野良猫日記 其の弐拾参

新たな侵入者!

2005/05/15 早朝

朝も早から外が騒がしく、

またコテツか?と思いきや?

違った!トラ猫の「チャボ」だった!

また何処から来たのか?

大事にならなければよいが。

これ以上、ダイが傷だらけになっても困る?

しかし、行こうとしている?!

尻尾が膨らんだ!

やっぱり!

早速始めた!

にらみ啼き合い延々と5分間

決まったか?

「・・・あさって向いたまま」

動いた!

ダイが自ら、そ〜っと離れていった!

「・・・」

(もっこりと結構可愛らしい。)

お互いに

観察している!

行った!

すぐに後を追った!

また仕掛けた!

にらみ啼き合い3分間

なるほど!?身体横向けたら

戦意喪失なのかな?

またダイが離れていった!

終わったかな?

いやっ

また寄って来たが!

ダイのにらみに硬直し、

そーっと、振り返り

戻って、今度は水路のある方へ

同様に!

水路に上って観察!

「離れて行ったか?」

いやこっちに来た!

また接近!

更に、にらみ啼き合い3分間

がっ!

身体を横に向け

そ〜っと腰を落として

離れて行った!

もう諦めたかな?

再度お互い観察!

いや、また寄って来た!

ダイを本気で怒らすぞ!

ほらッ、ダイの声が大きくなってきた!

「ええ加減にせんかい!」

とばかり、とうとうダイが怒った!

にらみ啼き合いが続く!

「どうするんや!」

「まだやるか!」

後退り!

「ほんまにぃ!」

「懲りずにまだ・・・」

「・・・来るんかぁ?」

「だるまさんがぁ」

「転んだ!」

「そこでジッとしとれ!」

「ホンマ疲れるでェ!」

「もう来んなよっ!」

「ちゃんと、見届けたるから・・・」

んっ?

「まだ、わか・・」

「・・らんの・・」

あ〜っ!」

ダッシュで逃げた!

「ほんまに」

「おいっ!」

「はよぅ、どっか行けっ!」

「チョッと待って〜な!この先行き止まりで・・」

お互い怪我なく!

「あーのど渇いた!」

おとなしくしていても、

色々と外部から災いがやってくる!

それを避けては通れない

ここにも野良猫の道理があった!

来る者に対しては徹底するが、去る者には

逃げ場を与え、必要以上に深追いしない!

「窮鼠猫を咬む」の意味がよくわかる!

帰れば何もなかったように顔を洗い!

仕事が終わって

反対側も顔を洗って

ただひたすら寝る!

 人は、猫の手も借りたいと言うが、猫は猫なりに何かと忙しいもの!いざという時の為に体力を蓄える睡眠が必要だと!

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