趣味が昴じてわらしべ聴者 アンプ比較
  外部から入ってきた音のデーターを上手に処理し、そしてスピーカーへと出力しオーディオの中心的存在となるアンプ!何気なく聞き流していた音楽も、突如として脳裏に入り込み刺激をしてくる。そうなると身体がシビレ、寒イボが立って来る!更にあるレベルのアンプ辺りから突然背筋ををこそばし、涙腺感激環流の嵐に見回ってしまう!いったいこれは何?・・・・・。 この刺激をもう一度と繰り返すが、この嵐はほんの数日で終わってしまい長続きがしない。

 そしてあの嵐をもう一度と追い続けるとアンプのボリュームが自然と上がってしまい、次に襲ってくるのが嫌味な中高音が脳を刺激し、低音酔いで吐き気を催す!こうなるともう即刻、脳が命令を下し、リモコンの電源スイッチに右手の親指を乗せて「電源を切れ!」と指図し、自然とOFFになる。 こうなると、もう脳がそのアンプの音に飽きてしまっていると言うことになり、ワンランク上の音を求めて買い替えることになる。
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Pioneer C-73 M-73 定価:50,000円/75,000円 (1977年発売) A001

 80年代初めよく聴いていたセット。メインはレコードとカセットテープ。当時はレンタルレコードが出始めた頃、借りてきてはテープに録音し、それをよく聴いていた。

 この当時よく聴いていたジャンルは、ディスコ!、その中でも、ドナ・サマー スティービー・ワンダー ラブ・アンド・キッス、シルバーズ、アースウィンド・アンド・ファイアー、エモーションズ・・・等々だった。

 長い間使わず眠っていたC-73 M-73を久しぶりに引っ張り出してセッティングしたが、殆どガリも無く、ボリュームを上げ行くとこんなにも抜けの良い高音が出るのかと改めて感動。また細かなHz調整も出来、技術的には30年前にほぼ完成していたのだなと改めて気付く。個々人の好みであるが、一聴に値する一品だと思う。 1976年発売から30年以上経った今も眺めていて飽きの来ないデザインは、日本の匠の技を感じさせると同時に、各つまみや接続端子等を磨いていて改めてその造りの良さに感激。つまみの一つ一つがアルミ合金製で、現在使用している20万クラスのアンプでさえプラスティック製つまみとは情けないものがある。この贅沢で堂々とした雰囲気のアンプを今製造するとしたら幾ら掛かるのか。

 <SPEC>

[C-73 コントロールアンプ]  
入出力端子 PHONO1・2 >TUNER>AUX1・2>TAPE PLAY/REC1・2 OUTPUT>PHONO
最大許容入力1kHz/300mV>PHONO周波数特性/20Hz〜20kHz±0.2dB>
寸法:480(W) x 142(H) x390mm(D) 7.7kg
1977年時定価:50,000円 

[M-73 パワーアンプ]
回路方式 差動2段全段直結パラレルPP純コンプリメンタリーOCL>
実効出力20〜20,000Hz 両ch駆動/85W+85W(8Ω)高調波比率/0.05%以下43W出力時0.01%>
寸法:480(W) x 142(H) x390mm(D) 15.2kg
1977年時定価:75,000円

AIWA S-C7 S-P7 定価:22,000円/36,000円 (1979年発売) A001-N

 EXPO70'の万国博覧会で交通網が一気に拡がり、大阪の梅田から千里中央まで新御堂筋が走り、ちょうど中間に位置する江坂駅、元々は畑一面の場所にダイエー、大同生命、東急ハンズやパチンコやが駅周辺に次々と現れ、一気に盛んになった町に、丁度80年頃、マツヤデンキが構えていた。その2階はオーディオ専用フロアで、ちょくちょく覘きに行き、当時は音質というものに然程気にはしなかったが、ただ単に良い音がするステレオは?と店員さんに尋ね、やけに自信を持って薦めてきたのが、この アイワ AIWA のミニコンポーネントであった。フルサイズコンポも沢山展示してあったが、「この辺のものよりずっと良い音がしますよ!」と言っていたのが記憶にある。

 実際並んでいたフルサイズコンポに比べ、確かに音質が良かったので「my Pace7 シリーズ」のセットで購入を決め、持ち帰って初めて聴いたとき、既に所有のパイオニアのコンポセット(C-73/P-73)よりも図体はずっと小さいが、単純に聴き心地が良く、確りした音が鳴っている!と感じ、こちらのAIWAセットを中心に音楽を聴いていた。

 まず一聴して反応の良さが得られ、モッサリ感は皆無である。DISCOやROCK等は、スピード感の中に確りとリズムに乗せた音調は明瞭で、ぼやけた感は存在しない。この時代は第一次/二次ディスコブームでもあり、街中では沢山のDISCOホールが存在していたが、その中で使用されていたスピーカーは、殆どの店舗でやたらJBLのロゴが目立っていた。実際、ホールなどでは大音量で攻撃的に迫ってくる音に迫力と感動を受けるが、これを家の狭い部屋で聞くとなると正直チョッと苦になってしまう。

 そんな自宅環境で鳴らすのに、このアンプは丁度良いのか、巧く雰囲気をも聴き易く出してくれた。アメリカン・オーディオ的な刺激は抑えられ、また立体的な北欧的でもなく、丁度中間に位置する雰囲気を出すアンプの様な・・・。そんな中アップテンポではノリが良く、また、セパレートアンプとしたことでシンフォニックやJAZZなど立体的な音場感も不足無く、女性ボーカルは色っぽく、フォークソングも陽水のギターの弦の味がよく出てくれる。なんか細かいことは抜きにして聴いていて楽しいアンプである。
 <SPEC>

●PRIAMPLIFIRE C7 [MODEL NO.S-C7]

入力感度(インピーダンス)
Phono (MM) 2.5mV (47kΩ)、Phono (MC) 0.25mV (100Ω)
TUNER AUX 150mV (47kΩ)、TAPE PLAY 150mV (47kΩ)

出力レベル(インピーダンス)
TAPE REC 150mV (47kΩ)
OUTPUT 900mV (47kΩ)

高調波歪率
TUNER、AUX、TAPE、PLAY 0.008% (20Hz〜20kHz)
PHONO (MM) 0.002% (1kHz)

周波数特性
AUX、TAPE、PLAY 10Hz〜100kHz (+0dB、-3dB)

RIAA偏差
±0.2dB (20Hz〜20kHz)

SN比
Phono (MM) 89dB、Phono (MC) 73dB
TUNER AUX 105dB、TAPE PLAY 105dB

トーンコントロール
BASS (50Hz) ±10dB、TREBLE (20kHz) ±10dB

フィルター
LOW (30Hz) 6dB/OCt

電源コンセント出力: 最大200W
SWITCHED:2系統、UNSWITCHED:1系統

電源:AC100V、50-60Hz 消費電力: 5W
外形寸法: 250(W)×71(H)×257.5(D)mm
質量:2.2kg


●DC STEREO AMPLIFIRE P7 [MODEL NO.S-P7]

回路方式
FET入力、2段差動 SEEP OCL回路DC構成

使用半導体
3 IC、17トランジスタ、2FET、21ダイオード、10LED

実効出力
50W/50W (20〜20,000Hz、両ch駆動、8Ω)

高調波歪率

0.02% (定格出力時 20Hz〜20kHz、8Ω)

出力帯域幅
10〜50,000Hz (IHF歪率 0.05% 以下)

SN比
115dB

入力端子
800mV (47kΩ)

出力端子
スピーカー A or B 4Ω〜16Ω、A + B 8Ω〜16Ω
ヘッドホン 1mW/1W (8Ω)

ダンピングファクター
40以上 st 1kHz (8Ω)

電源:AC100V、50-60Hz 消費電力: 120W
外形寸法: 250(W)×71(H)×247.5(D)mm
質量:5.4kg

YAMAHA AVX-780DSP 定価:\89,800(1994年発売) A002

 95年頃、初めてAVアンプを手にした。購入は大阪日本橋の今はもう無いニノミヤ本店だった。サブウーハーを使用したのもこのときが始めてで、一緒に薦められて買ったNX-P210 5.1chのおもちゃみたいなヤマハのスピーカー。8畳程の部屋にセッティングし、鳴らしてみた。映画館の雰囲気や、ライブの雰囲気などが出せ、面白く夢中になり正直ビックリした。当時の映像系は主流もビデオだったし2CH音声を上手く偽似的に5.1CHとして出していたものだった。昔の映画、時代劇や大魔神などモノラル音声出力の場合、70mmMOVIE THEATER1 モードで聞けば何とも言えない少年の頃の映画館に居る様な雰囲気が懐かしかった。 またサラウンドを効かして懐かしのディスコミュージックなど結構雰囲気が出ていた。
 <SPEC>

  ●定格出力(6Ω):メインアンプ65W+ 65W センターアンプ65W+ 65W リアアンプ25W+25W
●実用最大出力(6Ω):メインアンプ 100W+100W センターアンプ 100W+100W リアアンプ 30W+30W
●入力端子:オーディオ×3 AV×5(AUX1以外S端子付)
●出力端子:REC OUT×3 スーパーウーファ×1、ヘッドフォン×1 ビデオモニター コンポジット=1 S=1 ●外形寸法:435W×146H×410Dmm
●質量:11kg ※スピーカー出力は5ch(メイン、センターAB(デュアル可)、リア) 

YAMAHA ヤマハ DSP-R795 定価:88,000円 (1998年発売) A003

 次に買ったのがこれ。当時、車に乗ることが多くカーステレオで殆んど音楽を聴いていた。そのため、家ではそこそこ音がなれば良し程度で考えていたのだが・・・・・   流石に前から来る音と後から来る音とでは、当然雰囲気が異なる。当時は未だビデオがメインで、ドルビーサラウンドの恩恵は受けておらず、DSPサラウンドを好みの音に調整していた程度だった。旧機種のAVX-780DSPと比べ、リモコンが小さくなって操作がし易くなった程度で、音質的な違いは差ほど大きく感じなかった。
<SPEC>

●定格出力(6):フロント80W+80W、センター80W、サラウンド80W+80W
● 実用最大出力(EIAJ 6):フロント120W+120W、センター120W、サラウンド120W+120W
● 全高調波歪率:0.025%以下(CD他) 
● S/N比:80dB(MM)、96dB以上(CD他) 
● 消費電力:310W 
● 外形寸法:435W×151H×391Dmm ● 重量:13.0kg

YAMAHA ヤマハ DSP-R995 定価:118,000円 (1998年発売) A004

 R795 から R995 への買い替えで感じたこと、3万円UPで出力が20Wの差となり、そのゆとりが出ているのか、音の厚みがグッと出てきたように感じた。外観は同じなのになるほど違うものなんだと感じた。

 同時にDVDプレイヤーも購入し、映画DVD盤も5.1chのものが数多く出回り、ドルビーサラウンドというものを聴くきっかけになり、スピーカーもボーズ〜フロント2chはB&W等を繋ぎ始め、音のこだわりに興味が持ち始めたアンプでもあった。
<SPEC>

● 定格出力(6):メイン100W+100W、センター100W、リア100W+100W
● 実用最大出力(EIAJ 6):メイン140W+140W、センター140W、リア140W+140W
● 全高調波歪率:0.025%(CD他)
● S/N比:80dB(MM)、96dB(CD他)
● 消費電力:380W ● 外形寸法:435W×171H×391Dmm ● 重量:14.1kg
YAMAHA ヤマハ DSP-AX530 定価:52,000円 (2002年発売) A005

 DSP-R995から4年経過した2002年製のAVアンプ。新しくなって技術も向上し、音質も良くなっているだろうと、思い込みで買ってしまった。ただ、R995と比べると価格は半値以下のエントリー機であったため、聞き比べると、何せ音が細く感じたため、ショックを受けた。折角買ったこのアンプには悪いが、「安もん買いの銭失い」をもろに経験したアンプだった。
<SPEC>

● 定格出力(6):メイン75W+75W、センター75W、リア75W+75W
● 実用最大出力(EIAJ、6):メイン100W+100W、センター100W、リア100W+100W
● 全高調波歪率:0.06%(CD他) ● S/N比:100dB(CD他,250mV) ● 消費電力:180W
● 外形寸法(幅×高さ×奥行):435×151×387mm ● 重量:10.0kg

YAMAHA ヤマハ DSP-AX10 定価:110,000円 (2001年発売) A006

 AX530の失敗で、新しくなっても同額以上のものを買えということを経験し、このアンプを購入。同時期に購入したスピーカーB&W CDM1SEを繋ぎ、何気なく良い音だなぁと感じながら音楽を聴いていた時、いきなり感動が始まり涙がこみ上げてきた!今までは鳥肌が立ったり、ジーンとしびれたり等は何度もあったが、涙が湧き出てきたのはこれが初めてで、その後の音楽中毒が始まったきっかけとなった一台だ。
<SPEC>

●定格出力(6):メイン100W+100W、センター100W、リア100W+100W
● 実用最大出力(EIAJ 6):メイン150W+150W、センター150W、リア150W+150W
● 全高調波歪率:0.04%(CD他) ● S/N比:86dB(MM)、100dB(CD他)
● 消費電力:230W ● 外形寸法:435W×171H×432Dmm ● 重量:15kg
● CINEMA DSP/HIGH DSP計28音場プログラム

YAMAHA ヤマハ DSP-AX1400 定価:105,000円 (2003年発売) A007

 THX SELECT CINEMA DSPに両対応、また多様な音場サラウンドプログラム搭載でD4端子も装備した機種となり、DVD映画やライブの様な雰囲気などがより一層楽しくなってきたAVアンプだった。

 2chステレオ時も
以前よりも若干色濃くなってきた感じで、音楽を聴くのが楽しみになってきた。
<SPEC>

●定格出力(6):フロント110W+110W、センター110W、
サラウンド110W+110W 、サラウンドバック/プレゼンス110W+110W
● 実用最大出力(EIAJ 6):フロント170W+170W、センター170W、
サラウンド170W+170W 、サラウンドバック/プレゼンス170W+170W
● 全高調波歪率:0.04%(CD他) ● S/N比:86dB(MM)、100dB(CD他)
● 消費電力:400W ● 外形寸法:435W×171H×433Dmm ● 重量:15.5kg
● THX SELECT CINEMA DSP/HIGH DSP計28音場プログラム 

marantzマランツ  SR4200 定価:39,900円(税込) (2001年発売) A008

 YAMAHA ばかり聴いていて、他メーカーの味付けはどんなものだろうと買ったのが、このマランツSR4200である。エントリー機なのでこれも安物買いの銭失いになるかと思ったが、そうでもなかった。
2chでは意外と芯は細いが広がりがあり、YAMAHA系に比べるとスッキリといった感じであった。

 5.1ch での遊び心では、多彩なYAMAHA系が3歩くらい進んでいた。またリモコン操作、設定系では、直感的簡単なヤマハに比べ、解かりにくく何度も操作に迷うことがあった。
<SPEC>

●定格出力:フロント70W+70W、センター70W、リヤ70W+70W
● 実用最大出力:フロント100W+100W、センター100W、リヤ100W+100W
● FMチューナー76MHz - 90MHz AMチューナー531kHz - 1602kHz
● DAコンバーター24bit 96kHz対応
● 外形寸法:440W×154H×365Dmm ● 重量:9.7kg
 
  Marantz Model PS4500 定価:47,250円 (2004年発売) A009

  Pure Surround 思想に基づく高音質設計 全7ch同一パワーディスクリートパワーアンプ 全7chに130W同一のストレート・イン・ライン・ハイパワーアンプを搭載。ということで、マランツ系を買い替えた。しかしこの7chって何の意味があるのか、こんな沢山スピーカーは要らないよ!と言いたくなる装備になった。

 なんとなくマランツの音に興味が沸きだしたのもここからで、旧機種のPS4200に比べると、より芯が確りした感じはするが、以前に受けた感動というものがさっぱり出ない。安価なエントリーモデルなので仕方がないのはわかる。
<SPEC>

●定格出力:フロント105W+105W、センター105W、
サラウンド105W+105W 、サラウンドバック105W+105W
● 実用最大出力:フロント130W+130W、センター130W、
サラウンド130W+130W 、サラウンドバック130W+130W
● DAコンバーター 192kHz/24bit
● 外形寸法:440W×162H×387Dmm ● 重量:12kg 

 ヤマハ DSP-AX2400 定価:150,000円 (2003年9月発売) A010

 何故かDSP-AX10以来、気持ちが込み上げる程の感動が無くなり、マンネリしてきた音楽鑑賞。そんな時は思い切って買い換える!で買ったのがこれ。型番は1400〜2400へ、価格差は4.5万円、さて・・・

 グッと押し出すパワー感は増したが、何故かこもったような感じ!?、しかし日々が過ぎ、聴きならされたのか、馴らしができ調子が出てきたのか、どこか良い感じに思えてきた。実際、この機種辺りから奥行き感が出てきたのを感じ取り始めるクラスであるのがわかる。

 何故AVアンプにこだわるのか?→その答えは、たまにDVDの洋画を見るからで、また2台も3台もアンプが在ると何かと面倒が増えるからで、幾度も好きなスピーカーをあちこち繋ぎ変え、度々邪魔くさいなぁと感じたからである。
<SPEC>

●定格出力(6):フロント120W+120W、センター120W、
サラウンド120W+120W 、サラウンドバック120W+120W
● 実用最大出力(EIAJ 6):フロント180W+180W、センター180W、
サラウンド180W+180W 、サラウンドバック180W+180W
● 全高調波歪率:0.04%以下(CD他) ● S/N比:86dB(MM)、100dB以上(CD他) 
● 消費電力:400W ● 外形寸法:435W×171H×433Dmm ● 重量:17.8kg 

● THX SELECT CINEMA DSP/HIGH DSP他、31種音場プログラム

 Marantz Model PM6100SA 定価:39,800円 (2000年発売) A011

 マランツAVアンプ PS4500 で、スッキリ感がどうも気になり、2ch機との聴き比べで、この手頃なエントリーモデルを購入。年式は若干古くなるが・・・・・

 PS4500 と同じスピーカーで聞き比べるが、殆ど解からない!?、ごくごく僅かに微妙な違いはあるが大変よく似ている。ただ、今日はPM6100SAで聴き、明日はPS4500で聴くとどちらで聴いているか解からないレベル。つまり、AVアンプは、2ch機より音質が劣ると言う都市伝説の噂は気にせず、好きな方を買えということが判った。ということで、先にこのPM6100を手放した。

<SPEC>

●定格出力 (20Hz−20kHz 両Ch 同時駆動) 
50W×2(8Ω負荷) 60W×2(6Ω負荷) 70W×2(4Ω負荷) 
●全高調波歪率 0.01% ●混変調歪率(SMTPE) 0.01% 
●出力帯域幅 (8Ω負荷 0.04%) 10Hz-50KkHz 
●周波数特性(CD、ソースダイレクト) 5Hz-60kHz+0/-1dB 
●ダンピングファクター (8Ω負荷 20Hz---20kHz) 100以上 
●入力感度/入力インピーダンス PHONO(MM) 2.3mV/47kΩ HIGH LEVEL 200mV/15kΩ 
●SN比(A・ウェイト補正) PHONO(MM)85dB/HIGH LEVEL 110dB

 YAMAHA ヤマハ DSP-AX2500 定価:157,500円 (2004年10月発売) A012

 AX2400販売から丁度1年で新型のAX2500が出ている。えっ?あっそう、という感じで、飛びつかない。その理由は一型落ちになると値が下がるからで、AX2600が出てから購入したAX2500。1年で旧機種?になったAX2400と比べ外観は全く一緒。ただリモコンが細くなったので、非常に使い易くありがたい。

 またいつもの様に同じスピーカーでAX2400と聞き比べてみた。えっ?と耳を疑ったが、全く性質が違うのに驚いた!華やかになっている!もう一度AX2400を聴きなおすと、音がこもっている。まるでスピーカーにマスクでもしているかのように違う。逆にこんな音を聴いていたのかとおののいた!気になりヤマハのホームページで確認すると、製作スタッフのインタビューページがあり、中身を一から設計しなおしたと書いてあった記憶がある。つまり外観は同じでも中身は別物。ユーザーから見れば最初からこうしとけよ!と思うが、逆にメーカーの本気度が伺える。

 このDSP-AX2500は、DSP-AX1400/2400 AX1500と同じボディを持ち、同シリーズと思われるが、中身はそっくり新設計の別物で、音質の良改善から、後のDSP-AX4600のベースにもなっている。
 <SPEC>

●定格出力(6Ω):フロント130W+130W、センター130W、
サラウンド130W+130W 、サラウンドバック/プレゼンス130W+130W
● 実用最大出力(EIAJ 6Ω):フロント180W+180W、センター180W、
サラウンド180W+180W 、サラウンドバック/プレゼンス180W+180W
● 全高調波歪率:0.04%以下(CD他) ● S/N比:100dB(CD他 250mV) 100dB(MM 2.5mV)
● 消費電力:400W ● 外形寸法:435W×171H×433Dmm ● 重量:17.8kg 
● THX SELECT CINEMA DSP/HIGH DSP他、35種音場プログラム 

 Marantz マランツ PS7500 定価:105,000円 (2004年11月発売) A013

 マランツの音も、気になり、PS4500の上位機種であるこのPS7500を手に入れた。さすがに下位機種に比べると、スッキリ感に、濃さと華やかさが加味された感じにグレードアップされている。ただ、同年代のヤマハAX2500に比べると、音質に軽さを感じてしまう。価格も5万円ほど安価設定になるので、仕方がないと思うが、何となくマランツはAVアンプに力が入っていない感じを受ける
<SPEC>

●定格出力(6Ω):フロント135W+135W、センター135W、
サラウンド135W+135W 、サラウンドバック135W+135W
● 実用最大出力(EIAJ 6Ω):フロント170W+170W、センター170W、
サラウンド170W+170W 、サラウンドバック170W+170W
●DAC:192kHz/24bit ● 消費電力:590W 
● 外形寸法:440W×184H×463Dmm ● 重量:14.8kg 

 YAMAHA ヤマハ DSP-AX1500 定価:105,000円 (2004年10月発売) A014

 すでにAX2500を手にしていたので必要ないかと思ったが、何となく手に入れたAX1500。ちょくちょく切り替えて試聴していると、気がついたが、上位機種のAX2500は、音の“透明感”や“静けさ”を重点にした感じの音づくりで、AX1500のほうはよりシアター向き?で、特にTHXサウンドは以外にパワー感があって、聴いていて大変リアルで楽しい感じを受けた
<SPEC>

●定格出力(6Ω):フロント120W+120W、センター120W、
サラウンド120W+120W 、サラウンドバック/プレゼンス120W+120W
● 実用最大出力(EIAJ 6Ω):フロント170W+170W、センター170W、
サラウンド170W+170W 、サラウンドバック/プレゼンス170W+170W
● 全高調波歪率:0.04%以下(CD他) ● S/N比:100dB(CD他 250mV) 80dB(MM 2.5mV)
● 消費電力:400W ● 外形寸法:435W×171H×433Dmm ● 重量:15.5kg 
● THX SELECT CINEMA DSP/HIGH DSP他、多種音場プログラム 

 ARCAM アーカム Alpha 9C/9P 英国仕様 換算定価:約10万円/10万円 (2000年頃発売) A015

 たまたま手に入れたアーカムのセパレートセットで輸入品の英国仕様で、電源もそのままの200V仕様となっていた。も一つたまたま、200Vの電源が自宅に引いてあったので、線を引っ張ってきて試すことができた。外観はどちらかと言うと日本製のように無骨ではなく、スッキリ安物っぽい。この時、暫く使用していたスピーカーでセレッションのCELESTION A1を所有していたので、繋いでみた。

 その音質は、淡々とした感じで静かだ。この静かと言うのは、小さな音が良く聞こえ、荒っぽさが無いというか、隅々まで良く聞こえる。何となく優等生?のような真面目で大人しいアンプ?このアンプでディスコやロックを聴きたいとは思わなかった。選曲によって「良い」「つまらない」が出るアンプだった。
<SPEC>

ARCAM Alpha9C

Frequency Response 20Hz - 20kHz +/- 0.5dB 

INPUTS 
Line Inputs Sensitivity 200mV 
Noise (ref 800mV output) -100dB typical ('DIRECT' IN) 
Input impedance 25kΩ 
A/Vloop input (A/V mode) Sensitivity 940mV 
Input impedance 30kΩ 

OUTPUTS 
Main outputs 
Nominal output level 800mV 
Maximum output level 8V 
Output impedance 10Ω

Headphones 
Maximum output level into 600 8V 
Output impedance 100Ω

Mains voltage 230V/115+/-12% 
Power consumption (max) 20VA 
Dimensions W/D/H  430mm x 310mm x 110mm
Net Weight 4.4kg

ARCAM Alpha9P

最大出力 90W×2(8Ω負荷) 140W×2(4Ω負荷) 

Mains voltage 230V/115+/-12% 
Power consumption (max) 550VA 
Dimensions W/D/H  430mm x 320mm x 110mm

 Pioneer VSA-1014-N 定価:97,650円 (2004年8月発売) A016

 一時期はカーオーディオがパイオニア系のカロッツェリアなもんで、俗に言うドンシャリを好んだものだが、それは騒音のある車内でのこと。で、久しぶりに買ってみた家庭用アンプ。だが、一時期と比べるとパイオニアは影が薄い存在になって行ったような・・・・・

 そして電源を入れ、鳴らしてみたが・・・・・??エッいつ?・・・あれっ出てこない!

 このアンプハッキリ言って音の記憶が無く、気がついたらラックからいつの間にか消えていた。たぶん良い記憶も無ければ、悪い記憶も無かったので可もなく不可もなかったのは確かである。この時期のAVアンプは YAMAHA の一人勝ちのようで、余りインパクトも無く、殆ど使わず直ぐに手放したのかもしれない。・・・・・ラックに入れた記憶はあるのだが?
<SPEC>

● 実用最大出力(EIAJ 8Ω サラウンド時):フロント160W+160W、センター160W、
サラウンド160W+160W 、サラウンドバック160W+160W

● 全高調波歪率:0.09%(20Hz〜20kHz 100W 8Ω) 

● ライン入力S/N比:103dB (IHF-A) 

● 消費電力:350W 

● 外形寸法:420W×173H×465Dmm 

● 重量:15.4kg 

● THX SELECT CINEMA DSP/HIGH DSP他、31種音場プログラム 

 Marantz マランツ PM8100SA Ver.2 定価:78,750円 (2003年7月発売) A017

 外観は、写真で見るより、安物っぽくなく高級感があり、シンプルでスッキリした面構え。背面の独製WBT社製大型スピーカーターミナルなど、見た目は単調に纏められており良い音が出そうと思わせる。

 2ch 機と思い購入したが、よく見ると、6ch入力端子と 6ch プリアウトが付いていた!?別売りのパワーアンプを接続することで、SACDやDVDオーディオなどのマルチchオーディオも楽しめるとよっ!と言う仕組みで何故か純粋の 2ch 機では無かった!どこか中途半端で、これなら正直AVアンプを持つ。

 音質は、スッキリと拡がり感があり粗さが少ない。ボーカルやピアノの余韻もよく聞こえるが、AVアンプの PS7500 同様に、YAMAHA と比べ若干音が軽く感じてしまう・・・ような。

<SPEC>

定格出力 (20Hz−20kHz 両Ch 同時駆動) 
60W×2(8Ω負荷) 75W×2(6Ω負荷) 90W×2(4Ω負荷) 

全高調波歪率 
0.01% 

混変調歪率(SMTPE) 
0.01% 

出力帯域幅 (8Ω負荷 0.04%) 
10Hz-50KkHz 

周波数特性(CD、ソースダイレクト) 
5Hz-70kHz+0/-1dB 

ダンピングファクター (8Ω負荷 20Hz---20kHz) 
100以上 

入力感度/入力インピーダンス 
PHONO(MM) 2.4mV/47kΩ HIGH LEVEL 210mV/25kΩ 

SN比(A・ウェイト補正) 
PHONO(MM)85dB/HIGH LEVEL 110dB

 DENON デノン AVC-3890 定価:157,500円 (2004年3月発売) A018

 やっぱり気になるアンプメーカー、デノン、昔はデンオンと呼ばれていたいたが、いつの間にか変わっていた。世界共通になったのかな?中堅機種の位置づけであるAVC-3890。型落ちで値崩れして購入。

 メーカーの触れ込みは、高音質サラウンド回路D.D.S.C.デジタル搭載、全チャンネル同一パワー同一レスポンスのディスクリート構成7chパワーアンプ等、2chステレオからマルチチャンネル再生までピュアに再生する徹底した高音質設計のAVアンプ。 暗所でも見やすいELタイプリモコン付属。オートセットアップ、ルームIQ機能で、マイクを使った自分の部屋に適した測定ができる。との事。実際このオートセットアップをしてみたが、自分の耳を信じてマニュアルで設定するのがベストであった。暗所でも見やすいELタイプリモコンとの事であるが、操作しにくく、やっぱりボタン式がベストであった。

 実際の音質は僅かに引きこもりの様な、華やかさが控えめな印象。世間での常識でピラミッド形成と言われている音の出方は、確かにそうかなとも感じた。

 これまで電源の入っている時間が多かったYAMAHA DSP-AX2500は、このAVC-3890に比べ低域側が若干控えめで、マランツPS7500に比べると、高域の華やかさが若干控えめだが、苦手なジャンルが少なく、総合的に比較するとこの3社では、AX2500が好ましかった。
<SPEC>

パワーアンプ部] 
定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D. 0.05%) 
フロント :120W+120W 
センター :120W 
サラウンド :120W+120W 
サラウンドバック :120W+120W 

定格出力(6Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%) 
フロント :160W+160W 
センター :160W 
サラウンド :160W+160W 
サラウンドバック :160W+160W 

実用最大出力(6Ω、EIAJ) 
フロント :180W+180W 
センター :180W 
サラウンド :180W+180W 
サラウンドバック :180W+180W 

[フォノイコライザー部](PHONO入力REC OUT) 
入力感度/2.5mV 
RIAA偏差/20Hz〜20kHz:±1dB 
SN比/74dB(JIS-A、5mV入力時) 
歪み率/0.03%(1kHz、3V出力時) 
定格出力/最大出力/150mV/8V 

ビデオ部 
[標準映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/1Vp-p/75Ω 
周波数特性/5Hz〜10MHz(0dB、-3dB) 

[S映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/Y:1Vp-p/75Ω、C:0.286Vp-p/75Ω 
周波数特性/5Hz〜10MHz(0dB、-3dB) 

[色差(コンポーネント)映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/Y:1Vp-p/75Ω、PB/CB:0.7Vp-p/75Ω、PR/CR:0.7Vp-p/75Ω 
周波数特性/DC〜100MHz(0dB、-3dB) 

総合 電源/AC100V・50/60Hz 
消費電力/290W(スタンバイ時1W未満) 
最大外形寸法/W434×H171×D429mm 
質量/17.5kg

 DENON デノン AVC-3920-sp 定価:173,250円 (2005年10月発売) A019
 AVC-3890の販売から翌年に発売されたAVC-3920-sp。外観上大きく変わったところは無いが、カラーリングが変更され、何処か渋くまとまった感じ。リモコンも細身になり格好良くはなったが、相変わらず使いにくく、ELタイプのタッチパネル式の窓は指紋がぺたぺたとしょっちゅう布で拭くはめに。映像系の端子がD端子からHDMIに変更され、アナログとデジタルの違いがはっきりと出、さすがにシャープに表現されるように変化した。

 音質の方では、ザラツキが緩和され纏まりがより確りして来たというところは、さすがに進化していると感じた。ただ、これまで聞いてきた中で marantz の音は拡がりを意識しておりやや軽め、DENON の表現は明るさは抑え目で、中よりに纏めてやや重くした感じだったので、元気さに少々不満が残る感じ。また、YAMAHA の場合は、良いとこ取りとまでは行かないが、やや拡がり感もあり、ややパワー感も持ち合わせている様な、まぁ三種三様で、音楽ジャンルによって聞分ければと思うが、機器たちを設置しているラックの背面のクモの巣を張ったような配線を考えると、一台に絞りたい!でこのAVC-3920-spを残して、今まで購入したアンプは全て撤去した。

<SPEC>

■オーディオ部 

[パワーアンプ部] 
定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D. 0.05%) 
フロント :120W+120W センター :120W 
サラウンド :120W+120W サラウンドバック :120W+120W

定格出力(6Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%) 
フロント :160W+160W センター :160W 
サラウンド :160W+160W サラウンドバック :160W+160W 

実用最大出力(6Ω、EIAJ) 
フロント :180W+180W センター :180W 
サラウンド :180W+180W サラウンドバック :180W+180W 

[フォノイコライザー部](PHONO入力REC OUT) 
入力感度/2.5mV 
RIAA偏差/20Hz〜20kHz:±1dB 
SN比/74dB(JIS-A、5mV入力時) 
歪み率/0.03%(1kHz、3V出力時) 
定格出力/最大出力/150mV/8V 

■ビデオ部 

[標準映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/1Vp-p/75Ω 
周波数特性/5Hz〜10MHz(0dB、-3dB) 

[S映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/Y:1Vp-p/75Ω、C:0.286Vp-p/75Ω
周波数特性/5Hz〜10MHz(0dB、-3dB) 

[色差(コンポーネント)映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/Y:1Vp-p/75Ω、
PB/CB:0.7Vp-p/75Ω、PR/CR:0.7Vp-p/75Ω 
周波数特性/5Hz〜100MHz(0dB、-3dB) 

■入出力端子 

[オーディオ系] 
オーディオ入力端子:11系統 
8ch外部入力:1系統 
光デジタル入力:5系統 
同軸デジタル入力:2系統 
DENON LINK:1系統 
7.1chプリアウト:1系統 
レックアウト:3系統 
光デジタル出力:2系統 

[ビデオ系] 
コンポジット入力:7系統 
Sビデオ入力:7系統 
コンポーネント入力:3系統(RCA:1、RCA or D5
HDMI入力(デジタルオーディオ入力含む):2系統 
コンポジット出力:3系統 
Sビデオ出力:3系統 
コンポーネント出力:2系統(RCA:1、RCA or D5
HDMI出力(デジタルオーディオ出力含む):1系統

[コントロール端子系] 
RS232C:1系統 
トリガー出力:2系統 

■総合 

電源/AC100V・50/60Hz 
消費電力/305W(スタンバイ時1W未満) 
最大外形寸法/W434×H171×D429mm 
質量/18kg

 DENON デノン PMA-2000AE-SP 定価:157,500円 (2005年6月発売) A020

 この時代、リモコンも無い様なアンプ!それだけコストを抑えてピュアに徹するアンプなのかぁ?で買った PMA-2000AE-SP!。で、一番感じたことそれは、聞いている場所と、このアンプの設置場所との行ったり来たりが800回くらい(←それを感じさせるほど何度も)したのではないだろうか。

 そして、このアンプの音を聴いた瞬間!「おおっ!・・・・・んっ?一緒やないかぃ!」で、AVC-3920-sp とほぼ同レベル!?。・・・よーく聴いていると、微妙に押しがあって上回る音かな!?とも思うが、流石に800回の面倒臭さを考えると、そう長い付き合いではなさそうと感じた。・・目の前でじっくりと向き合って聴くほどレベルのアンプ?でもないし、今時リモコンがないのは致命的かも?
<SPEC>

パワーアンプ部 

定格出力 
両チャンネル駆動(CD→SP OUT) 
80W+80W(負荷8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D.0.07%) 

実用最大出力 
160W+160W(負荷4Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%) 

全高調波歪み率 
0.01%(定格出力-3dB時、負荷8Ω、1kHz) 

出力端子 
スピーカーAorB:負荷4〜16Ω、A+B:負荷8〜16Ω 

プリアンプ部 

イコライザーアンプ出力 
150mV 

入力感度/インピーダンス 
LINE:135mV/16kΩ(ソースダイレクトON) 
PHONO MM:2.5mV/47kΩ 
PHONO MC:0.2mV/100Ω 

RIAA偏差 
PHONO MM:20Hz〜20kHz±0.5dB 
PHONO MC:30Hz〜20kHz±0.5dB 

総合特性部 

周波数特性 
5Hz〜100kHz(0〜−3dB) 

SN比(Aネットワーク) 
LINE:108dB(入力端子短絡時) 
PHONO MM:89dB(入力端子短絡時、入力信号5mV時) 
PHONO MC:74dB(入力端子短絡時、入力信号0.5mV時) 

トーンコントロール 
BASS(低域):100Hz±8dB 
TREBLE(高域):10kHz±8dB 

電源コンセント 
SWITCHED(連動)2個、合計容量120W、UNSWITCHED(非連動)1個、容量240W 

その他 

電源 
AC100V、50/60Hz 

消費電力 
275W 

外形寸法 
W434×H181×D480mm 

質量 
24.0kg

 Marantz マランツ PM-17SA Ver.2 定価:126,000円 (2004年11月発売) A021

 独WBT社製大型スピーカーターミナル採用、「電流帰還型」を採用したプリアンプ部等々、薄型の割にはグッと重量感のあるアンプ!またリモコンが程よい重みで高級感が在り、手に持った感触が好い!。

 これまでのマランツのアンプ群に比べると、音質も一段と明るさとパワー感を感じはしたが、デノンのAVC-3920-sp に比べて沈み気味のため、このアンプとも付き合いは長くなかった。

 <SPEC>

定格出力 
8Ω負荷 60W×2 6Ω負荷 80W×2 4Ω負荷 100W×2 

全高調波歪率
(20Hz〜20kHz両ch駆動8Ω負荷) 0.01% 

混変調歪率
(SMPTE) 0.01% 

出力帯域幅
(8Ω負荷、0.04%) 10Hz - 50kHz 

周波数特性
(CD、ソースダイレクト) 5Hz〜70kHz+0、−1dB 

ダンピングファクター
(8Ω負荷、20Hz〜20kHz) 100 

入力感度/入力インピーダンス 
PHONO(MC) 230μV/100Ω 
PHONO(MM) 2.5mV/47kΩ 
HIGH LEVEL 220mV/10kΩ 
MAIN IN 1.6V/22kΩ 

出力電圧/出力インピーダンス 
PRE OUT 1.6V/250Ω 
PHONO最大許容入力(1kHz) 
MC 15mV MM 150mV RIAA偏差(20Hz〜20kHz) ±0.2dB 

SN比 
(IHF Aネットワーク、 入力ショート) 
PHONO(MC) 76dB PHONO(MM) 90dB 
HIGH LEVEL 112dB 

トーンコントロール 
BASS(100Hz) ±8dB TREBLE(10kHz) ±8dB 

入力端子 
ライン×4系統、テープ系×1系統 CD-RまたはMD×1系統、
フォノ×1系統 メインイン×1系統 

出力端子 
プリアウト×1系統、テープ系×1系統 CD-RまたはMD×1系統 
スピーカー×1系統 ヘッドフォン×1系統 

電源電圧 
AC100V、50Hz/60Hz 

消費電力
(電気用品安全法) 180W 

最大外形寸法 
H 110mm W 458mm D 429mm 

質量(本体) 16.0kg 

LUXMAN ラックスマン L-501s 定価:109,000円 (1998年12月発売) A022

 色々とアンプを聴いていると、ラックスマンやアキュフェースの名前が雑誌等の前後には必ずでチラホラする。で、手始めに、少々古くなって中古市場で手頃感が出たハイコストパフォーマンス機として販売されたLシリーズ、プリメインアンプの L-501s から始めてみた。

 たまたまかけたCDが、映画音楽では有名なジョン・ウイリアムスで、何気なくスーパーマンを聴いていた時、これまでのアンプにはなかった「強く弾ける」感覚を受けた。穏やかさもあるが、意外と荒っぽさも持ち合わせているのかとも感じた。暫く聴いていると、粗さも見えてきたがエントリー機だけに仕方がないかなとも思う。ただ、ハイエンド機を売りにしている高額イメージのラックスマンは、以外や他メーカーの10万クラスと比較すると、その差は歴然で、音質の割には確実に安価設定していると大きく感じた。

 <SPEC>


製品名 L-501s 

タイプ 
プリメインアンプ タイプ
(英) INTEGRATED AMPLIFIER 

スペック 
出力:70W×2(8Ω) 歪率:0.005% 

外形寸法(mm)
 467X151X439 

重量 13Kg 

税抜価格 109,000円 

YAMAHA ヤマハ DSP-AX2600 定価:199,500円 (2005年11月発売) A023

 YAMAHAのAVアンプもAX2400の締り気味音から、中身を一新しいきなり開放気味な音質変化になったAX2500を聴いてきて、その変化に少々戸惑い、そこへDENONのAVC-3920-spの音が入ってきたため、YAMAHAのアンプを全て手放したが、やっぱり何故かまたYAMAHAに戻ってきたこのAX2600。

 DENONの音はパッと聴いたときはどこか立体的のようなで「あっいいかも」と思うのだが、どうも長期間聞いているとふん詰まりというかなんか飽きが出るというのか?他を聞きたくなる!あくまで一個人の感想で・・・・・ またリモコン操作が変則で、意図しようとする事がすぐに行けず、戸惑ってしまうことが多々という事もある。

 ほんで、DENON AVC-3920 と、このDSP-AX2600 との聞き比べになるが、前期AX2500の157,500円より定価が4万UP、AVC-3920の173,250円よりも2万6千ほど高くなり、これはこれは、もう納得がいってしまうほど、値段差による音の差が見事に出ている。比較用に各メーカー機器を用意準備を確りしているのかな?いやだろうと見る。

 自身が求める良い音を選べば必ず諭吉っあんが数枚+αとなるのである。うん〜〜〜〜〜ん。
 <SPEC>

●デュアル7.1ch 対応
●THX Select2 準拠
●ダイアログ・リフト機能
●アナログダウンミックス
●100kHz再生対応パワーアンプ(全ch )
●40 局プリセット対応FM/AM チューナー
●MM フォノイコライザー
●ゾーン2/3機能
●RS-232C端子(業務用)
●マクロ/ラーニング/プリセットリモコン&ゾーンリモコン
●待機電力0.1W、六価クロムフリーネジ採用など最新の環境品

[主な仕様]
●実用最大出力(JEITA、6 Ω):フロント180W +180W 、
センター180W 、サラウンド180W +180W 、
サラウンドバック/プレゼンス180W +180W 
●外形寸法:435W ×171H ×438Dmm
●質量:19.8kg

ONKYO TX-SA703(N) 定価:105,000円 (2005年10月発売) A024

 AVアンプ市場では少々元気街道を行くYAMAHAとDENONであるが、そんな中でONKYOもシックで高級感あるデザイン!でと思うが、元気が無い!ただどんな音がするのか見てしまうとやっぱり気になる。

 さて音質は、一聴して、はっきりと聞こえる。聴きやすい!と言うのが第一印象。高中低、どれをとってもスムーズに出ている感じが・・・感じがぁする様な。よ〜く聴いていると、全ての音でバランスが良いなと感じ受ける・・・しかしここが良いなぁというのができない。つまり無難な音。ただこれだけを初めて聴けばきっと良い筈なのに、やはり値段差の音で悲しいかな落ちてしまう。見かけはカッコイイのだが・・・・・
 <SPEC>

<音声部> 

定格出力 
フロント125W+125W、センター125W、サラウンド125W+125W、
サラウンドバック125W+125W(6Ω、1kHz、0.1%THD) 

実用最大出力
フロント160W+160W、センター160W、サラウンド160W+160W、
サラウンドバック160W+160W(6Ω、JEITA) 

全高調波歪率 
0.08%(1kHz、定格出力時) 

入力感度/インピーダンス 
200mV/47kΩ(LINE)、2.5mV/47kΩ(PHONO MM) 

出力レベル/インピーダンス 
200mV/470Ω(REC OUT) 

周波数特性 
10Hz〜100kHz(+1dB/-3dB、LINE) 

SN比 
106dB (LINE IHF-A)、80dB(PHONO、IHF-A) 

トーンコントロール 
BASS±10dB(50Hz)TREBLE±10dB(20kHz 

ダンピングファクター 
60(8Ω) 

<映像部> 

コンポーネント端子入力感度、
出力レベル/インピーダンス(Y信号、CB/CR信号) 
1Vp-p/75Ω、0.7Vp-p/75Ω 

S映像端子入力感度、
出力レベル/インピーダンス(Y信号、C信号) 
1Vp-p/75Ω、0.28Vp-p/75Ω 

コンポジット端子入力感度、
出力レベル/インピーダンス 
1Vp-p/75Ω 

<総合> 

消費電力
 520W(電気用品安全法技術基準) 

待機時電力 
0.1W 

外形寸法 
435W×174H×430Dmm 

質量 
13.3 kg 

音声入力端子 
デジタル7(同軸2/光5) アナログ8 マルチch1(7.1ch) 

音声出力端子 
デジタル1(光) アナログ3 マルチch1(7.1ch) 

映像入力端子 
D4端子3 コンポーネント3 S端子5 コンポジット端子5 

映像出力端子 
D4端子1 コンポーネント1 S端子3 コンポジット端子3 

スピーカー出力端子 7 

RI端子 1 

ヘッドホン端子 1

YAMAHA ヤマハ DSP-AX4600 定価:231,000円 (2005年6月発売) A025

 YAMAHA DSP-AX2600 の上位機種?型番ではAX4600 なのだが、順番ではこちらが先に販売されている。中身は DSP-AX2500 をベースにしブラッシュアップということらしい。とは言え、AX2600 より更に4万高となる機種である。では後に出たAX2600はこのAX4600を超えるのか?いや、メーカーの販売戦略上超えてはならないのである。よりスッキリとした中高音に福与かな低音、ここに4万円差の押しとコクがプラスされていた。

 過去から新たな音を求めてゆくと同時に、だんだんと価格も上昇し、プレイヤーやスピーカー等など、含めると、興味の無い人たちにとっては何たる贅沢な趣味なのかと思われるかもしれないが、世間では皆どうなのだろうか・・・・・     どうあれやっぱり止められまへんがな!
 <SPEC>

● THXサラウンドEX SELECT他、40種音場プログラム 

●実用最大出力(EIAJ、6Ω):フロント180W+180W、センター180W、サラウンド180W+180W、サラウンドバック/プレゼンス180W+180W

● 全高調波歪率:0.04%以下(CD他) 

● S/N比:100dB(CD他 250mV) 100dB(MM 2.5mV)

● 消費電力:440W 

●外形寸法:435W×171H×438Dmm 

●質量19.0kg

Marantz マランツ PM-15S1 定価:157,500円 (2005年3月発売) A026

 さて、AVアンプの複雑構造機から見れば単純構造のステレオに方向を変えてみて、巷での売れ筋機種、マランツ PM-15S1 を手に入れた。この機種からマランツ定番のデザインが始まり、これは好き嫌いの分かれるところ。音調はスッキリ系で見通しもよく、輪郭キリッとした感で良い感じ!

 色んなアンプを利用した上で見えてくるのが、音質は+3割増し円程度のAVアンプと大体同レベル程度の位置づけとなっている感じ。音の好みもあるだろうが、AVアンプでの2ch利用の場合はDIRECT や PURE 等を称して、音というものを純粋に出力できるようにデジタル信号等の電源供給をカットするなど工夫がされている機種もある。また、SACD等でのマルチ再生や、映画鑑賞など、AVアンプが優位に立つ場合もある。用途で、STEREOアンプ、AVアンプを使い分ければOK!かと・・・・・
 <SPEC>

定格出力 
(20Hz〜20kHz両ch同時駆動) 8ohms負荷(T.H.D=0.05%)90W ×2
4ohms負荷(T.H.D=0.1%) 140W ×2 
全高調波歪率
(20Hz〜20kHz両ch同時駆動、8ohms負荷) 0.05% 
出力帯域幅
(8ohms負荷、0.05%) 5Hz〜40kHz 
周波数特性
(CD、1、,8ohms負荷) 5Hz〜100kHz±3dB 
ダンピングファクター
(8ohms負荷、20Hz〜20kHz) 100 
入力感度/入力インピーダンス 
PHONO(MC) 300uV/100ohms PHONO(MM) 3.2mV/47k ohms
CD/LINE/RECORDER 240mV/20k ohms 

出力電圧/出力インピーダンス 
PRE OUT 1.7V/330ohms 
PHONO最大許容入力(1kHz) 
MC 15mV MM 150mV 
RIAA偏差(20Hz〜20kHz) ±0.5dB 
S/N (IHF Aネットワーク 1W、8ohms負荷) 
PHONO(MC) 77dB(0.5mV入力) PHONO(MM) 85dB(5mV入力)
CD/LINE/RECORDER 90dB(500mV入力) 
トーンコントロール 
BASS(50Hz) ±10dB TREBLE(20kHz) ±10dB 
入力端子 
ライン 3系統 テープ系 2系統 フォノ 1系統 
出力端子 
プリアウト 1系統 テープ系 2系統 スピーカー 1系統、
 ヘッドフォン 1系統 

電源電圧 AC100V、50/60Hz 
消費電力 
(電気用品安全法) 220W 140W ×2(4ohms負荷)時 550W 
最大外形寸法(本体) 
W×H×D 440mm×123mm×444mm 
質量(本体) 18.0kg

DENON POA-T2-N パワーアンプ 定価:157,500円 (2002年6月発売) A027

 THX5.1ライセンスへの適合に合わせ、各部を徹底的にブラッシュアップ、各チャンネル完全ディスクリート(独立)構成 遮蔽・制振抑止効果の高い銅メッキシャーシ採用、とあるパワーアンプ。別に3ch用のパワーアンプPOA-T3-Nも存在し、このアンプと2台セットで5.1ch用としている。

 通常2chアンプでは、背面にプリアウト端子にショートピンが咬ませてあったり、また、AVアンプでも増設用プリアウト端子が装備され、TVモニター等の画面上で各設定が可能になっている。しかし、このプリアウト端子は一体何のために使用するのかは、あっそうか、パワーアンプを増設できるようになっているんだと判断ができる。しかしユーザーにとっては、良い音になるのかどうかが重要で、アンプとスピーカーの間にワザワザお金を出してかませてみるのに、悪い音であれば当然誰も買わない!

 DENONのAVアンプ AVC-3920-sp に取り付けて出力すると、はて?・・・・・おっ!濃い!、音が濃い!
で、比較ではパワーアンプが無いときに比べ厚味が増す。流石に押し出すパワー感が変化し、拡がり、
木目細かさ、太さ、奥行感等全てにおいて僅かに加味される。というか、余裕が感じる。

 逆に言えば、パワーアンプ無しの時は、スピーカーを鳴らしきる余裕が出せないのかな?、素直にそれが聞き手に伝わっていたのかと・・・・・ しかし、出力は、数字上8Ω出力では120W+120Wと同じなのに・・・・・やで。通常、一つの電源、一つの箱の中で、プリ・コントロールとパワーを同時に仕事をさせていると、電気の引っ張り合いでのパワーロス、また電磁波の干渉を受ける。・・・みたい

 メインアンプは、ダイレクトで 2chアナログプリアウト出力のみでその他はデジタル信号等全て供給カット!→パワーアンプ→スピーカーとセパレートスタイルにすると、やっぱり単体よりも良い音がする!

 <SPEC>

定格出力:120W(負荷8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D. 0.02%)、200W(負荷4Ω、1kHz、T.H.D. 0.5%)
全高調波ひずみ率:0.008%(定格出カー3dB時)、負荷8Ω、20Hz〜20kHz
混変調波ひずみ率:0.002%(7kHz/60Hz=1/4、負荷8Ω、定格出力相当増幅出力時)
出力帯域幅:5Hz〜50kHz(負荷8Ω、T.H.D. 0.05%)
周波数特性:1Hz〜100kHz(負荷8Ω、定格出カ-3dB 1W出力時)
入力感度:NOMAL:1.1V
入力インピーダンス:47kΩ
出力インピーダンス:0.1Ω(1kHz)
S/N比(IHFネットワーク):110dB
スピーカー出力端子:AorB 4〜16Ω、A+B 8〜16Ω
電源:AC100V・50Hz/60Hz
消費電力:POA-T3-N 370W、POA-T2-N 250W
最大外形寸法:W434×H135×D353mm
質量:POA-T3-N 16kg、POA-T2-N 12.3kg
テクニクス Technics A5 パワーアンプ 定価:157,500円 (1980年発売) A028

 テクニクスといえばCD-4と言うのが70年代にあった。レコードをかけていると4ch信号出力時に黄色いランプがピカッと点いていたなぁ・・そういえば。でもどんな音かはその時代では興味が無かった。

 テクニクスも一時期に比べると元気が無く、知らんうちに消えてしまったような。しっかし、このパワーアンプのメーターのでかいこと!いかにも部屋をクラ〜くして音楽を聞いていたいなと気持ちをくすぐるデザインはとてもいい感じ。このアンプもだいたい出力が120W+120Wなので、比較がしやすい。それでどうなんやろう、メインアンプは各メーカーの味というものがあるが、パワーアンプはどう?

 メインAVC-3920-sp → パワー POA-T2-N をこのTechnics A5 を入れ替えてみた。すると、スッキリと抜けた!腑抜けたのではなく、スカッと弾けるほどまでではないが、抜けが良くなった。結構聴きやすいが、どこかどっしり感が減った様な感じ。ここでパワーアンプでも味付けがあるということで、デノンはマッタリ系、テクニクスはスッキリ系という事が解かった。それでどちらが良いのかというと、もうどっちでもええわと言うのが素直な感想。曲によってマッタリかスッキリが良いか、またそん時気分でも変わるし。
 <SPEC>

型式 ステレオパワーアンプ 

定格出力(20Hz〜20kHz) 

full時: 160W+160W(4Ω、0.003%) 120W+120W(8Ω、0.002%) limited時: 40W+40W(4Ω、0.003%) 30W+30W(8Ω、0.002%) 

全高調波歪率 
定格出力時: 0.003%(20Hz〜20kHz、4Ω) 
0.002%(20Hz〜20kHz、8Ω) 
定格-3dB出力時: 0.001%(20Hz〜20kHz、8Ω) 
0.0005%(1kHz、8Ω) 

TIM 測定不能 

パワーバンド幅(THD 0.007%) 5Hz〜100kHz 

周波数特性 DC〜20kHz +0 -0.1dB DC〜200kHz +0 -3dB 

SN比 123dB 

残留ノイズ 100μV 

ダンピングファクター 140(8Ω) 

負荷インピーダンス Main or Remote:4Ω〜16Ω Main & Remote:8Ω〜16Ω 

入力感度/インピーダンス 1V/47kΩ 

出力メータ指示範囲 0.0001W〜300W -60dB〜+5dB 

電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz 

消費電力 full時:330W limited時:100W 

外形寸法 幅430×高さ178×奥行416mm 

重量 18.4kg

SHARP SD-NX10 1ビットデジタルCD・MDコンポ 定価:110,000円 (2000年11月発売) A029
 一時、1ビットという言葉がチラホラ目に付くような・・・。 シャープの1ビットといえば50万100万クラスのアンプが存在していたが、おいそれと手に入るものでもなく、これはCD/MD/ラジオ一体型のレシーバーコンポとなるが、手に入れた為聴いて見た!このSD-NX10も一応1ビットの流れを汲んでの設計がされている。おまけにパワーアンプがセパレートとなっているのでひょっとして・・・・と思ったが何この音?

 なんか軽い!。のでスピーカーを別のものに替えてみた。すると解像度の高さが・・・なるほど色んな音が聞こえてくるし、その上聴きやすい。元のセットのスピーカーはアンプの性能ほどには、いいもんではないようだが、これはコスト面かな。ただ、このレシーバーアンプじっくり聞いてみると、解像度の高さがあるが、グッと押しのあるパワー感というのは流石に感じなかった。パワーアンプの音を聴いているだけに。しかしこの「1ビットアンプ」というのにはどこか興味をそそる味を持っている。
 <SPEC>

●型式名:SD-NX10 

●入力端子:デジタル外部入力(角型光入力×1)、
アナログ外部入力(ピンジャック×1) 

●出力端子:システム音声出力(ピンジャック×1)、
アナログ外部出力(ピンジャック×1)、
ヘッドホン出力(直径3.5mmステレオミニジャック×1) 

●システム端子:角型専用端子×1 

●最大外形寸法:318W×210H×93Dmm 

●質 量:約3.6kg 

[アンプ/トランス部] 

●実用最大出力:50W(25W+25W)(EIAJ) 

●入力端子:システム音声入力(ピンジャック×1) 

●出力端子:スピーカー出力6Ω 

●システム端子:角型専用端子×1 

●最大外形寸法:160W×210H×136Dmm 

●質 量:約3.5kg 

[スピーカー部] 

●形 式:バスレフ型(スピーカーネット脱着式) 

●スピーカー:ウーハー10cm×2、ツイーター3cmソフトドーム型 

●最大入力:50W 

●最大外形寸法:187W×423H×200Dmm 

●質 量:約3.7kg×2

YAMAHA ヤマハ DSP-AZ1 定価:315,000円 (2001年3月発売) A030
 チョット過去に戻って、手頃値感が出てきた一応フラッグシップ機!ヤマハの宣伝文句では「驚異的な重装備を誇るDSP AVアンプのフラッグシップモデル」とある。確かに28キロ!重いっ!なんかエエ音が出そう。で聞いてみた!・・・・・んっ?なんや音がへこんだでェ!

 その原因は、そうこの過去に+パワーアンプの音の太さと音場感を聞いてしまった。それと1ビットの高解像度の音を聴いてしまった。ということでフラッグシップ機を持ってしても、すでに過去それ以上に刺激を受けていたということで、「へこんでるでェ」と脳が言ったんだと。

 流石にこの後ではこの機種の正確な判断ができない。過去の受けた音を脳裏から消す為には時間がかかりそう。と言うより、30万クラスであっても越えれなかったという事も確かである。

 ただこのDSP-AZ1 はどちらかと言えばパ〜ンと弾ける音ではなく、グッと締りのある音作り?振り返ると2001年頃の流行の音場スタイルかな?と思う。YAMAHAのアンプも年々弾け味が加味されてきているような・・・やっぱり時代の流れなのかな!?

 <SPEC>

● 定格出力 (6Ω、20Hz〜20kHz、歪0.015%): 
メインアンプ130W+130W/センターアンプ130W/リアアンプ130W+130W/ リアセンターアンプ130W/フロントエフェクト45W+45W 

● 実用最大出力 (6Ω、EIAJ、1kHz、10%THD): 
メインアンプ200W+200W/センターアンプ200W/リアアンプ200W+200W/ リアセンターアンプ200W/フロントエフェクト65W+65W 

● 周波数特性: 
10Hz〜100kHz-3.0dB(CD他) 

● 全高調波歪率: 
0.005%(CD他)、0.01%(PHONO MM) 

● S/N比(EFFECT OFF): 
100dB (CD他、250mV)、86dB(5mV、MM) 

● A/Dコンバーター: 
128倍オーバーサンプリング・デジタルシグマ方式、24bit 

● D/Aコンバーター: 
8倍オーバーサンプリング・マルチビット方式、24bit、192kHz対応 

● 消費電力: 500W 

● 外形寸法(幅×高さ×奥行): 435×211×471mm 

● 重量: 28.0kg

定価:315,000円(税込)

Nakamichi ナカミチ IA-1 定価:110,000円 (1993年発売) A031
 昔は高嶺の花で、見て見ぬフリだったナカミチも、バブル期に左右されてか、低価格路線に下りてきたというよりも会社を維持させる為の手段だったのか?!のアンプ。IA-1/2/3/4 シリーズ最上位の機種IA-1。昔は録音技術の方では松下も三洋も沖電気もハーマンカードンもナカミチからOEM供給等を受けていたという事もあり、さてその実力は・・・・・。

 外観ボディはブラックでロゴはオレンジというイメージのナカミチ(今で言えば何処かチョイ悪)で、さぞ暴れ馬のような迫力の持つアンプだろうと勝手に判断していたが、それは長年にわたる完全な間違いだった。そしてその音質については全く逆で、試聴すると、「おっ・・・艶っぽいぃ!なんと華やかで優しいのだろう!」これが第一印象で、更に、「切なく悲しく」をグッと表現できそうなそんなアンプであった。

 知らず知らずのうちに聞き込んだ、しびれた、目頭が熱くなった。いいなぁ。何なんだろうこのアンプ。
手頃な値段設定だけに音に荒っぽさも感じるけど、93年の商品、ナカミチかぁ・・・・・やっぱり!
 <SPEC>

商品: Integrated Amplifier IA-1
発売時期: 1988年頃

最大出力: 80W/80W
その他: Harmonic Time Alignment 搭載 
接続端子:Phono MM MC/CD Direct/CD/
Tuner/AUX/Tape1/Tape2 
リモートコントロール3系統
スピーカー出力端子A/B
ヘッドホン出力 1

電源:AC100V、50-60Hz  
消費電力: 600W 
外形寸法: 430(W)×135(H)×360(D)mm 
質量:12.9kg

定価:110,000円(税別)

Nakamichi ナカミチ AV-10 定価:130,000円 (1999年発売) A032
 96年発売のフラッグシップ機となる IA-1z のノウハウが継承され、デバイスに24ビット信号処理用DSPを使用、D/A変換部には6ch全てに20ビットDA-Cを採用。また、IA-1z同様、パワーアンプ部にはナカミチが得意とした独自のHTA(ハーモニック・タイム・アライメント)テクノロジーを採用されている。そのかいあってか不足を感じさせず、AVレシーバーアンプの位置づけでありながらも、STEREOで音楽を聴くということも確り重点におかれたアンプ。

 この時代、AVアンプとして力を発揮してきたのが YAMAHA と DENON 勢がどうも目立っていた。そんなときにナカミチがAVアンプ?・・・なんかピンとこない。ナカミチはアナログのステレオというブランドイメージが強かったのが、販売競争に負けていったのかな!? アキュフェーズやラックスマンでもこの時代AVアンプを出していたが、せ〜ので「やんぺ」で採算乗らずにすぐやめたみたい。

 ただ、このアンプの実力はどうなん?そう定価13万どころか20万レベルのAVアンプ勢の中でも2chステレオでの試聴では1歩上行く音質を持っているのは聞いてみて感じた!また、プリアウト出力が装備しているので更にもっと濃い味を求めてパワーアンプを繋ぐということも可能だし

 <SPEC>

定格出力: 2ch 出力時120W×2ch
5ch駆動時 100W (8Ω)×5ch
最大出力: 150W×5ch (8Ω、5ch駆動)
パワーバンド幅:10〜40,000 Hz (50W, 0.1% THD)
周波数特性:20〜20,000Hz +0, -0.5dB (1W) 
10〜13,000Hz +0, -3dB (1W)
SN 比:100dB 以上 (入力ショート、定格出力、IHF A-WTD)
全高調波歪率:0.1%以下(定格出力 20〜20,000Hz)
混変調歪率:0.1%以下(定格出力 60Hz:7kHz, 4:1)

接続入力端子7系統:
CD、AUX、Tape、DVD、Video、,VCR1、VCR2、
デジタル入力端子4系統 : 同軸2、光2
REC出力: Tape、VCR1、VCR2、

モニター入力:S映像4、同軸3 出力:S映像3、同軸3

スピーカー出力:メイン 2チャンネル A/B 2系統 
センター 1チャンネル、リアー 2チャンネル

プリアウト出力:6ch (Front L/R, Center、Subwoofer、Rear L/R)
リモートコントロール:ミニジャック(出力側12V DC/120mA)

チューナー受信周波数 
FM:76.0MHz〜90.0MHz(100kHzステップ) 
AM:522kHz〜1,629kHz(9kHzステップ)

電源:AC100V、50-60Hz
消費電力: 1100W
外形寸法: 430(W)×140(H)×370(D)mm
質量:16kg

定価:130,000円(税別)

SHARP SD-HX500 1ビット SACD DVD内臓 AVアンプ 定価:140,000円 (2003年11月発売) A033
 SD-NX10 で音楽を聞いていて、何故か色んな音が聞こえてくる!で気になったのが1ビット!それから3年後に販売された、SHARP SD-HX500 縦型で、これも音質を上げる為かパワーアンプがセパレート型になっている。オマケにSACD が再生できるDVDドライブ搭載!もっとオマケに、サンプリング周波数が倍の5.6MHzなり、ついでに前モデルのダッサいスピーカーではなく、小型でも低音に定評あるELACや華やかさのPIEGAのスピーカーとコラボモデルが選択できるようになっただ。

 これだけでも自信の現れとも取れ、実際聞いてみてどうだろう、第一声に出た言葉は「クリアーや!」だった。色んなジャンルを聞いても高解像度で色んな音がよく聞こえるし、ボーカルの声も艶っぽくていい感じ!それで、SACD を聞いてみた。一杯聞いた!出てくる音が整理整頓され、「たいしたもんだなぁ」と思いながらも、なんか物足りない!何だろう?・・・・・そう平べったい!奥行が無い!フルオーケストラを聞いていると、右にバイオリンその背後にトランペット、左にチェロその奥にバス・・・・・・など等、その背後、その奥が感じず、横一列に整列している様に感じてしまう。

 これに奥行を求めると、SM-SX1、35万円、更に上を求めるとSM-SX100、100万円、SM-SX200 150万円、もっといって、SM-SX300 189万円・・・・・ もっともっと・・・・・ で一部の人々しか買えず、会社は将来、鴻海へになって逝くンかな!  

 開発研究の実績もあり、その後の1bit方式のチップの行方は、量産 → コスト安 → オーディオメーカーが1bitを採用し、様々なオーディオ機器に使用されているみたい。また開発した技術者が2008年に創立したブランド名 lyric Nmode にてその流れが受け継がれているらしい。機会があればこのブランドのオーディオ機器を聴いてみたい。
 <SPEC>

形 式 SD-HX500-H/-S 

●構成 

形 態 SACD・DVD・CD・チューナー部/アンプ・トランス部 
構 成 プレーヤー本体部+アンプ/トランス部(2ピース) 

●アンプ 

アンプ構成 1ビット△Σ変調方式 
1ビットサンプリング 5.6MHz 
実用最大出力(JEITA) 総合600W(フロント:100W+100W/サラウンド:100W+100W/センター:100W/サブウーハー:100W) 

ドルビーデジタルデコーダー  DTSデコーダー  AACデコーダー  ドルビープロロジックIIデコーダー  ダイナミックサウンド機能  

●DVD/CD

DVD/CDメカ 1-DVD/CD(縦型) 
再生可能ディスク DVDビデオ/DVD-Audio/SACD、音楽CD/CD-R/CD-RW/DVD-R/DVD-RW(VR/ビデオフォーマット対応)/デジタル放送『1回だけ録画可能』な番組を録画したCPRM対応DVD-RW(VRフォーマット)ディスク/MP3フォーマットで記録されたCD-R/CD-RW 

プログレッシブ回路 水平解像度 DVD:500本以上 
信号方式 NTSCカラー方式準拠 

●チューナー 
バンド FMワイド/AM シンセ プリセット選局 

●映像出力端子 

映像出力×1/S映像出力×1/
D1、D2映像出力×1/コンポーネント出力×1 

●音声入力端子 
デジタル入力:光×3(テレビ×1/外部入力×1/プロジェクター専用×1)、
アナログ入力:ピンジャック(L/R)×3(テレビ/ビデオ/外部入力2) 

●音声出力端子

[本体部]
デジタル出力:光×1(プロジェクター用プレーヤー出力)、
ヘッドホン出力:16〜50Ω(推奨32Ω)/直径3.5mmステレオミニジャック×1、

[アンプ部]
スピーカー出力:4〜8Ω(バナナプラグ対応、6チャンネル)、サブウーハー出力/ピンジャック×1 

●タイマー (デイリー/ワンス/スリープ) 

リモコン (TV/VTRコントロール対応、学習機能搭載) 

●外形寸法(mm): (幅×高さ×奥行) 

●本体ユニット 351×220×152(スタンド部含む)、 
351×205×90(スタンド部含まず) 

●アンプユニット 351×220×152(スタンド部含む)、 
351×205×120(スタンド部含まず) 

●単体質量(kg) 本体ユニット 約3.0 
アンプユニット 約5.0 
合計質量(kg) 約8.0 

●消費電力[待機時] 130W[0.35W]

オープン、参考販売価格140,000円

Pioneer A-A9 インテグレーテッドアンプ 定価:135,000円 (2006年12月発売) A034
 パイオニアはこの時期頃からロンドン郊外に存在する録音スタジオ、「Air Studios」のエンジニアとのチューニングセッションを実施!というこの「エアースタジオ」というのがよく耳に入る。イギリスといえばクオードとかセレッション、B&W のメーカーがある。色々聞いているとイギリス系の音は中高音が「サー」と
霧の様にが伸び行くイメージがあるがそれを意識しているのかな?

 2007/2008年にビジュアルグランプリの部門賞他多数、ヨーロッパモデルではEISAアワードでベスト・プロダクト賞や、デザイン賞までいっぱい賞を取っているし、何かパイオニアが巻き返しのぉ、オーディオにまた旋風の兆しが・・・・・見え・・・・・るんかいな?。 このデザインで、、、。77年頃に所有していたC-73 の横に置いたら貧弱でならん!これが時代かなぁ。どうも所有欲が沸かん。

 ただ、世間の評価上内容がよければと手に入れ聞いてみた。あのドンシャリイメージから打って変わって非常にスムーズで落ち着きある音、中高音は繊細で木目細かく優しいし、ボーカルは痩せなく出るし、低音も確りしていて、全体のバランスに・・・・・別にケチをつけるところが見当たらず。たぶん誰が聞いても違和感が無いだろうと計算しつくされて設計したのだろう、凄いね!

 おまけにパソコンに接続できる USB DAC も装備し、後は良質なスピーカーがあれば他何もいらずに音楽を聴ける良いシステムができるし、ボディを支えるインシュレーターはタオック製ときている。左右対称ツインモノラル構造にABクラスの出力。パイオニアから久しぶりに出現した2chアンプは技術の塊ということは良く解かった。でもね、正直何でか解からんけど、1週間で手放してしまった。
ただね、勝る部分は沢山在れど、古いナカミチのアンプの味には敵わなかったということ。
 <SPEC>

■実用最大出力:
110 W + 110 W/4 Ω、1 kHz、JEITA 

■定格出力(両チャンネル駆動):
55 W + 55 W (20 Hz〜20 kHz、T.H.D. 0.2 %、8 Ω)  
70 W + 70 W (20 Hz〜20 kHz、T.H.D. 0.2 %、4 Ω) 

■全高調波歪率:
0.05 %、定格出力-3 dB時、8 Ω、1 kHz 

■スピーカー出力端子:
4 Ω 〜 16 Ω (SP1系統) 

■入力感度/インピーダンス:
LINE LEVEL:200 mV /47 kΩ
PHONO(MM):2.8 mV /47 kΩ  PHONO(MC):0.2 mV /100 Ω 

■PHONO最大許容入力(1kHz):
MM:1 kHz 0.2 % 200 mV  MC:1 kHz 0.2 % 20 mV 

■周波数特性(PHONO MM入力):
20 Hz 〜 20 kHz (± 0.2 dB) 

■周波数特性(PHONO MC入力):
20 Hz 〜 20 kHz (± 0.3 dB) 

■周波数特性(ライン入力):
5 Hz 〜 100 kHz (+ 0 dB-3 dB) 

■S/N比(Aネットワーク):
LINE:103 dB
PHONO MM:80 dB (at 2.8 mV)  PHONO MC:70 dB (at 0.2 mV) 

■トーンコントロール:
BASS:100 Hz ± 10 dB  TREBLE:10 kHz ± 10 dB 

■オーディオ入力端子:
6系統、 PHONO(MM/MC)、CD、TUNER、AUX、
TAPE、USB (PC用Type B Ver. 1.1) 

■オーディオ出力端子:
TAPE REC、PRE OUT、ヘッドホン 

■その他の端子:SR OUT 

■消費電力:200 W 

■待機時消費電力:0.6 W 

■外形寸法:
420 mm (W) × 113 mm (H) × 369 mm (D) 

■質量:11.5 kg

定価:135,000円(税込)

YAMAHA ヤマハ DSP-AX2700 定価:252,000円 (2006年11月発売) A035
 時代も大画面ハイビジョン液晶テレビに、ツタヤではレンタルDVDがいっぱいあるし、昔の映画までリメイクで映像処理されデジタルの時代が確立してきたような。そんなこんなで、DVD殆どが音声 DOLBY DIGITAL となっている。やっぱり映画は5.1CHで聞きたい!となるとAVアンプの出番で映像処理もハイビジョン出力HDMI装備がそろそろ定番となってきた。

 さぁ YAMAHA も次々と新しい機種を豆乳、いや投入だった。(パソコンの漢字変換はオーディオに向いていない)引き続いて入れ替えてきたそんな中、途中で音の性質が変わったものの、徐々に進化してきた。そしてこの2700番。なるほど定価がちょっとだけ上がりAX4600を上回る音質に感じる。幾分か音の抜けと明るさも加味され、全体的に押しが強くなった様な。

 でも 2CHでは Nakamichi IA-1 が良く働き、AVアンプも最近火が点かなくなってきた。流石に興味が薄れそろそろ飽きの虫が騒いで来たのかも。
 <SPEC>

●実用最大出力(EIAJ、6Ω):
フロント185W+185W、センター185W、サラウンド185W+185W、
サラウンドバック/プレゼンス185W+185W

● 全高調波歪率:0.04%以下(CD他) 

● S/N比:100dB(CD他 250mV) 80dB(MM 2.5mV)

● 消費電力:400W 

●外形寸法:435W×171H×438.5Dmm 

●質量18.3kg

定価:252,000円(税込)

LUXMAN ラックスマン L-505F 定価:207,900円 (2004年11月発売) A036
 アナログの大型メーターが付いた顔を持つ LUXMAN L-505F。上には507/509と存在するが、同じ顔つきで、ラックに収めたときの存在感は◎。ず〜っと置いておきたい気持ちになる。オーディオ機器のデザインってここやろね!

 さて音質!・・・「濃い!」、音楽ではボーカル物を好く聞くので、「ラックストーン」かぁ・・・定位感が良く目の前で人が歌っているくらいボリュームを上げてみると、それがとても好ましく聴こえてくる。フルシンフォニー系を聴くとどうか、確かにじっくり聴くと優良可を感じる部分も有るが、長時間聴いていても疲れることなく、どこか貴賓さ、落着きというものを感じる。ただ、暫く聴いていると、高音-中高-中音−中低ー低音と5段階で割ってみたとして、中高-中音辺りの善さから比べて、低音辺りがややぼやけたように感じる。しかし、今まで聴いてきたアンプの中では一歩上行く感覚だった。暫く比較用として置いておこう。
 <SPEC>

連続実効出力 100W+100W(8Ω) 

全高調波歪率 
0.005%以下 (8Ω、1kHz、両CH同時駆動、linestraighton) 
0.03%以下 (8Ω、20〜20kHz、両CH同時駆動、linestraighton) 

入力感度・ インピーダンス 
PHONO(MM):2.5mV/47kΩ    
PHONO(MC):0.3mV/100Ω 
LINE:180mV/42kΩ 
RECORDER:180mV/42kΩ 
BAL.LINE:180mV/79kΩ 
MAIN-IN:1V/51kΩ 

出力電圧 RECORDER:180mVP RE-OUT:1V 

S/N比 
PHONO(MM):91dB以上 (IHF-A補正、5mV入力、linestraighton) 
PHONO(MC):75dB以上 (IHF-A補正、0.5mV入力、linestraighton) 
LINE:105dB以上 (IHF-A補正、入力ショート、linestraighton) 

周波数特性 
PHONO(MM):20Hz〜20,000Hz (±0.5dB、linestraighton) 
PHONO(MC):20Hz〜20,000Hz (±0.5dB、linestraighton) 
LINE:20Hz〜100,000Hz (−3dB以内、linestraighton) 

トーンコントロール 最大変化量 
BASS±10dBat100Hz TREBLE±10dBat10kHz 

ラウドネス コントロール 
+7dB(±1dB)at100Hz +5dB(±1dB)at10kHz 

付属装置 
●パワーメーター ●バランス ●レコーディング・セレクター 
●スピーカー・セレクター(A,B) ●モードセレクター 
●サブソニック ●トーンコントロール ●ラウドネス 
●ヘッドフォンジャック ●ラインストレート・スイッチ 
●フェーズ・インバータ ●ライン・フェーズセンサー 
●ACアウトレット (UNSWITCHED:2個 TOTAL300Wmax) 
●リモートコントロール 

電源電圧 AC100V(50Hz/60Hz) 

消費電力 220W(電気用品安全法による規定) 

外形寸法 467(幅)×179(高さ)×440(奥行き)mm 

重量 21.0kg 

メーカー希望小売価格 207,900円(税込)

DENON デノン AVC-A11XV-sp 定価:420,000円 (2005年5月発売) A037
 AVアンプも40万円台、なんかキロ当たりなんぼという気がしてならん様な、兎に角重たくなる。このトニカクという言葉、角の有る兎って居てるか?と変換されたけど合ってるんかいな?どうでもいいけど。

 それと背面の端子群、しかしこれ、映像出力だけでも HDMI/D4/RGB/S端子/コンポジット、と5種類。
使用するのはどれか一個だけなんだが、どれでも使えますよの過剰ぎみ搭載で、メーカーにしては想定される全てを準備しておかなければならんのだろうが、全て繋いだときの蜘蛛の巣状態は圧巻!そこへきてこの使い難く見難いリモコンはどうにかして欲しい。

 音質は、雑未が少なく五月蝿さが無く、おとなしい!→すると音量ボリュームが自然と上がる!意外や以外、ランクUPで音が弾け、前へ前へ押し出してくるのかと思ったが、全く逆だった!求める音はスカッと弾けて、ロックやディスコも楽しんで聴けるような音なんだが。・・・ 

 聴きこんでみると、アンプもだんだんと暖まって来たのか、幾分か抜けが良くなってきたような感じがする。しかし、LUXMAN L-505F と比べると、くっと締まって聞こえる。デノン機に良く言われる誰が言ったかピラミッド型、これがどうも遠くの方に聞こえるような・・・劇場では後方の席で聴いている様な感じがする。もっと前の席で聞きたかったのに・・・と何か損した!のような。

 ただ、他メーカーとの比較においてそう感じるだけであって、これしか聞かないとあれば立体感も感じ色んな音が聞こえ、また音楽の音が止まった瞬間、背景が何処か静かであるというのも、優秀なアンプなのかもしれない・・・・・好きな人には。う〜〜ん、やっぱり好みなのかな!なんかこう、も一つ楽しくない様な、楽観陽的に感じられない様な。
 <SPEC>

■オーディオ部 
【パワーアンプ部】 

●実用最大出力 
フロント:245W+245W(6Ω、EIAJ) センター:245W(6Ω、EIAJ) 
サラウンド:245W+245W(6Ω、EIAJ) 
サラウンドバック:245W+245W(6Ω、EIAJ) 

●定格出力 
フロント:140W+140W(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D 0.05%) 
センター:140W(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D 0.05%) 
サラウンド:140W+140W(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D 0.05%) 
サラウンドバック:140W+140W(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D 0.05%) 

●出力端子 
フロント/センター/サラウンドバック:6〜16Ω 
サラウンド:A or B 6〜16Ω、A + B 8〜16Ω 

【アナログ部】

●入力感度/インピーダンス/200mV/47kΩ 
●周波数特性/10Hz〜100kHz :+0dB、-3dB(ダイレクトモード時) 
●SN比/102dB(ダイレクトモード時) 
●歪み率/0.005%(20Hz〜20kHz)(ダイレクトモード時) 
●定格出力/1.2V 【デジタル部(D/A出力)】 
●定格出力/2V(0dB再生時) 
●全高調波歪み率/0.005%(0dB時1kHz) 
●SN比/110dB 
●ダイナミックレンジ/108dB 
【フォノイコライザー部(PHONO入力REC OUT)】 
●入力感度/2.5mV 
●RIAA偏差/20Hz〜20kHz ±1dB 
●SN比/74dB(JIS-A、5mV入力時) 
●歪み率/0.03 %(1kHz、3V出力時) 
●定格出力/最大出力/150mV/8V 
■ビデオ部 【標準映像端子】 
●入出力レベル/インピーダンス/1Vp-p/75Ω 
●周波数特性/5Hz〜10MHz:+0dB、-3dB 【S映像端子】 
●入出力レベル/インピーダンス/
Y(輝度)信号:1Vp-p/75Ω、C(色)信号:0.286Vp-p/75Ω 
●周波数特性/5Hz〜10MHz:+0、-3dB 
【色差(コンポーネント)映像端子】 
●入出力レベル/インピーダンス/
Y(輝度)信号:1Vp-p/75Ω、PB/CB(青色)信号:0.7Vp-p/75Ω、PR/CR(赤色)信号0.7Vp-p/75Ω 
●周波数特性/5Hz〜100MHz:+0、-3dB 

■総合 
●消費電力/480W(スタンバイ時1W以下) 
●最大外形寸法/W434×H178×D500mm 
●質量/ 23.6kg

定価:420,000円(税込)

YAMAHA ヤマハ DSP-AX3800 定価:257,250円(税込) (2007年発売) A038
 YAMAHA DSP-AX2500-4600-2600-2700-でまた3800 と順に型番が変化と共に進化してきた。デジタルセクションにはバーブラウン192kHz/24bitDAC(DSD対応)採用、フルHD解像度、1080P映像信号対応 HDMI(ver.1.3a)とデジタル音声・映像系と共に進化してきている。

 今まで映像系はプレイヤーからTVモニターに直接繋ぐ為、殆どAVアンプには中継させていない。音声は映画を見るときだけ、光及びコンポジットでプレイヤーからデジタルにて入力し、2CHステレオで音楽を聴くときはRCAでアナログ接続としている。その為AVアンプの映像系はあまり興味が無い。それ以上に音の良さを重視している。

 今回のAX3800 の音質だが、AX2700 と比べると若干ながらパワー間を感じ押し出しが効いている。また、DENON AVC-A11XV を聴いた後の比較では、かなり明るく抜けの好さが感じ、その分幾分か軽く感じるが楽しさも在る。
 <SPEC>

●実用最大出力(EIAJ、6Ω):
フロント185W+185W、センター185W、サラウンド185W+185W、
サラウンドバック/プレゼンス185W+185W

● 全高調波歪率:0.04%以下(CD他) 

● S/N比:100dB(CD他 250mV) 80dB(MM 2.5mV)

● 消費電力:400W 

●外形寸法:435W×171H×438.5Dmm 

●質量18.4kg

Marantz マランツ PS8500 定価:157,500円 (2004年12月発売) A039
 PS7500 が出て、えっ何時の間に?こんなんあったん?と存在に気がつかなかった PS8500。 ほぼ同時に販売され、時期モデルではなく、上位機種だった。知らなんだ。5万円アップで外観の見かけは全く同じだが、背面のピンジャックが全部金メッキに統合、シャーシは肉厚銅メッキタイプ、高周波ノイズ回避。最大出力も170W〜180W×7chへぱわーあっぷ。果たしてその全貌は・・・・・

 結構時が経っての購入の為、価格帯クラスダウンの試聴となってしまった。ただどのくらいの音質差が出るのかも楽しみである。で聴いてみると、あれっ!?一聴して全く違和感が無い、こもった感無くスッキリと拡がりがあり、低音もパンチ力が在るし、これってどうなん・・・。

 じっくり聞き比べてみると、その差は特に立体的な鳴り方面では良く解かる。ただデノンのAVC-A11の42万の価格に対してPS8500 の15万との価格差はなんと27万で大方3台買えてしまう。はたしてこの2台の音質差で、この価格差に納得ができるか → もうどうでもええわが答え。。。しかしこのPS8500は価格帯以上にがんばっている音質だと思う。
 <SPEC>

●定格出力(6Ω):フロント160W+160W、センター160W、
サラウンド160W+160W 、サラウンドバック160W+160W

● 実用最大出力(EIAJ 6Ω):フロント180W+180W、センター180W、
サラウンド180W+180W 、サラウンドバック180W+180W

●DAC:192kHz/24bit 
●DisplayOff  
●デジタル入力 ()は前面端子内数 光 4(1) 同軸 3 
●デジタル出力 光 1 同軸 1 
●マルチチャンネル・ダイレクト入力 (7.1) 
●プリアウト (7.1) 
●アナログ入出力 ()は前面端子内数 入力 9(1) 出力 4 
●ヘッドフォン端子 1 
●S端子入出力 ()は前面端子内数 入力 5(1) 出力 2 
●コンポジット入出力 ()は前面端子内数 入力 5(1) 出力 2 
●DVI-D入力 2 
●コンポーネント入力 4 
●モニター出力 コンポーネント 1 S 1 コンポジット 1 DVI-D 1 
●RC-5 IN / OUT Multi Remote I / O 
●DCトリガー 2系統 
●フラッシャー・イン 2系統

●サラウンドモード
Dolby Digital ● Dolby Digital EX ● Dolby Pro Logic IIx ● DTS 5.1
● DTS ES (Discrete / Matrix) ● DTS Neo:6 ● DTS96 / 24 ● Circle Surround II
● Multi-Channel Stereo●(7.1ch) Virtual Surround(TruSurround)
● Dolby Headphone ● MPEG2 AAC

● 消費電力/待機電力:610W/0.8W 
● 外形寸法:440W×184H×463Dmm 
● 重量:15kg 

定価:157,500円

KENWOOD KA-S10 定価:オープン (2006年3月発売) A040
 さて、パソコン周りで邪魔にならないアンプはというと、こんなのが出てきた。KENWOOD KA-S10 なんだけど、小さい!可愛い!12W+12W で付属セットのスピーカーで鳴らすと、小音量ではコンパクトなジオラマ調で、前にちいちゃいステージができる。色んな音が聞こえて解像度の高さを感じる。ところが大音量にすると、やっかましぃぃっ!となる。流石に中高音がキツイ!

 これを、スピーカー ELAC CL310 JET に繋いで大音量で聞いてみると、なかなかというより立派!普段120W 機だ 150W 機だと聞いているがあくまで最大出力であり、実際は数ワットでしか出力せずに聞いている。つまりこのアンプのように最大12W機でも事足りる。KENWOOD は昔のTRIO の流れで中高音の抜け明るさが得意みたいで良く拡がっている!

 ただ、大音量で長時間聴いているとやっぱりしんどい!で何が違うのか。・・・そこは余裕が無い。12W
をフルに使い必死で息切れしている感じ・・・が、こちらに伝わってくる。120W機であればほんの10%辺りの仕事なので、「もっと上げても大丈夫よ」といった具合に余裕が伝わってくる。悪いわけでは無い、ただ適正適所の使い方を知れば、更に音楽が楽しめる。
 <SPEC>

型番 KENWOOD KA-S10

実用最大出力 12W+12W(JEITA 8Ω) 

全高調波歪み率 0.03%(AUX IN、1kHz、6W、8Ω) 

低音調整機能「N.B.サーキット」 
N.B.1=+3.0dB(60Hz)、
N.B.2=+5.0dB(70Hz)、
N.B.3=+7.5dB(100Hz) 

入力端子(感度/インピーダンス) 
LINE(CD,AUX)=250mV/22kΩ、LINE(D.AUDIO)=140mV/48kΩ 

出力端子(レベル/インピーダンス) 
SUBWOOFER PREOUT 1.8V/2.9kΩ

電源電圧 AC 100V 

電源周波数 50Hz/60Hz 

定格消費電力(電気用品安全法に基づく表示) 28W 

最大外形寸法(約) 
[横置き設置]171(W)×67(H)×207(D)mm、 
[縦置き設置(専用スタンド含む)]89(W)182(H)207(D)mm 

質量(約) 2kg

DENON AVC-4320-sp 定価:定価:252,000円 (2005年11月発売) A041
 AVC-A11XVがもう一つ開放的な面でパッとせずリモコンも使いにくいし、AVC-3920 の定価17万から8万円アップのAVC-4320も試してみた。しかし、音は一旦聴いてみると暫く脳に固着し離れない。流石に最大245W機のA11XVの押し出し感には敵わないが、何処となくこちらの方が前に出て好ましい音を出している。

 よし、ここでパワーアンプを繋いでみよう!とPRE OUT からパワーアンプに繋ぎセパレートしてみた。すると、あれっ?DENON ってこんな音がしたのか!音場も広く、音の位置関係もハッキリし、パワーアンプの恩恵でパワー感も増し余裕が生まれた。比較でA11XVがもっと引っ込んだぞぉ!「おい出てこいやぁ!」は大げさだが。やっぱり単体機では詰め込み過ぎ迷路混雑渋滞で限界があるのかな!?

 この 4320 は普通に一聴して、何処となく解像度が良く聴きやすいアンプだと感じたが、プリ部が元々良かったのかな、セパレートスタイルとしたときに、その実力が更に浮いて出てきんだろう。折角買ったアンプを音が悪いで決めてしまう前に、ケーブルやスピーカーインシュレーター、またパワーアンプを繋いで見たりなど、セッティングだけでも良し悪しを応えてくれる。・・・・・でもそこまでせなアカンのかな?
 <SPEC>

■オーディオ部 

[パワーアンプ部] 
定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D. 0.05%) 
フロント :130W+130W センター :130W 
サラウンド :130W+130W サラウンドバック :130W+130W 
定格出力(6Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%) 
フロント :170W+170W センター :170W 
サラウンド :170W+170W サラウンドバック :170W+170W 

実用最大出力(6Ω、EIAJ) 
フロント :190W+190W センター :190W 
サラウンド :190W+190W サラウンドバック :190W+190W 

[フォノイコライザー部](PHONO入力REC OUT) 
入力感度/2.5mV 
RIAA偏差/20Hz〜20kHz:±1dB 
SN比/74dB(JIS-A、5mV入力時) 
歪み率/0.03%(1kHz、3V出力時) 
定格出力/最大出力/150mV/8V 

■ビデオ部 

[標準映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/1Vp-p/75Ω 
周波数特性/5Hz〜10MHz(0dB、-3dB) 

[S映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/Y:1Vp-p/75Ω、C:0.286Vp-p/75Ω
周波数特性/5Hz〜10MHz(0dB、-3dB) 

[色差(コンポーネント)映像端子] 
入出力レベル/インピーダンス/Y:1Vp-p/75Ω、PB/CB:0.7Vp-p/75Ω、PR/CR:0.7Vp-p/75Ω 
周波数特性/5Hz〜100MHz(0dB、-3dB) 

■入出力端子 

[オーディオ系] 
オーディオ入力端子:11系統 
8ch外部入力:1系統 
光デジタル入力:5系統 
同軸デジタル入力:2系統 
DENON LINK:1系統 
iPod端子:2系統(2系統同時接続はできません。)
7.1chプリアウト:1系統 
レックアウト:3系統 
光デジタル出力:2系統 

[ビデオ系] 
コンポジット入力:7系統 
Sビデオ入力:7系統 
コンポーネント入力:3系統(RCA:1、RCA or D5〈※〉:2) 
HDMI入力(デジタルオーディオ入力含む):3系統 
コンポジット出力:3系統 
Sビデオ出力:3系統 
コンポーネント出力:2系統(RCA:1、RCA or D5〈※〉:1) 
HDMI出力(デジタルオーディオ出力含む):1系統

[コントロール端子系] 
ETHERNET端子:1系統
RS232C:1系統 
トリガー出力:2系統 

■総合 

電源/AC100V・50/60Hz 
消費電力/315W(スタンバイ時1W未満) 
最大外形寸法/W434×H171×D429mm 
質量/18.8kg

定価:252,000円

DENON デノン PMA-CX3 FM・AM・MM・MC搭載アンプ 定価:126,000円 (2007年6月発売) A042
 なんか、時代の流れで薄型コンパクト機がチラホラと、しかし、このCX3の背面を見てみると、何か少々高そうな端子郡が並んでいる。うん?チョット力が入っているな!と感じさせる。アンテナ端子も在る?前面からは殆ど想像外で、おやっ?ラジオも付いていたレシーバーアンプ。

 聴いてみた!・・うん?これマランツか?いやデノンやなっ!いつものへっこんだデノンの音とはちょっとちゃう!という感じで、色々聴いていると、メーカーの音癖というのを脳は覚えてしまう。不思議だ!またメーカーの技術者もそのらしい音作りを持ち続けているのは、やっぱり凄いネェと思う。 

 と明るく前にスッキリが加味された感じを受ける。これならロックやポップスを聴いてもいけそうという感じで何でもイケルよ機になっている。ただ色々と音楽を聞き込んでいて、「あぁっいいわぁ!」というのがあんまり感じない。また、ここがもう一つだの部分も見えず、誰が聴いても違和感がない=平凡な音=つまらん=BGMで聴いとこかな。の様な・・・・・
 <SPEC>

【パワーアンプ部】 
●定格出力/両チャンネル駆動(CD→SP OUT)75W+75W(負荷8Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%) 
●実用最大出力/150W+150W(負荷4Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%) 
●全高調波歪み率/0.1%(定格出力-3dB時、負荷8Ω、1kHz) 
●適合スピーカーインピーダンス/4Ω〜16Ω 

【プリアンプ部】 
●イコライザーアンプ出力/150mV 
●入力感度/インピーダンス/CD,LINE1〜3:130mV/47kΩ、PHONO MM:5mV/47kΩ、PHONO MC:0.2mV/100Ω 
●RIAA偏差/ PHONO MM:20Hz〜20kHz±0.5dB、PHONO MC:30Hz〜20kHz±0.5dB 

【チューナー部】 〔FM〕 
●受信周波数/76.0MHz〜108MHz 
●実用感度/1.5μV/75Ω 〔AM〕 
●受信周波数/522kHz〜1629kHz 
●実用感度/20μV 

【総合特性部】 
●周波数特性/5Hz〜40kHz(0〜−3dB) 
●SN比(Aネットワーク)/CD,LINE1〜3:95dB(入力端子短絡時)、PHONO MM:84 dB(入力端子短絡時、入力信号5mV時)、PHONO MC:70 dB(入力端子短絡時、入力信号0.5mV時) 
●電源コンセント/ SWITCHED(連動)1個、合計容量100W  

【その他】 
●電源/AC100V、50/60Hz 
●消費電力/165W(スタンバイ時約0.5W) 
●外形寸法/W300×H80×D341mm(突起物含む) 
●質量/5.5kg

希望小売価格 
126,000円 (税抜 120,000円)

Pioneer VSA-AX10 定価:420,000円 (2001年9月発売) A043
 先ず一発目にあれっと思う事、それはチョット気合を入れないと重たくて持ち上がらない!定価が上がると手足腰の筋力も上がる。しかしここまでしないと良い音が出ないのだろうか?

 パイオニアは別に、「EXCLUESIVE」 と「TAD」 の二本立てハイエンドブランドを持っているが、このAX10 の開発には、Exclusiveシリーズで培った技術・ノウハウを投入し、技術者も参加していたみたい。だけどそんなご苦労話は一般ユーザーには殆どわからない。またパイオニア資本の入っている 「エアースタジオ AIRSTUDIOS」 のチューニングも施され、その証が前パネルにairのマークが表示されている。

 技術が目一杯詰まったこのアンプはいたるところに金メッキ・同メッキ・削り出し・無垢板等でドカーンと31KGの物量で価値観は上々!所有欲も確りと満たしてくれる。そして音質の方は、一聴して「クリア!」という感じで濁りなく澄んでいて、確りした低音まで響いて来る。例えで言えば何処となく雲一つと無い真っ青な冬の空に一直線に飛行機雲がただ一本という感じ。何処となく冷たくて寒い感じを受ける。夏の空のように処々に入道雲が在りなんか蒸暑いが、楽観陽的になれるという感じではない! ホイットニーヒューストンのラブソングで似合いそうだが、マイケルジャクソンのダンス・テンポには不向きのような感じもする。

 しかしあくまで感じがするだけであって、駄目と言う訳ではない!根本が確りなので、後は好みのスピーカーを組み合わせれば素直に色を見せてくれそう。甘く色っぽくならSONUSの革巻きタイプや、クラシックならダリ、ELAC、B&W、ディスコ・ロックを聴くならならJBLやEVのように、僅かでもスピーカーの色が乗せる。このアンプならどんなスピーカーでもしつけてこなしてくれそうな感じがする。
 <SPEC>

オ ー デ ィ オ 特 性 
実用最大出力 (EIAJ、1kHz、 10%、6Ωサラウンド時) 
フロント 200W+200W センター 200W サラウンド 200W+200W 
サラウンドバック 200W+200W 

定格出力 (20Hz〜20kHz、 0.09%、6Ωサラウンド時) 
フロント 150W+150W センター 150W サラウンド 150W+150W 
サラウンドバック 150W+150W 

周波数特性 
5Hz〜100kHz(+0dB、−3dB) 
全高調波歪率(2ch) 
0.09%(20Hz〜20kHz、150W、6Ω) 
ライン入力SN比(IHF−A) 105dB 
DA出力SN比 115dB 

入 力 端 子 

デジタル 
同軸3系統、光5系統(VSA-AX10)  
(PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG-2AAC兼用: 
入力設定変更可能)Dolby Digital RF 1系統 

AUDIO 
5系統(CD, TUNER, CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 
MONITOR)Phono1系統 

マルチチャンネル入力 
1系統(VSA−AX10は全ch、ADコンバーター搭載) 

AV入力 Composite,S2-VIDEO AUDIO 
7系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,     VCR2,VIDEO,VCR3:VSA-AX10)  

COMPONENT 
VIDEO 3系統(入力設定変更可能) 

D4 VIDEO 
2系統(入力設定変更可能) 

出 力 端 子 

フロント 
スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統) 

センター 
スピーカー出力C1系統(+プリアウト1系統) 

サラウンド 
スピーカー出力SL/SR1系統(+プリアウトSL/SR1系統) 

サラウンドバック 
スピーカー出力SBL/SBR1系統(+プリアウトSBL/SBR1系統) 

サブウーファー プリアウト2系統 

デジタル 光2系統 

ユニバーサルスピーカーB 1系統(使用用途設定可能) 

AUDIO 2系統(CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR) 

Composite,S2-VIDEO 
Comp.:4系統 S2:5系統(VCR1/DVR,VCR2,VCR3,     MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 ) 

COMPONENT VIDEO 
1系統 (MONITOR) 

D4 VIDEO 
1系統 (MONITOR) 

そ の 他 
SR入出力 各1系統 
ACアウトレット 連動1 

外形寸法 
440(W)×203(H)×476(D) 440(W)×202(H)×476(D) 

製品質量 31.0Kg 

消費電力 615W 待機電力 0.65W

定価:420,000円(税別)

YAMAHA ヤマハ DSP-Z9 定価:525,000円 (2003年11月発売) A044
 暫くは、LUXMAN L-505f を使用していたが、このDSP-Z9がいくら多機能機のAVアンプとはいえ、さすがに価格も確り!フラッグシップ機というだけに、20万クラスのアンプに負けてしまうと、メーカーのプライドもあるだろう、2chピュアでの音質はこちらのほうが明らかに上だった。この音を聞いた後にL-505F を聞くとどうしても力の差は判断できてしまう。結論でどちらを手放すのかというと当然LUXMAN L-505Fとなってしまった。またAVアンプ的な使用でもサラウンド音質の聴き易さと比較的どこか陽性的な味付けを好み、少々クール味であったVSA-AX10 も手放した。つまり一挙両徳のアンプ。

 このアンプはAV機能とは別に、ピュア2ch専用の入力端子を持ち、DVDプレイヤーはデジタル端子に繋げ、CDプレイヤーは2種類あるアナログ端子のピュア2ch専用側端子に繋いで使用していた。音質の差に違いがあるため、音楽用と映画鑑賞用と分けられるので結構重宝できた。

 このアナログピュア 2ch の音質は、今まで聞いてきたアンプに比べ、背景がスッと静かで、各音質に適度な拡がり感に締まりと解像度、重みが増す様で、聴きやすいなぁと感じた。ただ、荒っぽさが少々物足りないかなぁといった感じで陽的要素は存在するがロックやディスコ系は何となく大人しく感じた。

 このアンプでチョット気になった点は、天板がやたら熱くなるので、勿論できないが、「目玉焼きでも焼けるんと違うか」とふと思ってしまったくらい。(夏の炎天下に車のボンネットで目玉焼きはできなかったのをTVで見たが)。それ以上に心配なのは、外出したときにふと、アンプの電源切ったかな?と思い出してしまう。大丈夫なんだろうけど。外出時でもなんか知らんけど存在感を示すアンプだった。
 <SPEC>

<入出力端子> 
● アナログ音声入力: 15 
● デジタル音声入力: 14(光×8、同軸×3、AC-3/RF×1、i.LINK×2) 
● アナログ音声出力: レックアウト5系統、プリアウト9.2ch 
● デジタル音声出力: 4(光×3、同軸×1) 
● ビデオ/Sビデオ入力: 8 
● コンポーネントビデオ入力: 6(同軸×3、D5×3) 
● ビデオ/Sビデオ出力: 3 
● コンポーネントビデオ・モニターアウト: 2(同軸×1、D5×1) 
● RS-232C端子: 1(カスタムインストレーション/業務用) 

<オーディオ部> 
● 定格出力(6Ω、20Hz〜20kHz、歪0.015%): フロント170W+170W 、センター170W/サラウンド170W+170W、サラウンドバック170W+170W、プレゼンス50W+50W 
● 実用最大出力(6Ω、EIAJ、1kHz、10%THD ): フロント250W+250W、センター250W/サラウンド250W+250W、サラウンドバック250W+250W、プレゼンス70W+70W 
● 周波数特性: 10Hz〜100kHz(-3.0dB) (DVD他) 
● 全高調波歪率: 0.005%(DVD他)、 0.01%(PHONO MM) 
● S/N比(ピュアダイレクト時): 100dB以上(DVD他)、86dB(PHONO MM) 
● サブウーファークロスオーバー: 40/60/80/90/100/110/120/160/200Hz <ビデオ部> 
● モニターアウト周波数特性: コンポーネント/5Hz〜100MHz(Processor-OFF)、ビデオ/5Hz〜10MHz 
● ビデオS/N: 70dB以上(Processor-OFF) 

<総合> 
● 消費電力: 700W(待機時消費電力0.85W) 
● 外形寸法: 435W×211H×471Dmm 
● 質量: 30.0kg

定価:525,000円(税込)

Nakamichi ナカミチ Receiver1 FM-AM レシーバーアンプ 定価:139,800円 (1991年頃発売) A045
 NAKAMICHI のアンプって何故か聴き始めたら、聴き込んでしまう。一般ではハイエンド機と呼ばれているアンプで聴いた後でも、聴き劣りする感も無く、堂々と音楽を鳴らす。なんか独自のものが備わっているのか、聴いていて女性の唄が特に気持ちが良い。IA-1 と同じく Harmonic Time Alignment 搭載で、なんかそのまま「ハーモニー・時間・アレンジ」しているよ!をリスナーに向けて唄ってくれてるの様な感覚を受ける。

 この時期のナカミチは、1-2-3の番号で上位・中位・下位機種と位置づけする型番を付けている。CDプレイヤーでも同様、1-2-3と番号付けされ、ただ一聴するだけであれば、あれ?同じ音だぞ、と錯覚してしまうほどナカミチの基本音というものが存在し変化が少ない。聴き続けて初めて、艶、コク、拡がり、解像度、静けさ、太さが加味されて行くのが判る。つまりエントリー機であっても、気持ちよく聴けるのは、「あっ!そこ、そこ」と言うように確りツボをギューっと押さえているからであろう。

 しかし何だろなぁ、アイワ・アカイ・サンスイ・ナカミチ・等など、これはなかなか音を極めているぞ!と感じさせてくれるメーカーが消えてゆく世の中は本当に悲しいし惜しい!
 <SPEC>

商品名: Receiver1

発売時期: 1991年頃

最大出力: 80W/80W

FMチューナー受信周波数:76.0MHz〜90.0MHz

AMチューナー受信周波数:522kHz〜1,620kHz

Harmonic Time Alignment 搭載

音声入力:Phono/CD/Video1/Video2/Tape1/Tape2

音声出力:Video1/Video2/Tape1

映像入力:Video1/Video2/VCR

映像出力: Video1/Video2/VCR/TV

プリアウト端子1

リモートコントロール3系統

アンテナ入力端子FM/AM

スピーカー出力端子A/B

ヘッドホン出力 1

電源:AC100V、50-60Hz 

消費電力: 390W

外形寸法: 430(W)×115(H)×370(D)mm

質量:9.8kg

定価:139,800円(税別)

SHARP SD-AT1000 1ビット 5.1ch AVアンプ 定価:45,000円 (2003年4月発売) A046
 これも SHARP の 1BIT 機。なるほどなぁ1bit かぁ、というような感じはするが、なんか「わんびっとだぞぉ!」と言ったほうが表現があっている様な!
 <SPEC>

形 式 SD-AT1000 

●実用最大出力:総合600W 
フロント…100W+100W、センター…100W、
サラウンド…100W+100W、サブウーハー…100W 

●音声入力端子:デジタル入力
同軸×1(DIGITAL1)/光×1(DIGITAL2)

アナログ入力
ピンジャック(L/R)×3(LINE1/2/3) 

●消費電力:120W(待機時消費電力 0.35W) 

●外形寸法:430W×67H×324Dmm 

●質量:約4kg

DENON AVC-3808-sp 定価:231,000円 (2007年8月発売) A047
 DENON もAVアンプも、とうとう角型から脱皮し、2CHハイエンド機のよなデザインを投入しカッコよさも増して新登場!ヨドバシのDENONブースでPMA-SA1と同じラックに入っているところを見てしまうと、いかにも音が良さそう?に感じる。一応外観だけは!ほんで中古で買った。

 配線しながら取説を見た。有線ラン端子が在る。ネット接続できる。ファーム・アップデートできる。世界中のラジオが聞ける。マイクでオートセッティング。機能は盛りだくさん=良音質にかける予算が減る=ピュアな音に影響を受ける。などなどてんこもり!

 聴いた!、ボーカルがへこむ!になった瞬間・・・そこで即、「残念」のレッテルを貼ってしまう。でもこれはあくまで外観からの勝手な期待感が大きい為であり、決して悪いのではない、また他メーカーとの音質比較でもそのバランスを考えるともうワンランク上げても良いのではと思う。ラジオサーバなんかパソコンがあればそれを出力すればよいし、ただのアンプやでぇ!それにファームアップせなあかんほど未完成で出荷しているのか?とも感じてしまう。これ23まんえんもするアンプやけど。
 <SPEC>

● 定格出力/フロント130W+130W、センター130W、
サラウンド130W+130W、
サラウンドバック130W+130W(8Ω、20Hz-20kHz、THD0.05%) 

● 実用最大出力/フロント:180W+180W、センター:180W、
サラウンド:180W+180W、
サラウンドバック:180W+180W(6Ω、JEITA) 

【プリアンプ部】 

● 入力感度/インピーダンス/200mV/47kΩ 
● 周波数特性10Hz〜100kHz(+0,-3dB、ダイレクトモード時) 
● S/N比102dB(JIS-A、ダイレクトモード時) 
● 歪率0.005%(20Hz〜20kHz、ダイレクトモード時) 

【D/A部】 

● 全高調波歪率/0.008% 
● S/N比/102dB 
● ダイナミックレンジ/96dB 【フォノイコライザー部】 
● 入力感度/2.5mV 
● RIAA偏差/20Hz〜20kHz:±1dB 
● S/N比74dB(JIS-A、5mV入力時) 
● 歪率/0.03%(1kHz、3V出力時) 

【ビデオ部】  
● 周波数特性/標準映像端子、
S映像端子:5Hz〜10MHz(ビデオコンバートOFF時)/
コンポーネント映像端子:5Hz〜100MHz(ビデオコンバートOFF時) 

【総合】 
● 消費電力/320W(待機電力0.3W) 
● 最大外形寸法/W434×H171×D420mm 
● 質量18.2kg 

定価:231,000円(税込)

Victor ビクター AX-D701 定価:99,750円 (2005年10月発売) A048
 ビクターのK2テクノロジー搭載デジタルAVアンプ。パソコンからデジタル出力できるUSB DAC機能も搭載し、10まんえんの価格やで!AVC-3808が泣いて呆れる!オマケに音の精細さを感じさせるデジタルアンプである。一見すれば普通の薄型AVアンプだが、スピーカーを繋げて鳴らして見ると、このアンプ、解像度抜群であると感じた。パワー感も不足無くとても繊細な音を出す。こうして過去の機種を振返って見ると、ビクターは2005年にも、早くに本格的なUSB PCオーディオを手がけていたのがよく解かる。

 音楽も動画も入れ放題の宝庫となるPCから如何に良い音を引き出して→アンプ→スピーカーへ出力させるかを考えてきたが、これなら、前面パネルの中にあるUSBジャックにそのままパソコンからUSBで繋ぐだけである。後は好きなスピーカーをつなげて鳴らすだけで何も要らない。ただ、長時間聴いているとやや中高音がきつく感じることがあるが、設定でその部分を絞れば何ら問題はない。出ない音を出すのは難しいが、出すぎの音を絞るのは簡単である。解像度が優秀なので、良いスピーカーを繋げればそれなりにちゃんと個性を発揮してくれるデジタルアンプ。
 <SPEC>

定格出力サラウンド時 
フロント 130W/ch(6Ω,1kHz,0.8%THD) 
センター 130W(6Ω,1kHz,0.8%THD) 
サラウンド 130W/ch(6Ω,1kHz,0.8%THD) 
サラウンドバック 130W/ch(6Ω,1kHz,0.8%THD) 

SN比(JEITA) 70dB(DVR/DVD他) 

全高調波ひずみ率ステレオ時(JEITA) 
0.8%(6Ω,20Hz〜20kHz,130W) 

オーディオ入力 
デジタル4系統(同軸×1、光×3)、USB 1系統、アナログ5系統[TV,DBS,VTR,DVR/DVD(MULTI),AUX] 

オーディオ出力 
デジタル1系統(光×1)、アナログREC OUT 2系統(DVR,VTR)、
ヘッドホン1系統、サブウーハー1系統 

ビデオ入力 
コンポジット映像4系統(DBS,VTR,DVR/DVD,AUX)、S映像4系統(DBS,VTR,DVR/DVD,AUX)、D4映像2系統[VTR(DBS),DVR/DVD]、HDMI 2系統[VTR(DBS),DVR/DVD] 

ビデオ出力
 コンポジット映像2系統(VTR,DVR)、S映像2系統(VTR,DVR) 

モニター出力 
コンポジット映像1系統、S映像1系統、D4映像1系統、HDMI 1系統 

電源 AC100V、50Hz/60Hz 

消費電力 245W(待機時0.9W) 

外形寸法 (W)435mm×(H)91.5mm×(D)371mm 質量 7.8kg

定価:99,750円(税込)

ONKYO Integra DTC-7 7.1ch AVコントロールセンター 定価:210,000円 (2003年4月発売) A049
 ONKYOの高級機路線を行くインテグラ・ブランド、なかなかシックで高級感あるデザイン!でと思うが、どこか人気が無い!ただプリアンプ部分だけで定価21万円の価格。パワーアンプとセットならば50万円になる。たっかぁ!

 DACチップには、高精度かつ高周波ノイズの発生が極めて少ないWolfson社製24bit/192kHz D/Aコンバージョンチップを全チャンネルに採用。さらに、D/A変換の際に発生するパルス性ノイズを根絶するため、全チャンネルのDACチップの後段に、ベクター・リニア技術を核にしたアナログ波形生成回路"VLSC(ベクター・リニア・シェーピング回路)"を搭載。これにより、有害なデジタル回路からの刺激性の強いパルス性ノイズを除去。ノイズに弱い圧縮オーディオも本来の音で再生するため、MP3/WMA (Internet Audio)やATRAC3 (MD Audio) を「ザラつき感を抑えた音質」で再生するとある。

 さて音質は、一聴して、スッキリ、クッキリ、ハッキリと聞こえる。聴きやすい!と言うのが第一印象。高中低、どれをとってもスムーズに出ている感じはある。また全ての音で飛びぬける部分も無くバランスも良い・・・。けども何やろうか、何かが足らない。何だろう・・・そうかぁ、わかったぁ!ケチをつけれない優等生?何処か退屈なんやなぁ、おもろないんやなぁこの音。しかしそれがアンプにとって一番大事なのかもしれない。見かけはカッコイイのだが・・・・・
 <SPEC>

<DTC-7主要定格>

(アンプ部)●最大出力:8.5Vrms

●全高調波歪率:0.08%(1Vrms出力時)

●混変調波歪率:0.08%(1Vrms出力時)

●入力感度/インピーダンス:2.5mVrms/50kΩ(PHONO)、200mVrms/50kΩ(LINE)、200mVrms/50kΩ(MULTI IN FRONT L/R、CENTER、SURROUND L/R、SURROUND BACK L/R)、36mVrms/50kΩ(SUBWOOFER)

●周波数特性:10Hz〜100kHz +1dB/-3dB

●SN比:80dB(PHONO IHF-A)、110dB(LINE IHF-A)

●トーンコントロール最大変化量:BASS±10dB、50Hz、 TREBLE ±10dB、20kHz

●出力レベル/インピーダンス:200mVrms/470Ω(REC OUT、TAPE、VIDEO1-2)、1Vrms/470Ω(PRE OUT RCA)、2Vrms/470Ω(PRE OUT XLR)、100mVrms/470Ω(ZONE2)

●RIAA偏差:±0.8dB(20Hz〜20kHz)(映像部)

●コンポーネント入出力感度/インピーダンス:1Vp-p/75Ω(Y信号)、0.28Vp-p/75Ω(C信号)、0.7Vp-p/75Ω(CB/CR信号)

●S端子入出力感度/インピーダンス:1Vp-p/75Ω(Y信号)、0.28Vp-p/75Ω(C信号)

●コンポジット入出力感度/インピーダンス:1Vp-p/75Ω (総合)

●消費電力:58W(電気用品安全法技術基準)

●外形寸法:435W×175H×445Dmm

●質量:11.4kg

●映像入力端子:コンポーネント端子2、S端子6(DVD、VIDEO1-5)、D4 VIDEO端子2、コンポジット端子6(DVD、VIDEO1-5)

●映像出力端子:コンポーネント端子1、S端子3(VIDEO1-2、MONITOR OUT)、D4 VIDEO端子1、コンポジット端子4(VIDEO1-2、ZONE2、MONITOR OUT)

●音声入力:デジタル8(光5、同軸3)/アナログ11(DVD、VIDEO1-5、TAPE、CD、TUNER、PHONO、マルチチャンネル入力)

●音声出力:デジタル2(光2)/アナログ4(VIDEO1-2、TAPE、ZONE2)/7.1chPRE OUT(アナログ1/XLR1)

●ETHERNET端子1(NET-Tune)

●ヘッドホン端子1

メーカー希望小売価格 \210,000 (税込)

SANSUI AU-D707F Extra 定価 113,000円 (1981年頃〜発売) A050

 オーディオを語る中の一つに山水があった。一時期、BOSEのアンプの裏にSのサンスイロゴマークがあり、はたまたNakamichiのDVDデッキにもSのマークが入っていた。それだけ音に対する信頼も寄せていたが残念な事に、このサンスイも無くなってしまった。

 このSANSUI AU-D707F Extraは販売当初より価格以上のサウンド能力を持っていたのは言うまでもなく。どちらかと言うと前面に開放される志向寄りを持つ音質で、ロックやJ-POP/DISCO等のアップテンポを得意とする出来。勿論確りした低音を持ち合わせており、シンフォニー系やジャズなどもこなるアンプ。まぁ何を聞いても大丈夫系の音質。

型式 インテグレーテッドDCアンプ 

パワーアンプ部
(Super Feedforward & DD/DC方式)> 
実効出力 100W+100W(8Ω、10Hz〜20kHz、THD 0.003%) 
100W+100W(8Ω、1kHz、THD 0.002%) 

全高調波歪み率
(8Ω負荷、10Hz〜20kHz両ch駆動) 0.003%以下

混変調歪率(8Ω負荷、SMPTE) 0.003%以下

出力帯域幅
(8Ω負荷、両ch動作、THD 0.02%) 5Hz〜80kHz

ダンピングファクター
(8Ω負荷、20Hz〜20kHz) 100

周波数特性(1W) DC〜300kHz +0 -3dB 

イコライザーアンプ部(Hi-Precision DCサーボイコライザー)

入力感度/入力インピーダンス(1kHz) 
Phono1、2 MM:2.5mV/47kΩ
 Phono1、2 MC(Low/High):70μV(3.2Ω)/250μV(40Ω) 
Tuner、Aux/DA、Tape/PCM play1、2:250mV/27kΩ 

全高調波歪率(20Hz〜20kHz、5V出力時) 
Phono1、2 MM:0.005%以下 Phono1、2 MC:トランス方式 

SN比 
Phono1、2 MM:90dB以上 Phono1、2 MC:74dB以上
 Tuner、Aux Tape play1、2:110dB以上 

トーンコントロール Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(10kHz) 
トーンセレクター Bass:150Hz、300Hz Treble:3kHz、6kHz 
フィルター Low:16Hz(-3dB、6dB/oct) High:20kHz(-3dB、6dB/oct) ミューティング -20dB

入力端子 
Phono1、2×2系統、Tuner×1系統、
Aux×1系統、テープ1/2×2系統 

出力端子 
テープ1/2×2系統 スピーカー×2系統 ヘッドフォン×1系統 
AC OUTLETSwiched ×1系統、Unswiched ×2系統

電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz 
消費電力 250W 
最大外形寸法 幅460×高さ160×奥行400mm 
質量(本体) 14.7kg

SANSUI AU-D907G Extra定価 178,000円 (1983年頃〜発売) A051

 片やこちらのAU-907G Extra は707Fに比べると、より密度が増しクオリティも上々心地がよい、フワッと包み込む太さ濃さを併せ持ち、突き刺すものが出ないので聴き易く、堂々とした鳴りっぷりを見せるアンプ。83年ごろ販売で30年以上選手。最近のアンプとは違う鳴り方!ではどう違うのか?最近のものはどうもハイレゾと言う言葉が独り歩きし、解像度ばかりが繊細になり、音楽と言うものがクールで冷たくなる志向があるが、このサンスイのアンプには音楽を楽しくさせる術がどこかにある。

 ボリュームを上げて聴いていると、粗さも見えるが、そんなものチョットぐらい関係ないよと言わんばかりに聴いていて気にならない。ついでにあれもこれも聴いてみようという気にさせるアンプだ。

型式 インテグレーテッドDCアンプ 

パワーアンプ部
(Ground Floating、Super Feedforward & DD/DC方式)> 
実効出力 130W+130W(8Ω、10Hz〜20kHz、THD 0.003%) 
130W+130W(8Ω、1kHz、THD 0.002%) 

全高調波歪み率
(8Ω負荷、20Hz〜20kHz両ch駆動) 0.003%以下

混変調歪率(8Ω負荷、SMPTE) 0.003%以下

出力帯域幅
(8Ω負荷、両ch動作、THD 0.02%) 5Hz〜80kHz

ダンピングファクター
(8Ω負荷、20Hz〜20kHz) 100

周波数特性(1W) DC〜300kHz +0 -3dB 

イコライザーアンプ部(Hi-Precision DCサーボイコライザー)

入力感度/入力インピーダンス(1kHz) 
Phono1、2 MM:2.5mV/47kΩ
 Phono1、2 MC(Low/High):70μV(3.2Ω)/250μV(40Ω) 
Tuner、Aux/DA、Tape/PCM play1、2:250mV/27kΩ 

全高調波歪率(20Hz〜20kHz、5V出力時) 
Phono1、2 MM:0.005%以下 Phono1、2 MC:トランス方式 

SN比 
Phono1、2 MM:90dB以上 Phono1、2 MC:81dB以上(70μV) Tuner、Aux/DA、Tape/PCM play1、2:110dB以上 

トーンコントロール Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(10kHz) 
トーンセレクター Bass:150Hz、300Hz Treble:3kHz、6kHz 
フィルター Low:16Hz(-3dB、6dB/oct) High:20kHz(-3dB、6dB/oct) ミューティング -20dB

入力端子 
Phono1、2×2系統、Tuner×1系統、
Aux/DA×1系統、テープ1/2×2系統 

出力端子 
テープ1/2×2系統 スピーカー×2系統 ヘッドフォン×1系統 
AC OUTLETSwiched ×1系統、Unswiched ×2系統

電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz 
消費電力 320W 
最大外形寸法 幅460×高さ160×奥行444mm 
質量(本体) 18.0kg

販売時定価:178,000円

Technics SE-A1000 MK2 MOS ClassAA 美音竹Uコンデンサ 定価:157,500円 (1997年発売) A052

 このアンプの一番目を引くところは、やはりこの機種でしか味わえない0.01Wの微小信号から直読できる大型パワーメーター、薄明かりのリビングでは、なんともいえん雰囲気を持っており、とてもお洒落。

 前機種に搭載の竹繊維混抄セパレータ採用の電解コンデンサーをバージョンアップした「竹U」コンデンサーを搭載し、ソース情報量の再現性が更に向上した後続機種で「MK2」となる。 音質はそれなりに押しのある低音と、クリアな中高音の中に嫌味成分が少なく、どこか「竹やで!」の恩恵が効いているんかな?のような、そんな感じがした。

 また、出力端子を制御する終段、「MOS FET」の純A級電圧制御アンプと、スピーカーへ電流を供給する終段、BipolarTRで構成された電流供給アンプ「ClassAAブリッジ」で組み合わせた「MOS ClassAA」は、スピーカーの逆起電力による音質劣化を防ぐなどの工夫も活かされているとある。

 メーター照明はON/OFFが可能、入力端子は「Direct」とレベルボリューム付き「Normal」を装備。スピーカーセレクターは(A、B、A+B)の切り替えが可能でヘッドホン端子も装備

 <SPEC>

定格出力  
80W+80W(20Hz〜20kHz、0.02%、6Ω)  
70W+70W(20Hz〜20kHz、0.015%、8Ω)  
95W+95W(20Hz〜20kHz、0.025%、4Ω) 

全高調波歪率  
0.01%(20Hz〜20kHz、定格出力−3dB/8Ω) 

負荷インピーダンス  
4〜8Ω 

入力感度/入力インピーダンス  
1V/20kΩ 

S/N比  
98dB(EIAJ) 

電源  
AC100V、50/60Hz 

消費電力  
210W 

寸法(幅*高さ*奥行き)  
430*136*344(mm) 

重量  9.8Kg

Technics SU-C1000 MK2 竹コンデンサープリアンプ 定価:65,000円 (1997年発売) A053
 テクニクスの「竹コンデンサー」を採用したプリアンプ!?、しかしこの恩恵を受けているのかどうかは実際聞いてみてあまり判らない。ただ、おとなしい音質で落ち着いた音色というのを感じた。また外部電源に音質が影響されにくい様、バッテリー駆動が出来るのが面白い! そう考えると、プリアンプ部は殆ど電力消費しないということがわかり、それよりも電源の影響を避けた安定した音源をプリアウト出力する工夫が見られる。

 専用のパワーアンプと合わせて定価が20万少々の価格設定となり、他の20万クラスのアンプと聞き比べた違いはどうかと言うと、まぁそれなりのクラスといったレベルで、特別素晴らしいという事でもない。ただ、竹コンデンサー、バッテリー駆動、パワーアンプの大型レベルメーター等、視覚的に感じのいいものがあり、音質も目立つ様な嫌味成分を出さないアンプであった。
 <SPEC>

入力感度/インピーダンス  
PHONO MM:2.5mV/47kΩ  
PHONO MC:170μV/220Ω  
TUNER、AUX、TAPE1,2、CD:200mV/22kΩ 

全高調波歪率(20Hz〜20kHz)  0.01% 

S/N比(EIAJ)  
PHONO MM:84dB MC:73dB   
TUNER、AUX、TAPE1,2、CD:91dB 

定格出力  1V 

電源  AC100V、50/60Hz 

消費電力  7W 

寸法(幅*高さ*奥行き)  430*70*307(mm) 

重量  3.3Kg 

Victor ビクター EX-B1 販売価格:280,000円前後 (2009年4月頃?〜発売) A054

 一般の家電量販店では一切販売されず、特約代理店のみの特殊ルートで販売された一体型コンポ。AX-AR7を一体型にした感じ?所有はしなかったが、じっくりと数日間視聴できる機会があった。

 確かにこのクラスでは、クリアでいい音に感じ、目の前で適度な音量で聞くのには最も適していると思う。ただ、大音量で本格的に聴くのにはさすがに無理!といったところ。それよりも、特殊ルート販売かもしれないが、この値段設定は異常に高すぎやろというのが率直な感想であった。

アンプ 
実用最大出力(JEITA) 37W+37W 
音声入力端子 アナログ×1、光デジタル×1 
音声出力端子 アナログ×2、光デジタル×1、ヘッドホン×1 
USB端子 1系統 
映像出力端子 D2×1、S1/S2×1、コンポジット×1

DVD/CD 再生可能メディア 
DVDオーディオ、DVDビデオ、ビデオCD、スーパービデオCD、音楽CD、 DVD-R/-RW
ビデオモード/VRモード[CPRM対応]、MP3、WMA、WAV[リニアPCM]、
JPEG、MPEG-2、MPEG-1)、+R/+RW(ビデオモード)、CD-R/-RW(CD-DA、
 ビデオCD、スーパービデオCD、MP3、WMA、WAV[リニアPCM]、JPEG、MPEG-2、MPEG-1) 

サウンド 
K2テクノロジー (2モード) 
サラウンド 3Dフォニック 
BASS/TREBLE音質調整 (±5段階) 

チューナー 
FM/AMシンセチューナー FM30局/AM15局 

タイマー 
再生タイマー 1プログラム
スリープタイマー 8段階 

表示/ 便利な機能 
表示方式 FL 
ディマー機能 2段階+オート 
チャイルドロック 本体設定可能 
オートスタンバイ リモコン設定可能 

スピーカー
 形式(防磁形、JEITA) 1ウェイバスレフ型 
使用スピーカー 9.0cmウッドコーン 

電源 
AC100V(50Hz/60Hz共用) 
消費電力 電源入時 45W 待機時 0.7W(ディスプレイ消灯時) 

寸法/質量 
(W)557mm×(H)179mm×(D)307mm/11.0kg

付属品 
マルチブランドリモコン、単3形乾電池×2(リモコン動作確認用)、
FM簡易型アンテナ、AMループアンテナ、ビデオコード

Victor ビクター AX-V8000 定価:367,500円 (2003年4月〜発売) A055
 あれこれ聴いた末、YAMAHAのDSP-Z9を所有したまま他機種をいろいろと聞いてきたが、さすがに50万クラスのフラッグシップ機には一歩及ばずでここまできた。そして次に手に入れた、フラッグシップ機の位置づけであるこのビクターのAVアンプAX-V8000であるが、外観のインパクト差は値段差も20万近く開きがありDSP-Z9のほうが外観ではどこか重厚感がありインパクトはある。反面V8000はセンターのパネルが前へ出る様に工夫されており、明るいシルバー色ですっきり顔、よほど不細工でない限りデザインは然程気にはしないが・・・。

 さて、双方同じスピーカーを同じ条件でピュア2chで聞き比べてみた。さてこのV8000・・・外観には似合わず、意外と低音にゴリゴリ感があり、また中高音に弾ける明るさもありパワー感がある!・・・えっと耳を疑ったが、いろんな音がすっきりと飛び込んでくるではないか!・・・いやっこれは良い音だとすぐに実感した。この後何度と聞き比べをしてみたが、DSP-Z9がなんか沈んでしまった。アンプ以外の機種については、まったく同じ条件で多少なり相性はあるかと思うが、20万近くの差と今までいい音だと感じていたのは一体何だったのだろうかというのが正直なところだ。

 勿論DVD-PやCDプレイヤー以外に、USB-DACでパソコンに繋ぎ→デジタル接続で無圧縮 WAV ファイルを聴いてみたが、高音のキラキラ感と、低音のゴリゴリ感が確り放たれている。そして特筆すべき点がビクターがお得意としているK2テクノロジーと、備わっているCC CONVERTERスイッチをONにすれば、特にMP3(320kbps)なら効果を発揮し、圧縮された独特の分詰まり感を感じず伸びが良くなり、普通に聴いているぶんでは圧縮ファイルとはまず感じない。更に装備されているアンプを7.1chとせず、5.1ch接続で余った2chをフロントでバイアンプとして利用すれば更に臨場感も増してくれるのは有り難い。

 DVDの映画鑑賞では、センターとリヤはスモールサイズのスピーカーを使用し、クロスオーバー設定で低音80Hz以下は、バイアンプ接続のフロントから戴く形として利用。センター・リア共にあたかもラージサイズを使用し重低音が出ている様に錯覚させる力強さを出してくれる。映画スタートレック2009では、最終のバトル戦で{スポックがワープで逃げるシーン}で 「ドーン」 とうなるが、その瞬間スピーカーのウーハーが前後にかなりの幅で揺れ、地響きのような音を立てるところ等、このアンプの力強さを感じる。

 ただ、気に入ったこともあり一時期2台所有したものの、暫くして同時期に2台ともセンタースピーカーから多々音が途切れ、リレーの不具合が見られた。同じ症状なので2台目はさすがに無償修理していただいたが、同時に1台は入力側、光デジタルの不具合もあった。昔から映りの鮮やかさでビクター製のカラーテレビやビデオデッキをも所有したが一回は必ず故障した経験があり、この辺は残念だ!しかし、それ以上の魅力も有り、なかなか出てこない次期ビクターのオーディオ製品に期待してみたい!
 <SPEC>

■ オーディオ部
● 定格出力 ステレオ時(JEITA):150W+150W(6Ω、20Hz〜20kHz、0.03%THD)
サラウンド時(JEITA)フロント出力:150W(6Ω、20Hz〜20kHz、0.03%THD)
センター出力:150W(6Ω、20Hz〜20kHz、0.03%THD)
サラウンド出力:150W(6Ω、20Hz〜20kHz、0.03%THD)
サラウンドバック出力:150W(6Ω、20Hz〜20kHz、0.03%THD)
● SN比(JEITA):80dB(DVD他)、77dB(Phono、MM) 、65dB(Phono、MC)

● 全高調波ひずみ率(JEITA):0.03%(6Ω、20Hz〜20KHz、150W)
● オーディオ入力:デジタル7系統(同軸×3、光×4)、アナログ11系統
(PHONO,CD,CDR,TAPE/MD,VTR1,VTR2,VIDEO,TV SOUND/DBS,TUNER,DVD(MULTI),EXT 7.1ch)
● オーディオ出力:デジタル1系統(光×1)、アナログ REC OUT 4系統
(CDR,TAPE/MD,VTR1,VTR2)、プリアウト1系統(7.1ch)
■ ビデオ部
● ビデオ入力:コンポジット映像 5系統(VTR1,VTR2,VIDEO,TV SOUND/DBS,DVD(MULTI))、
S2映像 5系統(VTR1,VTR2,VIDEO,TV SOUND/DBS,DVD(MULTI))、
コンポーネント映像2系統、D5映像 2系統
● ビデオ出力:コンポジット映像2系統(VTR1,VTR2)、S2映像 2系統(VTR1,VTR2)

■ モニター出力:コンポジット映像×1、S2映像×1、コンポーネント映像×1、D5映像×1
■ 電源:AC100V、50Hz/60Hz
■ 消費電力:490W(スタンバイ時:1.7W)
■ 外形寸法:(W)445mm×(H)177mm×(D)475mm
■ 質量:25.0Kg
■ 付属品:自照式マルチブランドリモコン、AVシステムコントローラー RM-A2500X、
ACパワーコード(2.0m)

Nakamichi CA-1 定価250,000円 PA-1 定価220,000円 (1996年頃〜発売) A056

 音というものに対して興味があるのがナカミチであるが、このセットをはじめて聞いたとき、あれっ?片方のスピーカー±を逆接したかな?と錯覚を起こしてしまうほど左右に音が回り込み、ボーカルが目前に飛び出してきた。聴けば聴くほどやさしく甘く太い余裕の音。VICTOR AX-V8000に比較すると切れは控えめでソフトだが、奥行き感はさすがにセパレート機で上を行き、なんとも味のある音で、やさしく歌うボーカルや、フルオーケストラを味わって聴きたいと感じさせるアンプである。

 ただ、映画鑑賞でDVDプレイヤーを繋げて視聴した場合、不満まではいかないが切れに物足りなさを感じてしまう。やはりその辺りは設計が古いためだと思うので仕方がない。DOLBY DIGITAL 信号が入力されると、5.1chに信号が入ったという合図で6個のオレンジランプが点灯し、AC-3のランプを点灯させて視聴できる仕組みである。

 このセットを総合的に見て、2chアンプが主体で、5.1chでも再生できるよ!という感じを受けた。パワーアンプは同じものが5台入っているので、どこに繋いでも同じ出力で再生される。ただ、ナカミチの2chの表現能力がこのPA-1.CA-1とでとても深いものを感じ、できれば一度、ナカミチ2chピュアセパレート機をいつか手にして聴いてみたいと思う!
 CA-1 発売時期: 1996年頃〜

周波数特性:10〜50,000Hz S/N比:95dB以上
全高調波歪率: 0.01%以下
ダイナミックレンジ: 95dB
接続入力端子9系統:
CD,Tuner,AUX,Tape1,Tape2,LD,DVD/DBS,VCR,TV/AUX デジタル入力:CD同軸1,LD同軸1,LD光1,DVD/DBS同軸or光 REC出力: Tape1,Tape2,VCR メイン出力:6チャンネル Front L/R,Center,Rear L/R,Subwoofer リモートコントロール3系統
電源:AC100V、50/60Hz 
消費電力: 30W
外形寸法: 430(W)×100(H)×334(D)mm
質量:6.8kg
定価:250,000円(税別)

Five Channel Power Amplifier PA-1

入力:5ch (Front L/R, Center, Rear L/R) 出力:5ch (Front L/R, Center, Rear L/R)
リモートコントロール:ミニジャック(出力側12V DC/120mA)
定格出力: 100W×5ch (8Ω、5ch駆動、20〜20,000Hz、0.1% THD)
ダイナミックパワー: 140W×5ch (8Ω、5ch駆動)
パワーバンド幅:10〜30,000 Hz (50W, 0.1% THD)
入力感度/インピーダンス:1V/51KΩ(定格出力) 100mV(1W出力時)
出力インピーダンス:0.1Ω以下
周波数特性:20〜20,000Hz +0, -0.5dB (1W) 10〜13,000Hz +0, -3dB (1W)
SN 比:120dB 以上 (入力ショート、定格出力、IHF A-WTD)
全高調波歪率:0.1%以下(定格出力 20〜20,000Hz)
混変調歪率:0.1%以下(定格出力 60Hz:7kHz, 4:1)
電源部:910WRコアトランス、 60,000uF 電源フィルターコンデンサー
電源:AC100V、50-60Hz
消費電力: 860W
外形寸法: 430(W)×200(H)×398(D)mm
質量:22kg
定価:220,000円(税別)

Nakamichi IA-1z 定価 330,000円 (1996年頃〜発売) A057

 なんせ気になってしょうがないナカミチであるが、CA-1/PA-1 のセパレート機があれば、「もういらんやろぉ!」 と思いつつも、チラッとこれの姿を見た後、「しまった!」 が遅し、また脳が 「こぉとけぇ・・・それこぉとけぇ」 と「おいてけ掘り」みたいに連発する。で、買ってしまった一体型AVアンプ。

 外観から見て、CA-1と同じ顔つきで、勿論操作も同じである。いつもの様に設置後電源を入れて音楽をスタートする。おやっ!、音がザラツキもこもこする!・・・ 「?あっ!・・・」 そう今まで使用してきたナカミチのアンプ全般に言える事、それは非常に寝起きが悪いこと。で聞き込むことに・・・

 5曲〜10曲と聴いているうちに、どんどん音が良くなってくる。〜20曲〜30曲更に。1日〜2日では、大音量時は良い感じだが、小音量時では、何となくどこか粗さを感じてしまう。だが、それらも月日が経つうちに、スッキリ心地よく感じてきた。この変化の度合いから見て、このアンプはきっと、古い物だということで、長期間誰にも温められず、かわいそうに隅っこへ放置されていたのかもしれない。

 さて、毎度の聴き比べだが、まず同メーカの CA-1/PA-1での比較として、第一印象では、お上品でしまりのある CA-1 に比べ、フワッと拡がりを見せる少々元気な IA-1z という感じを受ける。あらっ?見かけは同じなのに。そらそうだ、全く同じ性質であれば購入する客層も限られてしまうだろうし、あえてそんな売り方はしないだろう。で、どっちがエエのか・・・・・「いやぁどっちも良い」というのが正直な結論となってしまった。では、どちらを好む?と言われれば、IA-1z になってしまう。それも一重に片付けられるものではない。何故ならここにビクターのAX-V8000が加わるからである。

 環境柄、作業しながら朝から晩まで音楽を鳴らしている場合が多々ある中、途中で疲れるので電源を切ると言うアンプは正直要らない!。ストレスがたまるなどもってのほかで、そんなものであれば、無い方がましである。ただ、これまで、長く付き合いできたのが、AX-V8000 であり、BGM風に鳴らしている途中で気分が好くなるのもしばしば。「おっ!」と感じた時、チラッとスピーカーを見てみたり、時には新譜のCDを大音量でシビレたり、DVD映画をドカーンと鳴らして楽しんだり、オールマイティなアンプでもある。そんな便利で優秀なアンプであるため、CA-1/PA-1 の出番がなくなってきたのも事実である。

 だが、ここにきてこの IA-1z の電源がよく入るようになってきた。BGM風のながら聴きも心地よいし、また、AX-V8000に比べ、何となく性質が似ているようで、更に分厚い音質を出してくれている。特に正面から大音量で聞いているとき、ボーカルはセンターに位置し、音が左右から回り込む感じで、久しぶりにシビレ感覚を味わった。つまり、AX-V8000 に無い音を IA-1z が出し、脳が直感的にしびれ感覚として信号を出したのだと思う。

 ただ、AX-V8000 は150W×4ch(2ch+2ch) のバイアンプ接続とし、IA-1z は 80w×2ch のシングル接続としているが、大体の同音量時では、IA-1z の方が太くパワー感があるように感じる。この辺りの演出は、ナカミチさまさまという感じ。
 IA-1z 発売時期: 1996年頃〜

周波数特性:10〜50,000Hz S/N比:90dB以上
全高調波歪率: 0.01%以下
ダイナミックレンジ: 95dB
接続入力端子9系統:
CD,Tuner,AUX,Tape1,Tape2,LD,DVD/DBS,VCR,TV/AUX
デジタル入力:CD同軸1,LD同軸1,LD光1,DVD/DBS同軸or光
REC出力: Tape1,Tape2,VCR メイン出力:6チャンネル
Front L/R,Center,Rear L/R,Subwoofer リモートコントロール3系統

出力:5ch (Front L/R, Center, Rear L/R)
リモートコントロール:ミニジャック(出力側12V DC/120mA)
定格出力: 80W×5ch (8Ω、5ch駆動、20〜20,000Hz、0.1% THD)
ダイナミックパワー: 120W×5ch (8Ω、5ch駆動)
パワーバンド幅:10〜30,000 Hz (50W, 0.1% THD)

周波数特性:20〜20,000Hz +0, -0.5dB (1W) 10〜13,000Hz +0, -3dB (1W)
SN 比:100dB 以上 (入力ショート、定格出力、IHF A-WTD)
全高調波歪率:0.1%以下(定格出力 20〜20,000Hz)
混変調歪率:0.1%以下(定格出力 60Hz:7kHz, 4:1)

電源:AC100V、50-60Hz
消費電力: 640W
外形寸法: 430(W)×288(H)×398(D)mm
質量:19.4kg
定価:330,000円(税別)

Pioneer M-10X パワーアンプ 定価 47,250円(2000年8月〜発売) A058

 現在使用中のビクターAX-V8000を大きな不満無く聴き続けているが、折角プリアンプ出力があるのでこのパワーアンプ、出力150W+150Wをつなげてみた!・・・元々AX-V8000の150W+150Wと同出力だが、どう変わるのか楽しみである。

さて、繋いで一聴して感じたこと、それは、更にはっきりと音に抜けの余裕が生まれたこと。こうして聴き比べにより判った事は、一体型の場合、同じ一本の電源からプリとパワーに振り分けられ、大音量になった時など、微妙な電圧を互いに引っ張り合い、ロスが生じて抜けの悪さに出てくるようである。

 今回それらを防ぐため、セパレートにすることによりプリ側に安定した電圧で音源を出力させ、別電源のパワーアンプで増幅させたことで、出てきた音スムーズな抜けを感じ、より明るく立体的に感じることができ、同時に艶とこくが乗っているのがよく判った。

 今までいい音だと感じていた音も、アンプをセパレートすることで、ちょっとした要因にてこれだけの音がロスしていたのかという事がよくわかった。そう考えると、定価が安くても安易にグレードアップが出来るということがよくわかり、決して馬鹿には出来ない!
 オーディオ特性
実用最大出力(EIAJ、4Ω) 150W+150W

定格出力(2ch)
(20Hz〜20kHz、0.2%、4Ω) 110W+110W

周波数特性(+0、-3dB) 5Hz〜100kHz

全高調波歪率
(20Hz〜20kHz、60W×2、8Ω) 0.05%(110W時)

ライン入力S/N比(IHF-A) 110dB以上

その他 外形寸法(mm) 420(W)×128(H)×319(D)

製品質量 7.2Kg

消費電力 160W


■ アドバンスド ダイレクトエナジーMOS FET+ハイパワー
150W+150W: パワー素子にアドバンスド ダイレクトエナジー
MOS FETを採用。優れたパワーリニアリティを実現。 

■ サウンドスタビライザー: トランス部、シャーシをはじめ、
筺体内外で無共振化を推進し、高音質化を図っている。 

■ ワイドレンジリニアサーキット 他

Victor VOSS パワーアンプ PS-A152 定価150,000円 A059

  このパワーアンプはプロ用・業務用としての機種であり一見して重量もあり外観は頑丈にできており、古い機種だが中々かっこ良いスタイルだ。前々から興味があったが中々購入する機会が無かった。さてこの業務用一般家庭で使うとどうなるのか使用してみた。

 まずこのアンプを一般家庭用につなぐ場合、入力端子がXLRなので、 RCAに繋ぐ場合変換プラグまたは変換するケーブルが必要になる。どっちにしろ繋ぐことは可能である。

 さて電源を入れてまず気になったことは、背面にある空冷ファンの音が結構うるさい!さすが業務用冷却効果は抜群に出来ている。だが家庭で使う場合、これほどまでに強力なファンが要るのかというと要らない!と、判断!実際本体の上蓋を外してファンの電源ケーブルを外して4〜5時間-15dB程度の音量で音楽を鳴らし続け、チンチンに熱くなるのかと思ったが、意外やアルミフィンを指で直接触っても暖かいレベルで収まっていた。つまり熱を上手に逃がせることが出来ればファンが無くても大丈夫に感じた。

 では肝心な音質について、前項のPioneer MX-10 と聴き比べてみて、Victor VOSS PS-A152の方が明らかに上々であり厚みとパワー感が豊かである。更にこのPS-A152を2台LRに1台ずつモノラル機2台として利用した場合300W+300W出力で余裕の音が出力されかなりいい感じだ!中途半端な金額の家庭用アンプではレベルが違うことがわかった。ただ、不得意な部分が見え小音量時の場合、やや音質の解像度が甘くなる感じがしたのは確かである。さすがに業務用アンプは映画館やコンサートホール、パチンコ屋等の利用目的が中心かと思うので、ボリュームを落とした小音量時での利用が無いため、案外苦手なのかもしれない。とは言え、プロ用アンプの利点はなんといっても、強く頑丈で、特に中古市場であれば、家庭用と同性能レベルで安い!ことであり、うそやろレベルの価格で購入できてしまう優れものであるのは確かである!

 最大入力:100W×100W(8Ω)150W×150W(4Ω) 

300W ブリッジ(モノラル機として利用の場合も可)

サイズ:482(W)×431(D)×93(H)o 

本体重量:13,5s 

消費電力:420W

定価:150,000円(税別)

Victor VOSS パワーアンプ PS-A300 定価 267,750円 (税込) A060
  PS-A152を暫く使用してきて業務用アンプに興味がわいてきたので、更にその上のこのA300を早速使用してみた。 先ず電源を入れてみて、即ファン音がかなり五月蝿い!と感じる! 用途がさすがに業務用で仕方が無いか、と素直に天板を開けてファンのケーブルを引き抜いた。30分程度暖めながらセッティングを開始し、早速視聴してみた。すると如何だろう?

 じっくり聴き比べた結果、PS-A152 1台 < PS-A152 2台 < PS-A300 という結果となった。何が如何違うのか?・・・一言で説明するとなると、「余裕」?・・・。 長時間大音量で音楽を聴いていると、じわじわとしんどくなるが、出力容量が大きくなる分、それらが和らいでくるのは確かである。 逆に小さな出力のアンプで音量を大にして聴くと、どこかに無理があり、それらが違和感となり身体から伝わって脳に受けてしまうことで条件反射的に、「アンプの電源を切れ!」ということになるのだろう。

 また音楽を聴くのが楽しくなり暫く使用してみることにした。 オーディオ機器を販売している知人曰く、業務用と一般家庭用のオーディオを一緒に売ると両方売れなくなる、と言っていたのがここにあると良く解かったような気がする。

ステレオ定格出力 : 300W+300W (20〜20kHz,0.1%,4Ω,EIAJ) 

BTLモノラル時定格出力 : 600W (20〜20kHz,0.1%,8Ω,EIAJ) 

消費電力 : 490W 300W+300W(8Ω) 

定格出力時 : 705W 

電源 : AC100V,50/60Hz 

サイズ : 482(W)×431(D)×135(H)o 

重量 : 20.5kg 

希望小売価格 : 267,750円

Victor VOSS パワーアンプ PS-A2002 定価 157,500円 (税込) A061

 これまで業務用パワーアンプ、PS-A152、PS-A300、を使用してきて、セパレートというスタイルに、パワーアンプの余裕の駆動力というものが音に大きな変化を与えるのは充分に感じた。しかし業務用途とした構造ゆえ、静かな室内で聴くときのあのファンの音が鬱陶しいの何ので大変耳障りだった。そこで、これらを解決してくれる業務用ファンレスアンプがこの PS-A2002 だった。

 これを1ch入力1ch 出力で2台使うと、400W×400W になる。これをフルで鳴らすと勿論家庭用スピーカーは一瞬にして爆発してお陀仏となる。しかしこんなパワーは必要ないと思うが、試聴した結果・・・・

 一言では、「太い!」 まるで後方のサラウンドスピーカーを鳴らしているかのように、左右から音が回り込んでくる。もう演歌もディスコもオペラもロックもクラシックも聴きまくって、しびれまくりという感じだが、長時間にわたって脳に刺激を入れたものでかなり疲れる羽目に・・・・・

 次は1ch入力2ch 出力×2台として、バイアンプでスピーカーに繋いでみた。聴く前の予想では、更に良くなるのではと思ったが、逆に元気がなくなった感じだった。車で例えれば馬力とトルクといったところで、ある意味、馬力は小排気量でも回転を生かしたターボ車などで充分引出せるが、トルクだけは大排気量のエンジンには低速時ではどうしても敵わない。 つまり業務用パワーアンプでは、家庭用スピーカーごとき、余裕の「よぉ〜しこちゃんよぉ〜」でドライブできるため、小音量でもあらゆる音が飛び出してくる。ただ、バイアンプにしたときは、半分以下の出力で2分割にしてしまうため全体的なパワー感が無くなったと感じさせたのかも・・・・・

 ところがぁ・・・・・

 このパワーアンプ、前面に可変ボリュームがあるため、USB-DACのアナログ出力から直接繋いで鳴らすとどうなるのだろか?・・・・・やってみた!

 [PC] → [USB DAC] → [SP]で鳴らしてみると、来るわ来るわでストレートに音が来る!・・・一瞬、もうこれ以上何もイランやろと感じさせられてしまう!。間に余計なものをつなげない分、様々な音がスッキリと抜けて飛び込んでくる! これなら、下手に高額なアンプを買うよりず〜〜〜といいかも!

 でも、もう一回ぃ・・・・・

 間にAX-V8000を入れて聴いてみると、別に劣ることは無く纏まりが感じられこれはこれで良い音だ。これを言葉の上だけで表現するとすればどうだろうか?・・・・・ 例えば、素顔がとても綺麗な女優がいたとする。この人を近くで見ると粗も見えるがそれがまた良い所でもある。しかし化粧ファンデーションで拭った後であればどうか。木目細かく粗も隠されるが、それはそれでなお良いと言った具合だろうか。後は見る者の、いや聴く者の好みによるだろうが、途中何も入れることなく化粧をしなくても、このパワーアンプ単体だけでも良い音が聴け、高額な出費も避けることができるということだ!

回路方式 :パワートランジスタピュアコンプリメンタリプッシュブル

定格出力 :
120W×120W(40Hz〜20kHz、0.1%、8Ω EIAJ)
200W×200W(40Hz〜20kHz、0.3%、4Ω EIAJ) 
1ch 400W (40Hz〜20kHz、0.3%、4Ω EIAJ)

全高調波歪率:
0.3%以下(40Hz〜20kHz、4Ω、200W×2)
0.1%以下(40Hz〜20kHz、8Ω、120W×2)

周波数特性:20Hz〜20kHz ±0.5dB

クロストーク:60dB以上(20kHz)

SN比:100dB以上(IHF-A 入力短絡)

入力感度:+4dBs (0dBs=0.775Vrms)

電圧増幅度:28dB

入力インピーダンス:10kΩ以上(電子平衝)

電源:AC100V 50/60Hz

消費電力:300W(電気用品取締法)、8Ω定格出力時 450W

サイズ:482(W)×396(D)×88(H)o 

本体重量:13s 

定価 \157.500(税込)

Victor VOSS パワーアンプ PS-A2004D 定価 288,000円 (税抜) A062

 かわって増幅方式 :D級増幅方式とした、簡単に言うとデジタルパワーアンプ!業務用パワーアンプも徐々に進化を続け更に低発熱・低消費電力になってきた。複雑な事はさておき、ここから出てくる音がどうなのか、また一般家庭用との比較ではどうなのかが重要である。

 実際、冷却ファン付のPS-A152/PS-A300 では、家庭用としての使用時ではファンの騒音がネックになり、小音量時ではかなり気になるのでファンの配線を引き抜いて停止させ、その上での使用だった。業務用アンプは、大音量時でのパワー感はがあり、音質もさしあたって不満要素は無かったが、それと比べ小音量時では、音質がどこか僅かに劣っている感があった。ところが、PS-A1004/PS-A2002 ともなると、ファンレスモデルにもなり、また小音量時でも気になる部分を見せず、何年経っても不満無く力強く稼動してくれている。

 しかし、上には上があるもので、と言うよりも、より上品と感じさせるもので、このPS-A2004Dを鳴らすと、音楽を鳴らしている流れの中で何処かさらに静けさを感じる。この「静けさ」と言う言葉も、過去に機種が変わる度、何度使ってきたことか、でもそう感じるから感じるのであって、嘘ではない!では以前のアンプは本当に静かだったのか?勿論段階の過程の中で比較上そう感じたのである。

 それともう一つ感じた事、それは業務用アンプは癖を持たない。家庭用ではマランツのプリアンプにデノンのパワーアンプを繋げると、デノンの音が付加される。またテクニクスのパワーアンプを繋げるとよりスッキリに鳴ってしまう。などと言うように癖が幾分か出てしまう。しかしこのビクターの業務用アンプは、元のプリアンプの音を残したまま素直に増幅しているようにも感じる。そう考えると、業務用機器はあらゆるコンサートホールや会場など使用環境は様々で、その環境に適した音は、イコライザーやエンハンサーなどを利用して人的に調整をしている場面を見かける。そういうことも踏まえ、逆に癖があっては駄目という感じもするし、その方が良いということも。

 この時点で、現在 Nakamichi IA-1z に繋いでいるが、ナカミチの感じる音を残したまま、単体よりもスケール感とパワーを感じ、よりクリアで木目細かさまで増している。また違った音を聴きたくなると、ビクターの AX-V8000のプリアウトから繋ぎ、繊細で上品な音は残したまま更に余裕のパワー感で楽しむなど切り替えたりして使用している。最大で 400W×2ch のパワー感、と言ってもせいぜい20W程度しか出していないとは思うが、トルク感というか、コンプレッサーがかかった様な図太い押出し感も納得である。

 そうしてここ暫くはこの状態で音楽を聴いている。プリアンプ側が2種類あるので飽きたらナカミチまたビクターと交合に聴く状態で、たったこれだけでいつも新鮮に聴けてしまう。たまにショップのオーディオブース等で、新製品の視聴に立ち寄るときもあるが、「フーン・・・・・」と言う感じで終わってしまい興味が沸かないが殆ど。とりあえずこれで過去に一杯楽しませてくれた機器たちとは全ておさらばとなった。

●増幅方式 :D級増幅方式
●定格出力 :
120W × 4 (20Hz〜20kHz、0.3%、4Ω EIAJ)
200W × 4 (1kHz、0.3%、8Ω EIAJ) 
2ch 400W × 2  (1kHz、0.3%、8Ω EIAJ)
●全高調波歪率:
0.3%以下(20Hz〜20kHz、8Ω、120W、22kHz LPF ON)
0.1%以下(20Hz〜20kHz、8Ω、120W×2)
●周波数特性:20Hz〜20kHz ±1dB(8Ω、1W出力時)
●クロストーク:60dB以上(20kHz)
●SN比:95dB以上(IHF-A 22kHz LPF ON 入力短絡)
●入力感度:+4dBs (0dBs=0.775Vrms)
●電圧増幅度:28dB
●入力インピーダンス:10kΩ(電子平衝)
●電源:AC100V 50/60Hz
●消費電力:510W(電気用品取締法)、8Ω定格出力時 670W
●サイズ:482(W)×363(D)×88(H)o 
●本体重量:9s 

定価 \288.000(税抜)

PHILIPS AV1002 定価 160,000円 (1989年頃〜発売) A063

 側面に重量級鋳物の塊を固定、2基の銅メッキで囲い込んだ内部スタイルは、最近のオーディオ機器では殆どお目にかかれない豪華な構造となっているフィリップスのAV1002。本体はフィリップスジャパンの日本製造品で丁寧な作り込み。このアンプの基本構成はCHANNEL 1/2/3が存在し、6箇所の入力、6個の50wアンプ、6箇所のスピーカー出力ができるようになっており、背面のBTL切り替えスイッチにて、100Wの3ch出力にも変更できる仕組み。また、フロント面にボリュームと有効無効可能トーンコントロールつまみを装備しているためプリアンプ無しでも利用可能となる。

 音質は部分的な主張を出さず、柔らかいヨーロッパテイスト。BTL接続では更に立体的にフワッと落ち着いた拡がりを見せる音質で、スピード感を重視する様なヘビーなロックでは不向きな感じを受ける。

 このアンプを見て思ったが、側面の鋳物の塊の意味を成しているのかどうか。業務用パワーアンプは確かに電源トランス部からジーッと振動が出ている。そう考えるとこの家庭用アンプは丁寧な作りこみをしているし、然程振動は伝わらない。そこでパワーアンプの前に目隠しをしてトランスの振動のせいで音が悪いと見極める人が居るかぁ?もしそのような人が出てきたら「あなたは凄い」と言ってあげたい。そんなこんなで、Victorの業務用との比較では歯が立たず、落ち着いた系のアンプだった。

商品名: AV1002 
発売時期: 1989年頃

定格出力 (20Hz〜20kHz.THD0.03%)

ノーマル接続時 (6ch)
フロント: 50W + 50W (6Ω)
センター: :50W + 50W (6Ω)
サラウド: 50W + 50W (6Ω)

BLT接続時 (3ch)
100W + 100W + 100W (6Ω)

周波数特性:
ノーマル接続時 10Hz〜100kHz -1dB
BLT接続時 10Hz〜80kHz -1dB

SN比(IHF-A):
ノーマル接続時 110dB
      BLT接続時 104dB

電源:AC100V 50/60Hz
消費電力:250W
サイズ:454(W)×339(D)×150(H)o 
本体重量:18.5s 

販売時定価 \160,000(税別)

「タイタニック in コンサート」 フェスティバルホール生演奏の感想! S席 9,800円 20016年4月 A064
 タイタニックのサウンドトラックは、ジェームス・ホーナー氏が作曲し、主題歌をセリーヌ・ディオンが担当、その他作曲した映画音楽の中では、スター・トレック、ブレイブ・ハート、トロイ、アポロ13、アバター、レジェンド・オブ・ゾロ、ロケッティア、エイリアン2、等などハリウッド界では横綱級の有名な作曲者でもある。特にこの人が作曲した「スタートレック II カーンの逆襲」では85年頃だったかLPレコードも購入し、何処でどんな楽器が鳴るかなど覚えてしまうほど聞きまくっていた。宇宙空間に音は無いのだろうけど、何故か見事に宇宙空間の広大さを音で表現している見事さに感動した。またこの音はどのような楽器で鳴らしているのだろうかなどの表現の仕方も大変興味があり、一ファンでもあった。ただ残念な事に2015年自家用機墜落事故にて61歳没となり本当に惜しい方でもあった。

 このライブではイギリスの指揮者ニール・トムソン氏が担当、演奏は大阪公演・関西フィルハーモニー管弦楽団、東京公演・東京フィルハーモニー交響楽団。ボーカルはアリス・ザワツキーが担当している。

 先ず感想前に一言、このシネマコンサート・スタイルの鑑賞の仕方、捕らえ方によって、良し悪しの問題はどうなのか、このようなデジタルとアナログのコラボスタイルを鑑賞するのは初めての経験であり、最初のイメージでは、演奏が主であり、その合間の処々に映像イメージを流すのかと思っていた!you tube にて検索参考、[James Horner - Hollywood in Vienna 2013]、の様なスタイルかと。個人的にはタイタニックよりスタートレックの方が好きなんだけど・・・・・まぁ人集めではタイタニックの方が。。。

 そして開演し、まず21世紀フォックスの出だしファンファーレから始まったときには、生の音質にワクワクして聴き眺め、フルオーケストラは良いなぁと感じていた。そしてタイタニックの映画の上映が始まり、それに合わせてコーラスと演奏が始まる。しかし、映画の効果音は演奏ではなくスピーカーから出てくるではないか!ドーン・ドーンとスピーカーから強く太く・・・・・うそやろぅ?。ひょっとして映画をまるまる上映するのか?・・・そう以前に映画館で見て、家でDVDで見て、おまけにTVで吹き替えでも見て、今回でたぶん4回目かな、となり、どうも上映するみたいな気配。この映画3時間半ほどあるのにやるンかいな?結局映画を全て上映となり、6時半開演から終わったのが10時半前頃だった。

 ここで、指揮者の前にはモニターが設置され、演奏が無い3分の2ほどは、丸椅子にぽつんと淋しそうに座り、モニター内のタイタニックの映画をジーッと見ながら待機。演奏が始まる前にモニター画面に合図として、左から白い縦ラインが右へ走ると指揮者は立ち上がり、緑のラインが流れてくると、そこで指揮棒を振り始めるという仕組みだった。普通の演奏では一曲づつ拍手を貰う筈なのに・・・・・

 さて、視聴感想であるが、先ずスクリーンは映画館ほど場内真っ暗ではないので、比較的鮮明ではなくクリア感が乏しい。また、映像にギザギザ感も在り解像度も良くはなかった。映画部分の音声は、フロント2chだけのようで、後方サラウンド効果は無い感じ、映画館のような側面後方からの臨場迫力感には欠ける。しかしスピーカーからの音はかなりの低音が出ている!さてここが大問題!そのせいで折角の生演奏の低音がぁ、もうはっきりと沈んどるやないかぁ!100人近い大演奏が、スピーカーから出るデジタルの音に押され負けしている。これはもう大変残念!特にクライマックスの船が沈没して行くシーンでは、爆発・振動・騒音が最高潮に入るため、生演奏が完全にヘッ込んでしまうという事態。もう既にスピーカーから出るデジタルの低音に耳がなれ、演奏者の大太鼓担当はドドン・ドドンと一生懸命に汗かき叩いているが、遠くのドラムの太鼓レベルにしか感じない!これって何なん・・。フルオーケストラ+映画=倍増+αを狙ったと思うが、折角のよい部分を互いに消しあって、評価半減にしてしまっていた。

 ここで本来、フルオーケストラの良さについてだが、やはり、「サウンド・オブ・サイレンス」の言葉のように静けさの中にも音があるみたいに、音が鳴る直前で演奏者の身体が動き始める時にも音を感じ、コントラバスやチェロには広大さを感じさせる様な低音の存在がある。またフル演奏時から音が一斉に止まる瞬間では、余韻がホールに空気感として流れ漂う。このような静けさの余韻は超大事な部分でもある。のに!!!!!これを映画部分の台詞や背景の効果音等が邪魔をし、殆ど感じられなかったところの残念さが大きい!。また映画の方を一部じっと見てしまい、「えっ?今演奏してたん?」のように演奏の方を勝手にバックグラウンドと捉え、忘れてしまうということも。このようにこのコンサートスタイルには大きな弱点が見えてしまった。

 しかし悪い所ばかりではない筈!という見方を探すがこうだ。音質は別として、フルオーケストラの音よりも、スピーカーの音の方が勝り、どっちが主役や!という事が解かった。えぇっ?これって一体どういうこと?そう、こういうことなんよ。で終わってしまう。デジタル音源→アンプ→スピーカーの音も捨てたもんじゃない!生のフルオーケストラの迫力を沈ますインパクトを持っていたということ。ただコンサートは初めて見た!という人にとっては、きっと感動しているはずだと思う。最初の始まる瞬間のフルオケ演奏の音と、大部分は映画のストーリーの方に。・・・指揮者の淋しそうな後姿は「俺は主役と違うンか?」・・・

 最後はセリーヌディオンが 「Hymn to the sea」 を歌う部分があるが、これも誰かが歌うのかな?と思った矢先、確りと歌手の方は用意されていた。この時点では映画は終了し、監督・音楽・出演者等の字幕が上へ流れる部分なので、このときばかりは静けさと響き余韻は伝わって来た。ただ、低音については映画部分で強い低音を受けていたので、フルバンドの低音が最後まで薄れ感じたままだった。そして「字幕 戸田奈津子」の表示が出て、上映演奏共に終了した。案の定拍手喝采となり「ブラボー」とか言ってる人もいたがその人はきっとどこかで感動したのだろう。それとも社交辞令なのか、はどうでもよいが。しかし観客のために一生懸命演奏をして頂いたお返しとして拍手は送ったが、上映演奏時間4時間弱も聴くと、アンコールをしたいかぁ、が正直なところだった。

 コンサートを終えた後の感想はと言うと、やっぱり映画は映画館で見たほうが感動もするし迫力もあるよ!オーケストラは音というものに対して、視覚聴覚の邪魔になるものが無い場所で聴いた方がエエよ!というのがよ〜く判った。では、このようなコンサートがあれば、また見に行くかと聞かれれば、きっと見に行かないだろう。

 ではここでいつもの比較!今回のコンサートと、家で使用するAVアンプ等の装置での視聴、ではどうだろうか。そらあんたスケール感が違うよ!でもね、家で楽しむのも、小じんまりながら、なかなか本番のコンサートに近いものがあるし、何といっても、より取り見取りで好きなときに好きな一流どころの歌手や演奏、好きなアイテムで視聴が可能!何といっても途中で止める事もでき、続きは明日!トイレの我慢、混雑にも遭遇しない、咳ばらいもくしゃみもインフルエンザも気にせず居られる。そこで今回のデジアナコラボ・コンサートは少々不満も残ったが、偶には気晴らしにでも!やっぱりイイヨッ!
 タイタニック in コンサート LIVE 2016

大阪公演・2016/04/05 (火) 06(水) フェスティバルホール
演奏:関西フィルハーモニー管弦楽団
S席:9,800円 A席:8,800円

東京公演・2016/04/10 (日) 東京国際フォーラムホールA
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
S席:9,800円 A席:7,800円

作曲:ジェームス・ホーナー
指揮者:ニール・トムソン
ボーカル:アリス・ザワツキー
コーラス:リトルキャロル(東京公演) [大阪] Human Note
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