2006/02/02

真夜中に裏路地で

大声と共に

取っ組み合い！

延々と腹蹴りを入れるダイ！

そして

もがき苦しむチャボ！

はずれたっ！

息が荒く

うなり啼く！

オ"ア"〜ン

と

ふあっふあっふあっ

連発腹蹴りが効いたのか？

チャボは声も出ず！

後退り！

そして目をそらし

逃げた！

10分後

息を荒げて帰ってきた！

見事に蹴りむしった毛が付着している！

ただひたすら水を飲む！

目一杯、息ができないくらい

思いっきり顔を突っ込む！

落ち着いたか？

左足も毛だらけ！

両足で蹴り入れしていたのがよく解る！

尻尾は太くなり！

身体中の筋肉は膨張し

引き締まって

一回り大きくなった様に見える！

ダイには前歯が一本も無く

牙も1本かけ、大きなハンディがある！

野生動物にとっては大変致命的！

だが、ダイだけの必殺技があった！

抱き付く力が異常に強く！

胸を噛ませて、腹蹴りを連発する！

通常、猫社会の強弱尺度として

身体を横向けに背を高くし、

大きく見せようとする！

尚且つ高い位置から

更に大きく見せ、腰を下ろした猫は

一目散に逃げる！

次は逆に

小さな猫が高所から大きい猫を

見下ろすことによって

大きい猫が逃げてしまうといった

猫社会の常識があるみたいだ！

しかしそんな常識はダイには

ない！

体を横にむけ大きく見せようとすると！

ダイはすぐに腰を下ろす！

しめしめと

油断して更に攻め入ると

ひっくり返されて！

連発の肝臓蹴りを喰らってしまう！

←コレ、初めて会った時！

弱弱しくかわいそうにと思っていたが！

本性は

コレだった→

騙された！

汚い！

トイレの世話は無いが

何度体を拭いたことか！

不可思議！

鼻にメンタム塗って

「沁みるわぁ〜っ！」

寝た！

「今日はエエ天気じゃ！」

「あいてててててっ」

「筋肉が痛い！」

早速外に出て

「ブツブツブツ」

「今度、来やがったら

絶対逃がせへんからなぁ！」

「ちゃ〜んと！」

「見てるでぇ！」