野良猫日記  其の八拾参

占領する者、される者!

2006年02月05日 早朝

隣が暖かいと思えば?

いつの間にか!

「この中ぬくいなぁ!」

と布団の中!

外では、寒い中

若い野良猫がたくましく

ゴミをあさっている!

そして隠れる!

ダイも昔は同じだったはず!

しかし、現在!

「ぬぅっくいわぁ!」

っと、まだおる

お前汚いから出ろっ!

「いややぁ!」

そして夜!

「樽猫の術!」

とばかり、樽の様になって

石があろうが砂があろうが

濡れていようが引力に従って転がる!

「冷えるわぁ!」

「あ〜さぶいさぶい!」

「ふぅっ!」

ぶるぶる

・・・

「あかん」

「さぶい」

猛ダッシュ

2.3秒っ

早いっ!

帰るなり

「ガリガリパクパク」

「ごっつあん!」

舌を出したままジーっと見つめる

考え中!

「遊びに行けへんかぁ?」

「行けへん」

「行こうやっ!」

「行かんって」

「さよかっ!」

そして朝

横を見るとまた!?

「んん〜んっ」

っと、腕の筋肉伸ばしとる!

場所替えさせると

即、丸虫になる!

日に日に汚い!

そして夜

「何してるんや?」

「さぶいなぁ!」

「あ〜さぶっ」

「めし」

そしてまた朝

占領しとる!

「出ろっ!」

「いややぁっ!」

「なぁっ、この場所、俺にくれやっ!」

「あかん!」

「そうか、あかんのんかぁ」

「ほなお休み!」

「こらっ!」

また外に放り出すと

「さぶい」

と、丸虫になる!

こんどは、こんな所で!

「何してんの?」

「さぶい」

「Goooooo」

そして外では、

何かがいる?

ダイは知らん顔

「痒い!」

「痒いっ!」

チラッとピンクの物体を見て!

そしてテクテクと

歩いて行く!

「痒い!」

また見た!

「このさぶい時に」

「何で風呂やねん!」

「連発で掻いてるからや!」

「さぶい」

「ブツブツ」

「・・・」

「ほれっ、さぶいからタオルかけたろ!」

「いらんわい!」

やっぱり!

ピンクの物体が移動している!

ダイの仕業か?

これは

捨て猫ならぬ

ノバならぬ、野良ウサギだ!

「なんじゃぁ、あいつ!」

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