・テクノロジー)を結成。2005年には、Tymphany by Peerless/Vifa/ScanSpeakのブランドは共に共通素材を処々に採用し、「DST」を取得している。また、これらのスピーカーユニットは、世界中のハイエンドメーカーにも採用され高い評価を得ていた。
この DENON SC-E252 は Peerless のエントリーモデルのユニットを付け、Made in Japan で製造販売となっている。色々と目に見えない企業努力はあるんだなと本当に思う。ただ、このスピーカーからでる音は、日本の音では無いし、B&W
やセレッションの様な英国の音でも無く、やっぱりデンマークの音である。DENON はいったい何処を目指していたんだろうか・・・ |
形式:2ウェイ・2スピーカー・バスレフ 最大入力: 100W 再生周波数範囲: 35Hz - 45kHz 定格感度レベル: 88dB/W/m クロスオーバー周波数: 3.5kHz インピーダンス: 6Ω ウーファー: 14.5cm コーン型 Peerless ツィーター: 2.5cm ドーム型 Peerless 寸法:205W × 345H × 255D mm 質量: 5.8 kg (1台) 防磁設計(JEITA) |
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