野良猫日記
其の七拾四
楽しい独り遊び!
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2005/11/16
ダイの専売特許
転げまわりの術
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案の定、早速腕が茶色い!
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次はどこへ?
考え中!
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朝になれば横にいる!
布団を染色するつもりか?
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かわって花は綺麗く
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秋晴れの空!
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夜になれば、突如とポツリ
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澄み切った明るい満月の下で
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目つきが悪い!
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そして
やっぱり、悪い!
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珍しく
名残惜しそうに
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テクテクと
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まっすぐ帰宅
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だんだんと夜も冷え込み
毛布を出せば遠慮無しに
その上で寝る!
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邪魔やぁ!と一声
目が覚め
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早速、深夜のパトロール準備
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出て行った!
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消えた!
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帰ってきた!
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ジーっと見れば
汚い!
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その顔なんや!
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「えっ?」
えーや無い!
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ふろ行こかぁ!
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そして金縛りの術にかかる!
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2005/11/20
風呂上りの翌朝
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本日は晴天なり!
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気持ちが良さそう!
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知らぬうち、背中にはや
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ゴミを乗せて歩く!
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更に肉付きがよくなり
爪とぎ姿がなおペンギンに見える!
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脚間からヒナが出てきそうな?
よく見ると
スパイクのように踏ん張っている!
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さて、今日はどんな独り遊びをするのか?
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早速始り!
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おっ!誰か来た!
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近所のおばちゃんだった!
しかし
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ダイは道の真ん中でそのまんま!
おばちゃんの方が避けて通る事態に!
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これも野良猫の道理なのか?
いや違う!こいつが図太いだけだ!
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そして何も無かったように!
花をじっと見ている!
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綺麗!
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こいつはまだ、汚くは無い!
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ずんぐりむっくり!
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昼寝!
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夜寝?
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2005/11/21
あんな所に
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どこへ行くのか?
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こけたっ!
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ゴミの流れ込むへこんだ場所で
こけまくる!
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とその矢先
突然、尻を振り出し!
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ダッシュで飛んで行った!
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気になり見に行くと?
「なんや、ついて来たんかいな!」
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「残念でした、な〜んも無いでぇ!」
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単なる猫の独り遊びが
また人間を動かした!
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「ヒヒッ!おもろいわ〜っ!」
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からかいやがってと、
人間が勝手に思うだけで
猫はただ独り遊びを
楽しんでいるだけである!
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次はどこに?
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草を食べだした
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そろそろお腹に毛が溜まってきたのか?
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「おっ」
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「なんと、足の短い犬!」
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「いろんな奴がおるわい」
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「・・・」
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さて、そろそろ帰るか?
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しかし
まだ遊び足らない目をしている!
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